ギンガメ玉
ご縁あって、粟国DS・美南海ダイビングクラブさんより宣伝係長を拝命して早3年。
今年も行って参りました。
例年ツアー日程を決めるのは、5月のフェリー運航予定が出る3月ごろ──GW明けのフェリードッグ入りが明けたころを狙うため。
今年は、1月中に新城さんから「枠空けておくのでいつ頃来られますか?」のメール。
昨年のツアーでステジイさんバースデー記念に新城さんのご好意で泡盛を筆ん崎に設置していただいてることもあり、 今年はその1年越しの海底古酒を飲もうツアーとして企画がスタート。
フェリー就航はたいがい5月下旬なんで、6/25-28の予定のはすですが、フェリーの確実性を取って、6/1-4をチョイス。
毎年来ていただいている、ステジイさんもそっちの方が都合が良いということでした。
昨年参加いただいた、kneeさんもとりあえず前向きに参加の方向で考えてもらっていましたが、お仕事の都合で今年は残念ながら不参加。
代わりに、昨年ぎっくり腰でツアー参加を断念されたヒロさんがリベンジ参加されることに。
そして今年も3人旅に。
航空券を予約してあとは宿。
那覇泊のホテルは押さえて、あとは粟国での宿泊先。
早めに予約しておこうと、電話したら、
「予約は2か月前からになります。」
ぎょぎょぎょおー。
「今からじゃ無理ですか?」
ってことでその後、2か月前に予約完了♪。

ギンガメ玉
ネットで粟国情報を見てるとハズレが無さげ。
あとは、天候、海況がもってくれれば、万々歳。
器材を送るために郵便局に持っていったら、受付の人が、「重たっ~。25㎏超えると料金高くなりますよ。」
ってことで秤に載せると、12kg
オイオイ、どこがやねん、でした(~_~)。
ツアー開催間近になると気になるのは、天気。
この時期は沖縄は梅雨シーズン。
ツアー開催の1日前まで空梅雨だったのに一気に天気予報は下り坂。
出発前にはほぼ傘マークのみ。
それもいたしかたない──行けるだけマシ。
前もって作った、粟国ツアーのしおりをプリントアウトして、あとは荷物を積めないと思うのですが、 なかなか運ばず結局、当日にパッキング。
なんだかんだしてる間に出発時刻。
慌てて出たため、傘を忘れて出発。
電車の遅延もあり、なんとかラピートに乗車。
( ´ー`)フゥー...。

雲
お土産もあって、手荷物が3つになり、預け入れ荷物OKのぶんにしてて正解でした。 今手荷物は2個までと厳格なので宅配で送るか、預入荷物ありのオプションはつけた方が良いかも。
ステジイさんとロビーで合流して私の席が窓際なので先に搭乗、そのあとステジイさんも。
これから雨模様の沖縄へ。
途中、これが梅雨前線の雲か?と思われるほどの大きなスジ雲が連綿とつながっていました。
那覇空港に降り立ったとたんにやはり、雨の洗礼。
ロビーでステジイさんと待ち合わせて、第一ターミナルへ移動し、空港食堂で昼食。
そのあと、荷物を置きにホテルへ。
ステジイさんから「フィンソックスが買いたい」とのことで、散歩がてらmic-21で買い物──最初、シーサー海人商店に向かいましたが、いつの間にか移転してたんですね。
それから、マックスバリュで、傘と頼まれものを買ってひとまず、ホテルへ戻りました。
あとから合流するヒロさんに着いたら連絡もらうことに。
ヒロさんも那覇に到着され、ホテルにそろそろ到着されたころを狙って、フロントに。

前夜祭
バッチシ、お会いできたので、「すぐに夕飯にいきましょか?」
ステジイさんにも連絡して、お店へ。
昨年いっぱいだったので空いているか不安でしたが、問題なく入れました。
前夜祭の開幕です。
早速、ビールでカンパーイ。
料理は女将さんのおまかせなので、バンバンと出てきて、テーブルいっぱいにお皿が並んであっという間にお腹いっぱい。
ココの餃子は絶品です。
せっかくなので私も16年ぶりに納豆をいただきました。
ごちそうさまでした。

