古座日帰りツアー
車

2014年 8月23日

ダイバー3人

参加者:ひではる、よしも、ワッキー。きょうこ

データ

気温29℃ 水温20-23℃ 透明度5-10m

以前からメンバーさんからハンマー目的の神子元ツアーの企画を言われていますが、さすが伊豆に長駆、運転するには堪えますし100%遭遇できるかというとそういうわけもなく。
昨年内々で玄達瀬のツアーを目論んでいざ、ツアー前日に波1mでDSからキャンセルされる始末。
そういう最中に昨年古座でハンマーリバーが確認されたニュースが。
そや、関西にもう一カ所、ハンマーで有名なスポットが。
それからDSに問い合わせをして、今年5月に視察、6月にスタッフ研修とおこない、ついに古座ツアー解禁?です。
魅力たっぷりな分、それなりのスキルを必要とするので、参加条件をDSに倣い、『経験本数100本以上』に設定。
──あくまでも、基本であって、100本未満でもじゅうぶんなスキルを持った人もいれば、100本以上潜っていてもアチャーという人もいるから、これだけをクリアしたらOK、ってわけでもないんですねぇ。──
日程は、昨年ハンマーリバーになったこともある、8月下旬に設定。
いつもなら一番海況的に安定している頃の筈、なんです。
ところがどっこい、連発の台風の影響がモロ残っています。
そのうえ、停滞前線が居座って天候も安定しない──梅雨のまんまやん。
前のエルニーニョのときも梅雨明けが8月下旬だったもんなぁ。
まぁ自然相手に文句言ったってしょうがない。
企画をあっぷしたものの、やはり経験本数100本以上というのは、敷居が高かった?
変にレベル下げてなにかあってもなんなんなんで。
ツアー当日は先週までの大荒れのうみから一変して安定した海況のようです。
前日の決行メールを送って早く就寝する予定が、なんだかんだすることがあって、寝れたのはギリギリ22時半。
絶対睡眠時間4時間(海の前日は安全運転のために 最低4時間睡眠を取るようにしています。)を確保するのがやっと。
日付変更線を越えて2時間半後、起床──もちろん真っ暗闇。
外に出てみると、夜中降っていたようです(世間では今も夜中ですが)。
ピックアップに向かったら、小雨ながらまた降り始めました。
全員集合し、出発です。
こんな早い時間なので車も空いています。
湯浅PAでトイレ休憩ぐらいで空も白みはじめ雲の切れ間から青空がのぞいてる箇所がチラホラ。
このまま天気がもってくれれば、と思いつつ次の日置の休憩のころには、完全に晴れ間に。
朝日にむかって走るのエライです(^_^;)。
予定時刻より少し早めに到着。
器材をおろして、施設案内。
ところが、今まで女子一人も来ていなかったので女子更衣室を確認しておらず、間違えたところを案内してしまいましたm(_ _)m。
私たちだけの休憩室を用意していただいてそこで休憩です。
いまどきのダイコンについて議論しました。
ウミウシ
1本目「上瀬」
今回ボートの乗り合い人数が多いので漁船です。
器材、タンクを岸側の船越しに私たちの乗る船へ移動。
セッティングを済ませ、出港です。
ポイントに着くと周りに漁船が3隻あり、漁業中。
それだけで魚が多い証拠です。
前方には水面にはなぶらが立っています。
私たちは一番最後に行くことにして、エントリーしてみると目の前にはイサキの群。
しかし、活況な場面はちょっと前だったようでスーッといなくなってしまいました。昨日、小さめのブリの群が湧いていたという場所へ行くも、ニザダイの群ぐらい。
方向転換して反対側へ。
するとアオブダイのコロニーのようで何尾もいらっしゃって、岩場を啄んでは泳ぎだしにブッシューと煙幕をぶちまけて、透明度悪いのはコレが原因じゃないのか?と思うほど。
流れもなく、おとなしすぎるぐらいでシラコダイやキンギョハナダイの群を見ながらのんびり過ごしました。

