柏島ツアー

2013年 9/14-15 

参加者:ひではる、shiro、たぁ、ワッキー、よこやん、さっちぃ〜

参加のみなさん
台風シーズンですねぇ、しかも週末に天気が崩れる悪いパターン。
しかし今年の柏島ツアーは違っていた。
私の都合で開催できるかどうか分からず、日程だけしか決まっていない状態でしたが、皆さまからの「柏島ツアーするんですか?」と夏前から問い合わせを結構いただいていました。
その度に、「もう少しお待ちくださいm(_ _)m。」と返答しておりましたが、お盆前に私の都合がつきました。お盆のツアーのときに、shiroさんから「柏島ツアーは?」の問いに「まだ柏島の詳細ページ作っていませんので、良かったらリクエスト希望を選んでもらって、柏島ツアー参加希望と書いておいてください。」
即行、shiroさんから参加表明があり、参加フォームのほうに柏島ツアーを追加したところ、あっちゅう間に定員いっぱい。
キャンセル待ちがでるほどに。
──柏島ツアーが6年ぶりとあって、ツアーへの期待度、ハンパない。──
ツアーを開催できてない間にDSでは、自前の宿泊施設「クラブハウス」を建設。
──前回のツアーの際、提携民宿の非協力的な対応があって、ツアーを1日早く切り上げるハメになりました。──
一段と便利になりました。
柏島はよほどの嵐でない限り、潜れないことはない、ので安心です。
結局、ツアー開催までにツアー詳細ページ作成できず、参加者みなさんにメールでお知らせする始末>(_ _)<。
さぁ移動
shiroさん撮影
台風18号は、西に向かって進行中。
予想では、太平洋高気圧の縁で踵を返して東に去っていく予定なので遠く四国の遠く西方には、うねりが入る程度、と高を括っていました。
出発二日前にDSに電話したときも台風について何ら話もすることもなく、当日を向かえました。
今回の行程は金曜日の夜10時出発、土曜日のAM6時に大月町の道の駅到着、駐車場にて仮眠ののち、AM8時にDSに到着予定です。
無事全員が揃い、中国道に乗って「これからロングドライブとなります。よく睡眠を取っておいてください。」
と、このまま順調よく行くと思いきや宝塚ICを越えたあたりで電光掲示板に「洲本IC−津名一宮IC 火災通行止
ショック、このまま明石大橋を越えて淡路島の地道を走るか、地道を避けて長駆、山陽道で岡山まで出て瀬戸大橋を渡るか。
ココはナビを信じて瀬戸大橋を選択。
ひたすら山陽道を西下──中国道と違い大型トラックばかりの手荒い運転におっかなビックリで乗り切り、高知道を下りたのはAM3時過ぎ。
そこからはひたすら、地道の旅。
6年前に比べコンビニが増えたせいか、道が明るい。
予定よりも30分ほど早く大月町の道の駅に到着。
ここでしばしの仮眠タイム。
ハナヒゲyg
たぁさん撮影
気がつくとAM6時半、あたりはもう明るくなっています。
トイレをしに車を降りると、いかにもダイバー、って人たちも休憩中──皆時間調整みたい。
四国の地図がデカデカとあって、柏島はそこの中で左下隅のほう──想えば遠くへ来たもんだぁ。
AM8時にDSに到着するように出発。
たぁさんが予習してきた、眺めのいい展望台で写真を撮って道路で繋がった柏島を眺めてから、今日からお世話になる「スクーバハウスK's」さんへ。
器材を降ろして、ログハウスで朝食をかねた休憩。
すると、オーナーの中山さん、マネージャーの松田さんも到着、「ご無沙汰してます、よろしくお願いします。」
それから、常連さんたちも到着。
勝手知ったる、何々で器材を用意してトラックに積み込みです。
シャワー室で着替えを済ませ、ウェットを着込んで用意完了。
薄曇りですが、雨が降らないだけマシです。
港までの移動は、常連さんはトラックの荷台、私たちは特別ハイエースでの送迎です。
港に着くと浮き桟橋に係留された、私たちのチャーターボートです。
6人だけでこの船だとゆったりできます。
タンクと器材をボートに運んでセッティング──誰だぁ、タンクにBCを逆さに付けているのは?──
真新しいデッキの板。
「前よりも板がキレイですね。」
松田さん「そうなんです、先月張り替えたばかりなんです。」
ハタタテハゼペア
shiroさん撮影
1本目「センジハマ」
チェックダイブをかねて浅めのポイントへ。
エントリー後、ブイ下で皆がなにやら写真を撮ってるようですが、水底に着くころには、何もなかったように散り散りに──あとで聞いたところ、ホタテツノハゼだったそうです。
鉄骨にソフトコーラルが付着していて、そこに小魚たちが隠れるようにちょこまかちょこまか。
1本目ということでのんびりダイビングを楽しみました。
