紀伊大島ブルーウォーターツアー

2010年8月21日

参加者:ひではる、ゆっこ、ほか2名

ブリモドキ
何かを予感させる登場
当サークルのブルーウォーターダイビングツアーは昨シーズンは不発に終わりました。
それで須江ダイビングセンターさんのB-LOGにてヒット率の高い月をリサーチ。
そして、ツアー日程を決定しました(*^-°)v 。
猛暑だと言うこと以外、気候は安定しています。
ただ、波浪予想ではいくぶんか波はあるものの出港できないほどではないので安心して当日を迎えることができました。
今回参加の方々は全員100本超えのけっこうなタフなダイバーさんばかりです。
予定通りに現地に到着。
しばしの休憩の後、1本目は通常のボートダイビングということで黒板に書かれたポイントマップをもとにブリーフィング。
皆、ログブックを手に集合。
こう熱心に聞いてもらうブリーフィングは初めてなので照れますね。
1本目「6:40(シックスフォーティー)」。
外洋でありながら5分で到着、いち早く器材を装着してエントリー。
入った瞬間に潜降体勢に入ったのですが、気がつけばボートの後まで流されてます。スイッチを入れ替えて蹴りだして集合場所へ。
全員揃ったところで、ドチザメのいるはずの場所へ。
水深30mぐらいで陽炎が見えます。そこに一気に入ったらやはり、ヒヤっ。
それをガマンしつつ、ドチたちを捜し求めましたが、ここんとこお留守にしているそうで、蛻の殻でした。
仕方なく水深を上げて巨大な塔をつたって移動を開始。すると巨大なアオブダイのオスがメスを追っかけて猛突進。私たちに危うく衝突するんではないかというぐらいに駆け抜けていきました。
ここの見物はやはり群泳。
イサキの群れが塔の間を沿うように泳いでいきます。
それを堪能して安全停止をしっかりしてから上がりました。
イトマキエイ
イトマキエイ乱舞
次はメインのブルーウォーターです。
その前に第一教室で今回のガイドの倉田さんより、「ブルーウォーターダイビング」のブリーフィングです。
安全、快適なダイビングのために必要なことです。
今回いっしょに同船する人たちみな初めてみたいでやや緊張した面持ち。
さて、器材をボートに積み込み、さぁ、出港です。
今回は30分ほど走った潮岬沖3.2マイル。
黒潮がかなり近付いてきているらしく、外洋に出た瞬間に海面の色が群青色に変わりました。
そして、エントリー地点に到着、順序良くエントリー。
しかしながら、黒潮らしい吸い込まれそうな碧さがなく、浮遊物が少し多いようです。ちょっとした不安を持ちつつも潜降の合図。
ゆっくりと潜降をはじめ、とりあえずはコントールバーに掴まってでしばらく流されていましたが、皆余裕が出来てきたのか、徐々にバーから離れて各自無重力体験を満喫していました。
そこへ、ブリモドキが現れ、私たちダイバーに主を捜すかのように右往左往。
そして、私たちから離れて行った方向にかすかにイトマキエイの姿がうっすらと浮かんできました。
ほんのひと時のあいだでしたが、とりあえずイトマキエイに出遭え満足していたところ、今度ははっきりくっきりと見える位置どころか、私たちの周りを上下左右に旋回し出しました。
それもたっぷり15分ものあいだ私たちに写真やビデオをちゃんと撮れよ、といわんとばかりにずっといてくれました。
ちょうどブリモドキが出てきたあたりから透明度も増して最後にはブルーウォーターらしい碧さになっていました。
このほどの長時間堪能させてくれて皆ボートに上がった瞬間に拍手喝采でした。
今までで最高のブルーウォーターダイビングとなりました。


須江ダイビングセンターさんでは、9月いっぱいブルーウォーターダイビングを開催されています。
是非、皆さんもこの体験をしてみませんか?
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