ボリューム満点の料理
コンビニに寄って朝のヨーグルトと野菜ジュース、飲み直し用のビールも買ってホテルへ。
買ったものを冷蔵庫に移して、さてと飲もうとビール1缶出したままバッタンキュー。
空調が効きすぎて寒くて目覚める午前4時まで意識喪失でした。
いつものとおり、午前5時半に起きて朝シャン。
朝食まで時間があるので、カメラのセットしてチェックアウトの準備。
7時に朝食を摂りに食堂へ。
ちょうどステジイさんがテーブルについたところだったので相席させてもらいました。
その際にチェックアウト時間を決めてお知らせ。
部屋に戻って、着替えを済ませ、あとは出かけるのみ。
もう時間ってなってから、生理現象で先に下りておくつもりが一番最後になってしまいました。
お待たせいたしました<m(__)m>
ちょうど、他のダイビングショップがロビーに居たお客さんの送迎に「おはようございます(^^)。」
私たちもその脇を抜けて出発。
道路を渡ればもう、とまりんですが、通期時間帯で車の往来が途絶えなくて横断歩道があるものの、渡れない。
赤信号でようやく車列がつまり、渡れました。
乗船券を買って、さきにコンテナにキャスターバッグを預け入れ。
そのあと、蒲鉾屋さんかコンビニでフェリー内で食べる昼食を調達。

フェリーあぐにの前で
AM8:30の乗船まで間がないので、タラップ前で待機。
その間にフェリー前で記念撮影。
まもなく乗船開始となったので、いつもの所定の場所を確保して毛布、枕もゲット。
のんびりしてると、いきなり新庄さんが挨拶に来てくださいました。
今は、息子さん二人にガイドを任せていて、私たちのために合わせてわざわざ粟国入りしてくれるそうで、ありがとうございます<m(__)m>。
2時間の船旅は早いもので気が付けばAM11時、買っておいた弁当で早飯。
食べ終わるころには、粟国島も目の前──筆ん崎の辺りには遠征の船が5隻ほど見えてます。
荷物をまとめて、下船準備。
粟国港に到着し、タラップが設置されてすぐに下船。
送迎で来てくれている宿のお兄さんに挨拶をして、コンテナから自分のスーツケースを取り出して、民宿まで車で送ってもらいました。

筆ん崎へ
お部屋に案内してもらい、食事の時間を教えてもらいました。
そのあと、勝手知ったる何とかで、ゆうパックで届いている器材の準備です。
免責同意書にサインしてあとはピックアップまでゆっくり。
そろそろ時間になったので、外へ。
すると、DSの車が前で一旦停まり、「あとで来ます。」
そのあとすぐにピックアップしてもらいそのまま、港へ。
メッシュバッグを降ろして、器材のセッティングです。
普段使わないアルミタンク──いつもよりウエイトは重めに。
セットした器材をボートに載せて、要らないメッシュバッグは車へ。
忘れものがないように乗り込んで、ブリーフィング。
もちろん筆ん崎に行きますが、朝からギンガメが出ているそうで、昼からはマグロも出るかも?
昨日も午後から潮が流れていたので、最悪2本目は流れのないポイントにするかもしれません。
(皆)了解です。

ギンガメはチラホラ
曇り空のなか、ボートは波間をきって進んでいきます。
ポイントに到着、エントリーの開始です。
流れがあるため、ボート両サイドにカレントラインを出して、それを手繰ってブイまで泳いでいきます。
私も最後にエントリー。
本州では味わえない海の色── 心地良~い。
まぁまぁ流れてるやないの。
集合場所までけっこうフィンキックしました。
全員が集合したところで、移動開始。
まずは、流れにむかって水路を移動。
開けてきたね根に他のグループの泡が見えてその近くにはマグロの小さな群れ。
動画を撮ろうと電源オンしたら、あっちゃ~バッテリー切れ。
全く役立たずでした。
しばらく旋回して根の上を通り越して過ぎていきました。
今回はまぁまぁな流れがあったので、早めの帰還。
安全停止もロープを持っていないと流されてしまいそうになるほど。
一人ずつ順番にガイドの合図をもとにエキジット。
いや~、流れましたね──1本目から筆ん崎の洗礼を浴びました。