DSに戻って冷えた麦茶をいただいての休憩です。たぁさんが「ダイコンの安全停止のカウントダウンが出ないんですぅ。」
見るとやはりフリーダイビングモード。
「サブのダイコンがあるので私のD4を使ってください。」
まだ午前10時過ぎ、昼食は2本潜ってから、ということにしてもらいました。
台風の影響で海況がどうなるかわからないので今のマシなうちに後浜にいきましょうか、ということでどのブイ取れるかわからないので空いているブイ目指すことに。
クダゴンベ
shiroさん撮影
2本目「後浜No.2」
柏島のボートはみな船外機が2機積んでるので、後浜まであっちゅう間です。
ちょうど、No.2、No.5のブイが空いていたのでNo.2を選択。
順番にエントリー。
日差しが射してきて、透明度も上がってます。
全員集合したところで、今回さっちぃ〜さんが50本記念
みんなで記念撮影です。
そして、ここの狙いは、クダゴンベ。
そこを目指してゆっくりと水深を落としていきます。
すると、松田さんが細い黒糸みたいなものを指してます。
近づくと、ハナヒゲygでした。
ずっと出っぱなしで撮りやすいです。
そこからほど近くに水底から2.5m以上あるウミウチワが二連でそびえ立っています。
そこにいました、クダゴンベのペア。
ちょうど二枚のウミウチワの間に隠れるように寄り添っていました──ダイバーのフラッシュ攻撃から逃れるためでしょうか?
このあとゆっくり水深を上げて浅場で散策。
一瞬、ボートが行方不明、ってより流されてます。
仕方なく、みんなで纏まって浮上しよう、と合図を出したとたん、よこやんさんが冷静にあっち、と指さしてくれたほうにボートを発見。水深浅い方が濁ってて見えていませんでしたが、ボートからそれほど離れていませんでした(^_^)。
DSに戻って少し遅めの昼食です。
一時間以上休憩なのでウェットを脱いだほうがラク。
そして、松田さんお手製の中華丼で、食べたい分だけ器に盛って、いただきまーす。
美味しくて、あっという間に鍋がからっぽです。
じゅうぶんな休息のあと、3本目のブリーフィングです。
「何か見たいものは?」に柏島といえばアケボノ。
ということで「ヒラバエ」に決定。
ウェットに着替えて準備開始です。
アケボノハゼ
shiroさん撮影
3本目「ヒラバエ」。
毎度のことながら、お見合い移動です。
器材の準備も万端に出発です。
だいぶと日が傾いてきたカンジです。
エントリーすると、2本目とは打って変わって透明度がグッと落ちています。
アケボノは20m付近か30mあたりにいてるそうですが、まず20mで空振り。
30mでやっとアケボノがいたんですが、一瞬で引っ込んでしまい残念ながら誰もカメラに収めることができませんでした。
目的のアケボノなきあとは、3本目は一番深いプロフィールになったため、浅場へ移動。大きな根のまわりを散策。
岩場になにやら素麺っぽいものがニョロニョロ──イシヨウジです。
さすが柏島、のイシヨウジは和歌山のよりも長い、20cmを超えるものばかりです。
あとは窒素の抜くため、水深5mをキープ。
ゆら〜りゆらり漂いながら過ごしました。
さすがに長距離移動のうえの3本、皆顔に疲労感です。
カツオのたたきの実演
たぁさん撮影
DSに戻って、軽く器材を洗ってお風呂に。
松田さんから「夕飯時に中山が鰹のたたきの実演があるので18:30までにクラブハウスに戻ってきてください。」
ベルリーフ大月のお風呂で溜まった疲れを落としてスッキリ。
帰りに朝と同じコンビニに寄ってアルコールを調達。
1杯目はもちろん、エビスをチョイス。
日本酒コーナーを眺めていると、ワッキーさんが「日本酒おごりますよ。長距離運転の労いですわ。」
「ありがとうございますm(_ _)m。」
みんなでアテが重ならないようにして買い物終了、クラブハウスへ。
ほぼ定刻通りにクラブハウスに到着、女性、男性に分かれて部屋へ。
すると、テーブルの上にはたぁさんが忘れたはずのカメラが。
松田さんが気を遣って持ってきてくれていました。
ありがとうございますm(_ _)m。
荷物を降ろしてすることは、ひとつ──プッシュ、おつかれさまのカンパーイ。
すると、「まもなく鰹のたたきのの実演しますのでカメラを持って出てきてください。」
はぁーい。
オーナーの中山さんが、まずドラム缶に藁をくべて着火。
すると大きな炎が舞い上がります。
長い柄のついた網の上に鰹の切り身をのせて大きな炎に翳しと、藁のいい香りが辺りに広がります。
昔会社の隣が魚屋さんの家だったので、よく窓越に見た光景ですが、間近出見ると迫力ありますね。
鰹のたたきの実演が終わったところで、テラスに上がって夕食です。
