ミジン
昨年は残念ながら、荒天によりスタッフ研修が中止となってしましました。
今年のテーマは何にするか?と考えていましたが、ちょうどGW恒例のBBQの際、とらさん、クリーマさんも参加されていたので、
そのときにどうするか?となって串本で活躍されている岡本さんと懇親を兼ねた飲み会をしようかという話になり、
その場で電話をかけて、プランを話してご本人に了解を得ました。
あとは行程で飲むからには日帰りは無理となり、1泊のプランで行くことに。
初日昼に出発し串本入りし懇親会、翌日串本で2ダイブ。
あとは、当日を待つのみ、です。
出発の前日までスタッフのみなので海況について何の憂いもなし、でした。
ようやくマイレギュが使用できると思ったその瞬間、岡本さんからメッセージ── 「明後日クローズ予報ですが、どうします?」
?????
思ってもいないメッセージだったので即、波浪予報を確認。
見たところ、現時点ではイケそう。
そして当日の朝、DSから電話。
「明日クローズです。ボートは出ませんがどうされますか?」
ガ-----ン。
現実をつきつけられました。
私「わかりました。考えて折り返しお返事させていただきます。」
クリーマさんに連絡を取り、「串本がクローズになるが、せっかくなので串本に行き懇親会はして翌日潜れるところで潜ってよいですか?」
クリーマさんから承諾を得て、ダイブサイト探し。
もうこの時点で行くところは決まってました。
そう、日高頼み!!
早速、日高ダイビングセンターに連絡して「明日3名2ボートお願いして良いですか?」
DS「ハイ。良いですよ。」
ありがとうございます、神様、仏様、日高様。
DS「1本目、何時のボートで行かれます?」
私「9時半で。」
串本からだから、1時間半ほどで着くだろう。
──この私の浅薄な考えがこのあとDSにご迷惑をおかけすることになることに。
 
