謹賀新年
ヒロさん撮影
元旦の新年の挨拶がてらドライを買って月一を目標にされている、ヒロさんからのリクエスト。
「1月のオススメはありますか?」
1月の期間限定で沈船に『謹賀新年』の垂れ幕が飾られています、と返信したところ、即「そちらでお願いします。」
それと、この時期白浜は透明度が非常に良いんですよね。
また時期が早いですが、2月初旬には2年連続でトビエイの群れも出没しています。
ってことで、ヒロさんの日程に合わせて、初潜りは白浜ツアーに決っ定!!
正月はポカポカした日が続きましたが、スタッフミーティングをおこなった日からゲキさむっ!
週間天気予報でも、当日雪マークあるやん──こんなんで潜るんかいな?的な気分になってしまいます。
なるべく雪のちらつく中のダイビングになりませんように。

三段壁
当日の朝、もちろん真っ暗な中起床。
前日も風がピューピューと吹いていて、今日もこの調子だとツラいなぁと思いながら支度をして出発。
集合場所でヒロさんと合流し出発です。
こんな真っ暗闇の出発なのでもちろん、道路状況は渋滞もなく、スムーズそのもの。
和歌山を越えたあたりでようやく白んで、湯浅PAでトイレ休憩したころには、旭日の眩しい洗礼。
それを乗り越えたころに白浜入りし、DSへ。
まだ早めの到着のため、駐車場もほぼ空き状態。
先に車から器材をおろして、港まで運べるように纏めておきます。
そして軽トラックに積み込みをして、施設案内。
それからDSから海を見るとサイコーの景色──海の青さと天の青のコントラスト。
遅まきながら、今年初ということでDSのスタッフと新年のご挨拶。
「今年も宜しくお願い致します。」
早く着いたので、休憩室で小一時間の休憩です。
陽射しのあたる場所を選んでそこで朝食。
陽が頭に射して暑いぐらい。
キモチいい~。

ヒロさん
心地よい時間はあっという間に過ぎ去り、用意をしなくちゃ。
ドライのインナーに着替えて、ドライを着ようとしましたが、あっそうそう。
両足のブーツ部に入れてる乾燥剤を取り出さなきゃ。
ヒロさん「ソレ、家で抜いてきましたよ。」
すいません、器材は車に積みっぱ、なので。
ドライを着こんで、港までてくてく。
桟橋に置かれた器材を持って浮桟橋に移動してセッティング。
ヒロさんも手慣れてきたので、スッスー。
そして、ヒロさんに「三段壁と色津、どっちが良いですか?」
ヒロさん「それでは、三段壁で。」
行き先が決まったので、そのボートに積み込み。
普段白浜に来る頃は、ほぼすし詰め状態ですが、今日はスペース的に余裕。
私たちは、一番前に陣取りました。
軽くブリーフィングをして出発です。
ワカウツボ
ヒロさん撮影
1本目「三段壁」
出港して湾内はほぼ波もない、穏やかな水面でしたが、やはり外洋に出ると波が立ち、走るボートめがけて飛沫が顔に刺します。
観光名勝の千畳敷には数多くの観光客が見えます。
そしてポイントに到着。
空気が澄んでいるので、海から見る絶壁は壮観のもの。
アンカリングされるのを待って用意開始です。
透明度も良いのでボートから海面下の地形がよくわかります。
そして、エントリー。
めっちゃ青。
上から地形が見渡せます。
三段でここまで抜けるのは初めてかも?
根の上にはソラスズメの青さがよく映えています。
移動開始。
根の端まで行き、一段目の壁伝いに潜降。
さすがに根の上ほどの透明度はないものの、ダイナミックな地形が広がっています。
しかし透明度は良いものの、魚がサッパリ。
辛うじて、岩場のあいだにワカウツボがいる程度。 仕方なく根の上に戻って散策。
水面を見やると、放射状に煌めく太陽光線がキモチいい~。
長めの安全停止をしてエキジット。
上がった瞬間にグローブを外して、失敗。
晴れているとはいえ、気温は8℃、風があるとかじかみまくり、です。
港に戻って、ボートから器材を降ろして桟橋で次のダイビングのために、タンク交換。
残圧チェックして、かためて置いておきましょう。
ダイバー御膳
DSに戻って、温かいシャワーを浴びて、手の感覚を戻しました。
ドライを脱いで昼食タイムです。
予約の時に頼んでた、ダイバー御膳です。
DSのとなりのフィッシャーマンズワーフ内にある、番屋で札券を渡してもらいます。
写真で見て想像をはるかに超えるボリュームで、お盆いっぱいの料理です。
そのうえ、ありがたいのは冷えた身体に温かいおうどん付き。
刺身もついてこれだけの料理でこの値段は安っ。
ごちそうさまでした──お腹いっぱいです。
窓越しに背に当たる日差しが眠気を誘います。
おっと、そろそろ用意しなきゃ。
トイレを済ませて、ドライを着こんで、港へ。
途上、フィッシャーマンズワーフの方がアマダイの開きを干していました。
ちょうど、ボートが還って来たところです。
ついつい、使用済みタンクを車に運ぶクセが(^-^;
桟橋に置いていた器材をボートに積み込んで準備万端。
出港してすぐにファスナーを締め締め。
ウミウシ
ヒロさん撮影
2本目「沈船」
リクエストしてあった、ポイントです。
昼から風が出てきて、白波が所々に。
慎重にボートは進み、ポイントに到着、さぁ準備開始です。
エントリーすると、1本目ほどの透明度はないものの、まぁまぁキレイです。
もう、ヒロさんは水底にいるらしく、泡が立ってきてます。
ブイのロープの結んである船尾で集合。
するとイシダイが私たちの前でホバリング。
しばし観察されました。
それから左舷側から移動開始。
舷側にはウミウシの棲み処。
そこら中にピカチューやアオウミウシなどウミウシがいっぱい。
船首まで来るとその前に 鳥居が倒れています。
昨日の時化で倒れたみたい。
そこにほかのグループが鳥居を立て直して、記念撮影されています。
操舵室の前にデカデカと掲げられた横断幕『謹賀新年』を撮影。
今はキンメモドキもおらず、スッキリとした風景です。
時々、シマアジの群れが通ってくれてます。
ぐるっとゆっくり一周したところで、浮上開始。
安全停止をキッチリおこなってエキジット。
風もキツくってなって、ボートがよく揺れてきました。
オキゴンベ
ヒロさん撮影
f
港に戻る前にタンクをバラして器材をまとめておいたので、あとは楽チン。
DSに戻って、器材の塩抜きをして水気切り。
あとは、温泉で温まりまーす。
施設内に温泉がある、ってシアワセ。
そのあと、休憩室でログ付け。
風がキツイため、海側の扉は閉鎖です。
このあと器材を片付けて、帰阪へ。
高速に乗ってしばらくすると、雨が。
ダイビング中、器材を乾かしてる間、降らなくてよかったぁ~。
SAでソッフン食べてる間だけ、雨も止んでくれました。
いいカンジ。
初ダイビングは幸先よく終了しました。

メールを送る もどる  HOME

Copyright©2017divers-hi.com all rights reserved.