tour report
ジンベイザメ
1998年1月にイントラ仲間とダイブクルーズのモニターで、モルジブに行ってきました。今までドイツ人向けのツアーしかしてなかったボートだったのでこれから日本人向けのサービスをする上でどうすべきかをわれわれイントラがまず体験してそれで日本人向きにはどうしたらいいかを意見を述べるホントのモニターツアーでした。そのため、リクエストし放題でやらせていただき大変面白いツアーとなりました。
 通常、クルーズは北マーレを起点にして南マーレ、アリ環礁という順番で周って行くのですが、日程的に正味ダイビングができるのは5日間しかないので最後にアリ環礁だと時期的に最高のポイントに入れなくなる可能性が高くなるので、アリ環礁から攻めていきたい、とリクエストして1日目を移動日にして長駆して2日目からのダイビングとしました。
 ダイビング初日チェックダイブにアリ環礁でジンベイザメの遭遇率No.1のポイント「ディフィシベル」に入りました。ガイドによると遭遇率は40%ほどということだったので1本目で遇えなかったら2本目もここで入ろうということで入りました。チェックダイブしている最中に私たちの後方を悠々とジンベイザメが通っていくのにみんなが気づいてもうパニック。全員ジンベイ目掛けて突進。特にビデオを持っていた2人(私も)はまるで何かに憑かれたかのように全力疾走。追いつけるわけもなく横につくのがやっとで、すぐに遥か遠くへとジンベイは消えていってしまいました。気が付くと残圧はもう30しかなく他のダイバーに上がるサインを出してあえなく浮上。27分のみのダイビングでした。あがってからのみんなの喜びようはすごかったです。ガイドもこのポイントでジンベイにあったのは数回程度しかなく、「いきなり狙って一発で遇えるなんて君たちはラッキーだ。」と言われました。一本目にジンベイに遇えたので二本目は違うポイントにしよう、ってことでマンタ遭遇ポイント「マティバル」になりやっぱりここでも一発で6枚のマンタを見ました。3本目は「ドーンティラ」でビデオを持っていた二人がみんなと逸れて仕方がなく浮上、ダイブアラートとシグナルフロート(お役立ちグッズ参照)を使ってボートにピックアップしてもらう事に。
とび込み
 翌2日目、私たちと一緒に入っていたクルーズのスタッフの知り合いの方がダイビング中に意識を失い全員で的確な行動を取り緊急蘇生で息をふき返しリゾートに搬送して、事なきを得ました。このとき何人もイントラがいたのが幸いしました。この経験はスッゴクためになりました。そのあと、一本目で入りきれなかった「クダラティラ」に入りました。今までに経験したことのない激流に一同絶句、自分の体を維持するのに岩に捉まっていても流されていくぐらいで、ツバメウオでさえ流れに対して横を向いた瞬間流されてしまうほどでした。他、南マーレのクラブメッドのちかくのハウスリーフ内でナイトダイビングをしましたが2人に一本ほどしか水中ライトがなかったのですが透明度の抜けがよく全然問題なし、でした。さすが、モルジブはいい。
 それから、何の制約もないのでローカル(リゾートの近くにある現地の人の住まい)の島に行ったり、現地の踊りを体験したりしました。なかでも向こうの子供たちの顔は目鼻立ちが整っていて美人ばっかりでした。最終日にマーレに戻り土産モンを買いに行きましたが、日本人を見るや否や現地の人が寄ってきて「安い店知っているから、そっちへ行こう。」と話し掛けてきて邪魔でしょうがなかった。買い物のコツとして一個単位で値段を聞くより、何個単位で買うから幾らにしてくれる?って聞いたほうがまけてくれます、ほぼ最初の言い値より1/4ぐらいになるので粘って交渉をしてください。1枚20ドルのTシャツが5枚で20ドルになったりするんで。
 今回のツアーはクルーズだったのでヨーロッパ圏の人は優雅に読書や日光浴で充分余暇を楽しむんですけど日本人の性、ずっとボートで一緒だし、することも昼間はダイビングか日光浴、夜は食事か寝るか、モニターの感想を話し合うか、これぐらいしかないので、ヒマ潰しに苦労しました。そんなことでみんなでいろんな娯楽を考えて上の写真にあるようにボートから海に飛び込んで楽しみました。最初は度胸試し、って感じでしたがどんどんエスカレートして大阪人気質のどうやって面白く飛び込むか、に発展していき何度も腹、背打ちしながら楽しみました。日本ではなかなか流れ星が見れませんがここではホント、願い事のなくなるほど流れ星が見れます。 そんなこんなで、いろんなハプニングに遭遇したからこそ、一緒に行った人たちとの仲間意識が高まり結束して楽しもう、といういいツアーが出来上がりました。 
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