これでなんとか今年の研修は堅守出来ました。(なんちって)
串本DSには電話して「申し訳ございませんが、キャンセルでお願いします<(_ _)>」
そのあと、とらさんとクリーマさん、岡本さんに連絡。
カンパーイ
出発までに間があるのでホームセンターに行って、オクトホースを束ねるためのベロクロテープを購入し、取付。
あと3cm長ければ問題なし、なんだけどと思いつつ。
集合時間にクリーマさんが来られない?
なんと、私が12年前に棲んでいたマンションに行ったそう(笑)
無事クリーマさんが到着され、とらさんをピックアップ。
車中、クリーマさんが「潜られへんかもしれない。」
私「どうしたんですか?」
クリーマさん「オーバーホールに出していたレギュ、メッシュに詰め忘れたかもしれん」
私「予備のヤツ持ってます、それもAIR2(中圧)ホースです。最悪、レンタル借りたらいけますよ。」
このあとは順調に現地に到着。
チェックインして荷物をおろし、温泉へ。
風呂入らなくても良いかなと思いましたが、一風呂浴びたら、夕風が気持ち良い。
少しパラっとし出したので宿から飲み屋まで距離があるので傘を持っていくことに。
集合場所に着いて、そこから指定の居酒屋さんまで行く途中に完全に雨──傘を持って出て正解。
ちょうど店前で岡本さんと合流して店内へ。
そして、カンパーイ!!
串本でしかなかなか味わえない、美味に舌鼓。
ダイビング好きでダイビングを続けてきた者同志、話が弾み楽しいひとときでした。
岡本さん、ありがとうございました。
このあとオークワによって、朝飯を調達し、帰宿。
のはずが、ピカッ、ドーーーーン。
激しい雷雨です。
しかも近い。
明日朝早いことだし、早々に就寝.....。
何度目かの凄まじい落雷があった瞬間、消灯していた天井照明が点灯(ピッ)。
とらんさん「電気つけました?」
私「いいえ、つけていません。」
そしてとらんさんが近くに置いていたリモコンで消灯。
──落雷による静電気でスイッチが入ったみたい、サンダーボルト畏るべし──
あまりの豪雨に内窓を閉めるころには、防災無線スピーカーから「ただいま、○○において~」と流れ出しました。
とは云うものの、睡魔が勝り就寝。
店前で
翌朝、起きてケイタイを見ると「東牟婁郡串本町、田辺市が記録的な大雨」
そりゃ、防災無線も鳴るわな。
そして日高まで移動のために先に私が玄関に下りた際、宿のおかみさんが出てこられ「ありがとうございました。今日は釣りですか?」
私「いえ、ダイビングです。」
おかみさん「えっ?」
私「いえいえ、串本では潜れないので日高で潜ります。」
おかみさんも安心されたようで「お気をつけて。」
私「ありがとうございます。」
こんな災害もあろうかというようなところで潜れないわな。
車を宿の前に横付けして、二人をピックアップ。
日高へ向けて出発です。
予定はAM9時着。
ところが、和歌山向きの車の遅々としたこと。
予定時間にはまだ御坊の手前。
DSに連絡し、「スミマセン、出港時間に間に合いません。次の便に振り替えお願いします。」
出港時間ちょうどになんとか到着。
DS「無事故で到着できて、なによりです。ゆっくり休憩してください。」
ありがとうございます<(_ _)>
車から器材を降ろし、準備を開始。
クリーマさん「やっぱり、レギュとBCレンタルで。」
BCはあるものの、レギュセットとAIR2(ジャバラホースまで)がありませんでした。
さすがにジャバラホースの根元までないと私の予備にもありません。
レギュ、BCをレンタルしました。
器材の準備ができたので軽トラックに。
あとは、1時間ほど休憩です。
ミジン
1本目「ミジン畑」
少し早めに港へ出発。
運んでくださった器材でタンクにセッティング。
それをボートに載せてっと、準備万端の予定が、とらさんのレギュから、シューッ──軽くフリーフロー。
どれどれ、ボート専用応急処置用の工具で調整しようかと思いましたが、相手は手強かった。
セカンドはプロトンでフェイスを開けようにもピンを抜かないと開けられない仕様。
六角レンチもサイズがあわず、ロックナットも触れない。
そうしてる間に、同船の方々は準備されて船に。
とらさん「DS戻ってレンタル借りてきます。」
出港時間になってところで、車で送ってもらった、とらさんがレンタル器材を持って登場。
すぐにセットして呼吸確認。
とらさん「ウン、重っ。」
ボートに乗船されてる人たちに「すみません、お待たせしました。」
やっと、出港です。
ポイントに着いて、準備のできた人からエントリー。
水面は透明なのに深さが増すに従い、浮遊物が増えて、 そしてグリーーン。
ガイドロープに従い移動開始。
ミジンを目指して行くと先に到着されてるグループの邪魔にならないように大きく迂回。
すると目の前にミジン発見。
このあと、四方2m程度のなかにミジンの瓶が4つほど。
ほとんどが番いになっていてます。
各々、撮りたい画を思い描いてカメラを構えてます。
私のヘボなカメラではほぼ無理なので、ミジン探しして、それを教えて、というカンジ。
何分あっても足りないぐらいに、撮影してはりました。
皆、踏ん張って撮影していたのでエキジットのタイミングがいっしょ。
安全停止が10分以上になって、最終でのエキジットになりました。
ビードロカクレエビ
上がってみると、クリーマさんがガタガタ──さすがに水温19℃は3mmシーガルではじっとしてやと冷えますわ。
DSに戻ってシャワーを浴びて塩気を落とすというより、吸熱のためでシャワーから離れられません(+o+)。
勇気をふりしぼって、ウェットを脱いでタオルで水気をふき取り、着替え。
昼飯です。
温まって、弁当を食べるとそう、眠気が。
各自目がトロ~ン。
そんなときの時間の過ぎるの早いこと。
ボチボチ用意しましょうか。
今回のために用意した水中カイロの出番です。
この時期と秋口にしか使わない重宝グッズ── その威力は、バブやまじホとは比べものにならないです。
唯一の弱点は持続性──その効力はだいたい40分ほど。
シャワーは浴びもってウェットに着替え。
てくてくと港へ。
他の方達はビーチに下りていきましたが、クリーマさんの 「こっちを歩いたほうがラク」の意見で道路で。
すると一番最後に出発しましたが、私たちが一番乗り。
アスファルト舗装のほうが地道より歩きやすい証明となりました。
ミジン
2本目「ミジン畑」
小杭崎かと思いきや、同船の方から「ミジン畑で良いですか?」
別に断る理由もないので、そこに。
ポイントに即到着、カイロの金属プレートをパッチンしてウェットの中に入れてエントリー。
私のセミドライなので、カイロでやけどしそうなほど熱くなって、たまらず、首元から海水を注入、それでも熱いぐらい。
下で集合して、もう行くところは決まってます。
各々、撮るミジンの前に出張って、撮影開始です。
すると、ミジンのついている、瓶の上にビロードカクレエビがダンスィング。
そっちも気になり、写真撮影。
近くにいた他のグループのガイドさんが手招きしてこっち。
したがって行くとスレートに「ハッチアウトしてる」 と教えていただき、場所を空けてくれました。
ありがとうございます。
しかしながら、私のカメラでは全く無理。
隣で撮影してた、とらさんに期待。
生命の育みを目の当たりにできていることに感動。
そろそろ、クリーマさんも 飽きてきたようなので、移動開始。
エントリーポイントを通り越して浅場のほうに。
スナイソギンチャクにビロードカクレエビがピョンピョン跳ねてます。
今回は早めにとらさんが安全停止に入られたので、エキジット。
上がってから聞くと「寒かったぁ」──新調したウェットなのでカイロ不使用のため。
カイロ使った派は、快適そのもの。
クリーマさん「全然寒なかった。」
ホウボウ
港に戻って、器材を軽トラックに積んでDSまでてくてく。
器材を積んだトラックが戻ってきたので、器材を洗って水気切り。
シャワーを浴びて、ウェットを脱いで温泉へ。
もちろん、ココの泡風呂の威力は背中の凝りをほぐしてれます。
DSに戻って、精算を済ませ、器材を片付けて帰途へ。
ある程度、進んだころにふいに思い出して「お貸ししたカイロ、どうされました?」
クリーマさん「捨てました。」
....................
 
これから、カイロお貸しするにお願い
カイロは必ずお返しください。
宜しくお願いいたします。
今回のスタッフ研修での教訓
「ダイビング前には器材の点検を怠らない。」
♪チャンチャン♪

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