日御碕灯台
毎年8月恒例の島根ツアーでしたが、今年は参加人数がままならないこともあって、現地DSへの予約が滞っていました。
開催までちょうど一か月を切ったころに連絡したところ、DS「今年は来ないと思ったから団体客受け入れしてしまった。」
ここ最近は現地DSの都合により受け入れキャパが縮小していました。
DS「近くにある、日御碕が良いよ。」
参加者のみなさんに開催先を出雲に変更しても問題ないか?確認して了承していただきました。
ってことで、出雲に。
以前ニュース番組で海底遺跡のスポットであることは認識していましたが、私も初めての地、先に事前学習を。
YouTubeに動画があって、それを見てみると、遺跡に関しては昔サラッと見ただけだったので、奥深いことに感動。
DSに連絡をして予約し、宿も紹介してもらいました。
と、出雲ツアーについてはここまでは順調でした。
出雲大社
ところがどっこい、今年は台風の当たり~年。
見事ポコポコ生まれてくれます。
開催1週間前に台風20号発生、最初の予想では何とか行けそう。
それが、日増しに進路を西側へ。
あっちゃ~。
するとDSからメールがあり、「25日は海クローズ、26日潜れても濁ってます。どうなさいますか?」 参加者全員にすぐに思いついたツアー行程について決を採るべく緊急アンケート。
鬼太郎
ヒロさん撮影
  1. 25日観光、26日ダイビングで決行
  2. 出雲へ日帰りツアー
  3. ツアー中止
皆さんから、すぐにご返事いただけました。
すると、1案に2名、3案に2名。
多数決するに至らず、最終的に2案とも採用。
私含めて3名でツアー開催することにしました。
──当サークルでは、「行きたい、潜りたい」という気持ちを大切にします。──
DS、宿に連絡をしてあとは、当日を待つのみ。
台風20号は関西には夜中に通過し、交通機関への影響は少なめでした。
太平洋側はまともだったので台風が海を見事に掻き雑ぜていったため、週末はほぼクローズ決定、だそうです。
初日にダイビングがなくなり観光だけになったので、出発時間を遅らせることにしました。

水木しげるロード
ヒロさん撮影
当日の朝、平日の同じ時間に起床できました。
とらさん、ヒロさんをピックアップしてさぁ出発。
私「いちおう、プランを考えましたが、『旅猿』同様にノープランで、のんびり行きましょう。」
その一言がいけなかったか、阪神高速は事故渋滞、度々詰まり。
渋滞無しの快適ドライブの予定が、いきなり挫けました。
なんとか渋滞を抜けて、快適ドライブへ。
当初、AM11時に水木しげるロードに到着予定でしたが、1時間ズレ、12時前に。
早速観光です。
以前来た時に比べ、妖怪の銅像も増えて、道路もアスファルトからILBになっていて観光しやすくなっていました。
小一時間かけて散策、さすがに記念館まばでは入りませんでしたが、旅先恒例のスペシャルソフトはいただきました。
バニラにチョコがかけてあって、その横に妖怪饅頭がひとつのせてあるんですが、おかげでソフトクリームの融けやすいこと(~_~)。
13時をまわったことで、プランA(出雲そばを食べる)は断念し、この近くで食べることに。
その前に鬼太郎空港近くのメロディーロードへ。
だいぶ道路が減ったってきたのか、全くわかりませんでした。
境港に来たからには、海鮮丼、 ってことで境港の魚市場界隈へ。
最初に見つけた看板を目指してお店に到着。
このお店の商標登録、かにトロ丼をいただきました。
山芋が苦手な私でも美味しく頂けました。
機関車
ヒロさん撮影
次は、出雲大社目指して出発です。
道中、お二人はお腹がいっぱいになったことでぐっすり。
1時間半かけて、旧大社駅へ。
古い駅舎そのままで改札も昔ながらで駅員室には観光協会が入っていました。
ホームには機関車も置かれており、鉄オタ垂涎ものです。
某芸能人が線路に立ち入って写真を撮って、謝罪する羽目になりましたが、ココは堂々と線路で記念写真が撮っても大丈夫。
そこから歩いて、出雲大社へ── けっこうな距離でした。
あとでもっと近くに駐車場があることを知りました。
さすが厳かな建物や景色に気持ちも晴々。
いい時間になったので、宿へ。
ナビをDSの住所で検索していた為、宿がどこにあるやら?
スマホのグーグルマップでたどり着けました(*´Д`)。
カンパーイ
途中、コンビニ寄ってビールを買う予定でしたが、このあたりにビールを売ってそうなところもなかった。
部屋に通してもらうと、2部屋分のお部屋ですが広々なんですが、ケイタイの電波が圏外に。
宿にフリーWi-Fiもあるんですが、それも圏外。
夕飯前にお風呂に入って、上がりにスカッとビールといきたかったんですが、残念。
夕飯の際にやっとビールをいただけました。
部屋に戻ると、スマホ弄りすることもなく21時を跨がずに就寝。
よく寝れました。