まず、中山さんが、さきほどのたたきを包丁で切り分けていただいたのですが、私たち6名に大きいまな板1枚まるまるの量。
私たち6人分のタタキ
たぁさん撮影
そのうえのBBQですから、「NIWAさん呼んどけば良かった」と皆で言い合いました。
おいしい食事に愉しい仲間、ダイバーの夜は長い、、、とはいかず明日を考えたら、睡眠も必要です。
BBQは大皿2枚のうち1枚ぶんしか食べきれませんでしたが、藁の風味と脂ののった鰹のたたきは全部食べきりました。
広い女性陣の部屋に戻って飲み直しです。
部屋にマッサージチェアも置いてあって、ワッキーがそこに座ってるとZzzzz。。。
そうなると、されることは決まってますね、デコに「肉」──ボールペンのインクの調子が悪くて薄っすらと。
こうして夜は更けていくのであった。
翌朝、起きてみるとAM6時なのに薄暗い。
外に出てみるとシトシト雨。
やはりきましたか、それにしても雨降るの早いんじゃない?
ツベコベ言ってもしょうがないので現実を受け入れよう。
朝食はスープにサラダにソーセージ、スクランブルエッグとおにぎりにパン。
自分の好きなだけ食べてちょうど良いカンジ。
食事を終えて、海の用意をしてDSへ。
到着次第、自分の器材をまとめてトラックに。
ウェットに着替えて港へ移動です。
本日は午前中に2ダイブなので他のお客さんよりも早めの出発です。
キンギョウハナダイ
たぁさん撮影
1本目「勤崎」
せっかく柏島に来たからにはピグミーってことでリクエスト。
ポイントに着くと先客が2艘──うち1艘がエキジットし始めてるため、ブイ待ちです。
ブイ待ちしている間に晴れてきました。
皆が「やっぱ、持っていますねぇ」と。
よこやんさんはボートが係留される前から器材を背負って準備万端、ボートが係留された途端、エントリー。
皆待たされた分、一気に入っていきます。
全員集合できたところで、移動開始。
するとアケボノハゼがいました。
今日のは昨日と打って変わって全く引っ込みません。
いい被写体だぁ。
そこからすぐのところに大きなウミウチワがあり、下の方にいました、ピグミーが。
しかも大小が向かい合うように絡んでいます。
一人ずつ撮影させていただきました。
2匹が向き合ってるのって、なかなかないそうで、ガイドの松田さんが「カメラ持ってくれば良かった」と残念がっていました。
そこから、斜めに向かって移動開始。
途中、アケボノのところを横切りましたが、皆がいなくなったところで、shiroさんが一人じーーっと撮影していました。
浅場にくると、一面にキビナゴの大群。
それをブリやメジナが追っかけ倒して映画「ディープブルー」のような臨場感──このポイントではいつもこんなカンジ──です。
あとは、各自撮りたいものを探してのんびりして過ごしました。
港に戻って休憩のため、車に乗り込もうとしたところ、イセエビが打ち上げ?られている。
少し元気はないものの生きています。
松田さんによると「今日からイセエビ漁が解禁なので、引き揚げられたイセエビをカラスか海鳥が横取りして落としたのちゃいますか。」
DSに戻って休憩です。
「次に何を見たいですか?」に
ワッキーさんがDSに貼りだしてある生物写真を見て「コレ見てみたい。」
「ジョーフィッシュなら昨日潜ったセンジハマにいてますよ。」ってことでポイント決定。
モンハナシャコ
shiroさん撮影
2本目「センジハマ」
エントリーして水底で集合したとたん、ジョーフィッシュめがけて移動開始したとたん、20cm大のモンハナシャコを発見。
ここまでデカいのは初めてです。
しかし逃げ足が早くって、正面から撮らせてくれませんでした。
そこからほど近くの鉄骨の脇にジョーフィッシュがいたようですが、すぐに隠れてしまいました。
出そうにないので皆は最後のダイビングとあって、のんびり被写体探し。
リクエストしたワッキーさんはジョーくんが出てくるのをずっと待っていましたが、あまりに出てこないので根負けしてようやくそこから離れました。
あとは、柏島の海を堪能するようにのんびりと過ごしました。
上がってくると、空も曇ってきだして少し肌寒い。
また船足が早いから風が冷たく感じます。
港に戻って、器材を片づけ、先にDSへ。
そのころには、雨もちらほらと。
キビナゴ
しょうさん撮影
器材を洗い、順番にシャワーを浴びて着替え。
皆が着替え終わる頃には、昼食の準備ができてました。
今日の昼食はちらし寿司。
美味しくいただきました(*^-^*)。
このあと、ログ付けです。
二日分なんでけっこうなボリューム──ついつい、見た魚は記憶の奥底へ。
午後2時をまわったのでボチボチ、片付け始めましょうか?