マグロ
港に戻ってタンクを上げてから、DSに戻って休憩。
うだるような暑さに軽く真水を浴びないと。
大阪から持ってきた「金のミルク」の封を開けてのどの癒しに。
お茶をいただいてさぁ次いきましょか?
ボチボチ歩いて港まで。
タンクをボートに積み込んでセッティング。
残圧チェックしたらバルブを閉めて寝かしておきましょう。
2本目「筆ん崎」
1本目がまあまあ流れていたので、流れていたら港よりのポイントに変更有り、で出港。
ポイントに着いてみると流れていません。
ってことで、エントリー。
1本目とは違い、なんとなく静かーなカンジ。
目の前にカスミチョウチョウウオが見える程度。
ギンガメを狙って移動するも散ってしまったのか見当たらない。
根の上のほうをイソマグロが回遊してるのみ。
途中、ギンガメのグループ(2-30程度)がまわってきましたが、纏まることもなく去っていきました。
初日はこんなもんでしょうぐらいで、エキジット。

夕陽にむかってカンパーイ
港に戻って、器材をバラシて器材をまとめて置いておきましょう。
DSに戻って生理現象を処理して、ウェットを洗ってそのまま宿まで送ってもらいました。
順番にシャワーを浴びて準備。
そう、展望台です。
曇っていましたが、夕日が見れそうだということで、行くことに。
新城さんに迎えにきてもらって、粟国のイオンでビールを購入。
そしてマナハの展望台へ。
着くと、風力発電のプロペラがよくまわっています。
他に誰もいません。
ゆうやくんが同船の方たちを乗せて到着。
ちょうど空が赤く染められ始めたころです。
みんなでまずはカンパーイ。
それからお店用の記念撮影もパシャ。
これがあるから、やめられない。
残念ながら、海面近くに雲があって、夕陽は見れませんでした。
──もともと、それが目当てではない、ってこともアリですが....。
宿に戻って夕飯です。
まずは、粟国ダイビング初日お疲れさんでカンパーイ。
食事を終えて部屋で意識が遠のく寸前で、時間です。
DSでのログ付けにてくてく。
いつものごとく、勝手知ったる調子で、泡盛の水割りを作っていただきます。
愉しい時間はあっという間に23時を回り、宿へ戻って就寝。

カマキリ
翌朝、いつものごとく6時に起きて天候確認に散歩。
歩きすがら、カマキリを発見。
何か食んでいる──よく見ると蜘蛛。
自然の摂理を垣間見ました。
30分ほどで宿に戻って歯磨き、髭剃りとしてる間に皆も起床。
7時キッカリに食堂へ行くともうお仕事系の方たちがもう食事されていました。
食事を済ませて着替えをして準備。
ピックアップをしてもらって港へ。
さきにウェットを着込んでボートに積みこまれたタンクでセッティング。
さぁ、2日目スタートです。

ナポレオン
1本目「筆ん崎」
少し雲は多いものの、まだ雨は降っていません。
ポイントに到着、船長が「あの辺にギンガメいとるよ。」
準備をとっととしてエントリー。
移動w開始したところ、右手にナポレオン── 小ぶりながらも形はしっかり。
深場のほうへ泳ぎ去りました。
このあと、移動するもなかなかギンガメに遇えず、再びナポレオンが現れたと思ったら、そのそばからギンガメの小さな群れ。
私たちのそばでしばし、グルグル回った後、深場へ。
会いたい気持ちがあっても、なかなか難しいものです。
とりあえず、1本目終了。
港に戻ってひとまず休憩。
昼飯確保のため、近くの売店でフェリーで入荷する弁当を予約──コレでバッチリ。

ウミヘビ
2本目「筆ん崎」
今回はギンガメ狙いでドリフト──流してギンガメを探すことに。
ドリフトの手順の説明を受けて出港。
ポイントに到着後、エントリー。
根の上で集合して移動開始。
中層を泳いでギンガメのいそうなところを果てなく泳いでいると、ウミヘビがずっと私たちと並走、これが吉報の報せでしょうか、そのあとついに出ました。
根の上のほうから黒い塊。
ギンガメのトルネードとはいかないものの、アジ玉。
しかもデカい。
水面に近いのでバラけるかと思いきや、徐々に縦方向に張り出してきていいカンジ。
そこへロウニンアジが登場。

ギンガメ玉
トルネードに拍車がかかるぞ、と写真を撮りかけたところ、右腕をグイっと引っ張られて、見ると違う船のガイド。
「あんたたちのグループはアッチ。」と指ささてしまいました。
アジ玉を追いすぎて、グループから離れてしまってました<m(__)m>。
グループに追いついて、ドリフトしながら全員で安全停止。
ガイドの指示に従って浮上し、ボートにピックアップ。
いやぁ、楽しかったなぁ。
港に戻って、DSへの途中で予約していたお弁当を受け取りと 小さめの弁当なのでミニカップ麺も購入。
DSに戻って昼食です。
一時間以上あるのでウェットを脱いでサッパリ。
お湯を沸かしてもらってカップ麺も食べるとさすがにお腹いっぱい。
美味ちかった。
腹ごなしも済ませて、あとは粟国ラストダイブです。
ウェットを着て準備万端。
港に向かっててくてく。