港に戻って、休憩です。
シャワーが恋しい今日この頃。
濡れた身体はよく拭いて乾かさないと。
休憩室にはエアコンがかかっていたのですが、あまりの寒さにスイッチOFF。
網戸にして、この時期にしては考えにくい換気です。
そういえば、お湯沸かしたけど、誰も飲んでなかったような。
食後は皆睡魔に襲われ、テーブル越しの仮眠Zzz。
時間が経つのは早いものでもう2本目の時間。
着替えを済ませて港へ──身体がふやけてウェットが着づらさそうでした。

ボブサンウミウシ
2本目「上の島」
窒素抜きにはちょうど良いポイント──1本目でそれほど溜まっていませんが──。
今回は他のグループもいっしょのスタート。
ブリーフィングでは、定置ブイを取る予定でしたが、漁船なのでアンカーを打つことになりました。
全員アンカー集合の変わったのですが、さきにワッキーさんがエントリー。
その瞬間、目の前には小降りながらタカベの群。
少し追っかけ回しましたが、GOPROを起動するのに時間がかかりそれほど撮れませんでした。
集合場所に私が一番最後に行くと、一人足りない。
ワッキーさんがおらず、ウロチョロ。
いました、少し離れたところにじっとしてるワッキーさん──最初ブイのほうに集合だったのでそちらで待っていたそうです(^_^;)。
全員での移動開始。
根を下るようにしておりていくと、ウミウシ。
子供の拳ぐらいの大きさ。
しかしそんなに興味がないようで誰一人カメラを構えず。
大人数で移動すると砂煙なので意図した訳じゃないですが、気が付けば私たちだけに。
これで透明度は少し回復。
ゆっくり根をまわっていけます。
岩場の隙間にギッシリとイセエビ。
かなりの大きさのものもいます。
触覚や顔に白い付着物がいっぱい。
この大きさぐらいになると、世間の柵っちゅうもんがつくのかと勝手に思ったりして。
根を半周まわって戻ったものの、残圧もけっこう残っているし、「寒さ大丈夫?」としたけど「OK」のご返事。
では、ということで逆周りで移動開始。
根際には、スズメダイ、ネンブツダイの群──かなりの巣窟状態。
この透明度だと残念ながらその迫力をお伝えできない。
そこへさきほどのタカベも通ってくれて魚影はエゲつないほどに。
しばらくそこで観察しているとイトヒキベラがガンガン攻めてくるのでついついライトで応酬。
そんなこんななダイビングとなりました。
港に戻ってDSで器材を洗い、水気切り。
そのあと冷えた身体には温泉っしょ。
月の瀬温泉へ──昔は牡丹の湯だったような。
逆上せるほどの温かい湯で一気に体温も回復。
湯上がりのソフトクリームもいただいて余は満足じゃ。
DSに戻ってログ付けをしてたら、もう17時前。
器材を片づけて帰途に。
途中、トイレ休憩に寄った道の駅・椿で足湯に。
これがまた、ヌルいのなんの。
余計に疲れがどっと出たのか、後部座席の方々は即落ち。
車が走っている間、ほとんど快眠状態でした。
私たちのツアーから3日後、ハンマーが出たそうです。
残念ながら、今回出ませんでしたが、次回こそは!

その他の生物:タカベ、キンチャクダイ、オハグロベラ、レンテンヤッコ、ウツボ、タカノハダイ、ミギマキ、カサゴ、ウミスズメ、クマノミ、チョウチョウウオ、シラコダイ、オキゴンベ、スズメダイ、ミツボシクロスズメダイ、キンギョハナダイ、イサキ、イトヒキベラ、ハタンポ、ブダイ、イラ、ハコフグ、アカハタ、シマウミスズメ、ニザダイ、カワハギ、ネンブツダイ、ホンソメワケベラ、オトヒメエビ、サラサエビ、イセエビ


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