そのころ、今日も泊まりの他のお客さんたちは、3本目へ──いってらっしゃい。
もう外は本降り。
器材をメッシュバッグに積めて帰る準備も万端。
車をログハウスに横付けしての積み込みです。
お世話になった中山さんにお礼を言って、さぁ大阪へ。
往きが瀬戸大橋経由だったので、「帰りこそは徳島で夕飯食べて明石大橋で帰りましょう。」ってなもんで暢気に走り出したところ、四万十市のところで海岸沿いを走ってると、東映映画の出だしそのもの、見事台風が近づいてるのがよくわかります。
そんな光景どおり、波乱の幕開けになろうとは露とも知らず.....。
同乗者の睡眠を妨げないように2時間あまり走って道の駅「あぐり窪川」で休憩です。
土産を買うのも目的のひとつですが、ここでの楽しみはもちろん、アイス。
前々回のしょうがアイス、前回のきなこアイスで悉く失敗しているので、ココは一番人気のアイス──「黒潮伝説塩みるく」です。
さすが人気No.1、塩と濃厚なミルクでウマイ。
このあと「具だくさん豚まん」も食べて腹ごしらえもじゅうぶんに出発です。
高知道に入ると大雨のため時速50km規制。
すると電光掲示板に「鳴門ICー板屋IC 通行止」。
ワッキーさんに私たちの行程に問題ないかスマホで調べてもらったところ、その通行止区間は高松道なんで支障なし、ってことで予定通り徳島道で行くことに。
そして、徳島道に入ってら、ナビが次のICで折り返して坂出ICに行くように指示を出してくるぅ、しかも大阪到着予定時刻が翌日のAM6:30って。
何でなんだ?
徳島道に入って30分ほど走ったところでそのわけがようやく分かりました。
ようやく現れた電光掲示板には「洲本ICー板屋IC 通行止
え”ーーーーーーーーーーーーーーー!?
もっと早く教えてくれよぉ。
鳴門大橋渡られへんのんかい。
往きもそうですが、ナビの言うことは正しかった(/_;)。
仕方なく瀬戸大橋経由で帰るにはどうすべきか?
shiroさんに調べてもらったところ、「藍住から板屋が近いです。」ということで徳島での夕食を諦め、徳島道の終点間際で離脱、地道を経て板屋ICへ。
IC入り口には、反対方向が通行止のために係員が何人も立って誘導しています。
19時に徳島で夕飯のはずでしたが、20時半にようやく津田の松原SAに入って夕飯です。
せっかくの高松なのでセルフのうどん屋さんへ。
何の気なしにうどんの玉の入ったお椀をとって、湯通しして、トッピングをのせていなり2個でお会計、900円。
なんでうどんでこんなに高いん?と思ったら、そう大盛でした、_| ̄|○
そんなこんなのしながら、洗車をして帰ったのが、翌日のAM1時半──休憩含め11時間の行程となりました。
あとで阪和道や阪奈道路が通行止になっていることを思うと、まだまだマシだったんだなぁとつくづく実感。
7年ぶりとなる柏島ツアー、台風やら火災やらハプニングがありましたが、なんとか無事開催出来て良かったです。
またリクエストがあるようでしたら来年も企画しょかな。
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