カスリハタとステジイさん
3本目「筆ん崎」
雲も黒っぽくなり、しとしとと降りだしてきました。 風もあり波が少し出てきました。
ポイントに到着して、エントリー。
移動開始すると、カスリハタがじっとしています。
真ん前に行ってパッシャ。
ステジイさんも入れてツーショットで。
そうしてる間にギンガメが湧いてきました。
2本目のときよりもデカいやつです。
根の上を覆いつくすようにぐるんぐるん。
せっかくなので、その中に入ろうとトルネードに下からじわりじわり近づいて、突入。
中に入るとギンガメの壁で真っ暗。
1周ぐるりと動画を撮りましたが、切れ目がないのでよくわからない映像に。
今回は長いこと堪能できました。
動画たっぷり撮れたし──後日、アクションカメラの動画のほどんどがファイルが壊れていて見れないということに( ;∀;)。
終わりよければすべて良し、そのものでした。
エキジット後の皆「よかった~」

ギンガメ玉の中
DSに戻って器材を洗って、そのまま車に積み込んで宿へ送ってもらいました。
雨なので外に干せないので、宿の中広場のような場所で水切り。
そのころには外は土砂降りの雨、湿気が高いので乾くには程遠いですが。
今日は夕陽を見に行くどころじゃないので、夕飯までおとなしくしときます。
お疲れのお二人は部屋でぐっすり、私は一人本日のダイビングの余韻に浸りながら ちまちまビール。
きがつけば、6缶開けてました。
改めて、夕飯もビールをいただいて、ごちそうさまでした!
DSへログ付けに行く頃には雨も止んでいて、傘要らずです。
DSまでの夜道、明かりがあまりないので、晴れていれば星空がキレイなのですが、今夜は曇天。
DSに着いて、泡盛の水割りをいただきながら、ワイワイと。
宿に戻って就寝です。

産卵あと
翌朝、起きてみると青空が──港までお散歩。
風が強く気持ちイー。
空には大きな雲が早いスピードで移動していて、「母を訪ねて三千里」のオープニングような雰囲気。
とぼとぼと宿に戻って、今日は7時前に朝食へ。
またしてもガテン系の 方たちがさきに食事をされていました。
食事後、送り状をもらって器材を送るためにパッキング。
10時になるまでのんびりと。
10時キッカリに新城さんがお迎えに来てくれて、島内観光です。
まずは、ウミガメの産卵状況を確認しにウーグの浜へ。 ちょうど昨晩、産卵に来ていたようで、ウミガメが通った道筋がクッキリと残っていました。
その幅を考えるとけっこう大きいそうです。
昨晩見に来ていたら、産卵の瞬間を見れたかも?

ボートからお見送り
そのあと、放牧されている牛を見たり、飛行場の前で記念写真撮ったり、製塩工場を見学したり。
お昼前に昼食の確保で生協で買い物──弁当とスパムにぎりを購入。
DSに戻って昼食です。
さすがに量が多かった、お腹いっぱいです。
このあと、新城さんに港まで送ってもらって惜別の別れ。
良い場所確保のため、早めに乗船。
いつものところで枕、毛布も確保できました。
出港前には、DSのボートがダイビングに向かう前にお見送りをしてくださいました。

ステジイさんのハッピーバースデイ
2時間の航路の末、とまりんに到着。
搭乗まで時間があるので、牧志市場へ。
魚屋で船盛を購入して、2Fへ。
ビールを注文してオッサンだけで細やかですけども、本日お誕生日を迎えられたステジイさんのバースデーパーリィ。
「おめでとうございます。」
那覇でバースデイナイトを満喫されるステジイさんとは別れ、ヒロさんと空港へ。
みやげ物を買って、チェックインして手荷物検査場で私の荷物が重量オーバー。
そこでヒロさんが「ボク、そんなにないですから」と二人分で重量超過を免れました。
ヒロさん、ありがとうございます!
飛行機は少々遅れたものの、無事帰阪。
お疲れさまでした。
また来年も宜しくお願いいたします。

メールを送る もどる  HOME

Copyright©2018divers-hi.com all rights reserved.