経島
ヒロさん撮影
2日目の朝、よく眠れたのでスカッと6時前に起床。
他の方の睡眠の邪魔にならないよう、そろ~り外出。
朝日の気持ちよい朝です
まずは灯台に向けててくてく。
ちょうどドライブで到着した男性と同じ道程へ。
間近に聳える灯台の由々しさ──バビルの塔を思い出しました。
そこから、日本海らしい、日御碕の景観を散策。
経島(ふみしま、と読みます。)の案内文を見て、敬虔な島であると同時にウミネコの繁殖地でもあることを知りました。
小一時間も歩くと汗が出だしたので、宿へ。
もう皆起きられていました。
朝食に1F広間にいくとちょうどウミネコが飛び交う写真が飾ってあって付け焼刃の知識を披露。
食事も済ませて、忘れ物ないように片付けて、DSへ。
お店前
DSの前で器材を降ろさせてもらって、車を港のほうへ。
DSは思っていたよりも大きくて、お客さんも多かった。
スタッフより施設の説明を受けて着替えを更衣室へ。
器材を港に運べるようにまとめてメッシュバッグは邪魔にならないように端に。
全員が揃ったところで、DSオーナー・オカモトさんよりブリーフィング── 日御碕神社の由縁、海底遺跡の論証など。
そのあとウェットを腰まで着て、港までてくてく。
軽トラックから自分の器材と置いてあるタンクでセッティング。
そしてボートに積み込みして、マスクの曇り止めも。
すぐにエントリーできるように器材を装着。

イサキの群れ
ヒロさん撮影
1本目「ボングイ」
謂れは、水深2mの浅い根があり、其処の目印に杭が設置してあって、その杭に係留用のブイがあるから、だとか。
港を出港してすぐに経島のあいだ(2つの島で構成されています)を抜けて、ポイントへ。
ちょっとした渓流下りのようでした。
ポイントに着くと、一番浅いとこはホント浅浅。
波が砕けて白波がたっております。
エントリーすると、目の前にはマアジの群れがお出迎え。
その奥にスズメダイの群れ──日本海らしい。
根の藻場でタカノハダイの2尾が陣地争い?で追っかけたおしています。
ずっと胸鰭で居場所から動かずに大人しいイメージのあるだけに意外。
全員集合できたところで移動開始。
すると、ピューンとアジを狙ってヒラマサ。
速すぎて、ブリ系としかわからないぐらい。
ドロップオフ際にはイサキの群れ。
そこから、参道に案内してもらい、階段へ。
オカモトさんがフィンを脱いで、階段を歩くパフォーマンス。
2往復してくださいました。
大きめのイシダイやクエの子供を見ながら、岩場のネンブツダイ(抱卵中)。
ふとその奥に目をやると、マツカサウオもいらっしゃいました。
それから安全停止。
中層にはイワシやアジがいっぱいです。
じゅうぶんすぎるほど窒素を抜いてエキジット。
先週の串本で水温21℃だっただけに温かかったぁ。

動画をキャプチャ
ヒロさん撮影動画からキャプチャ
港に戻って器材を下ろしてタンク交換。
残圧チェックしてバルブを閉めて私たちの器材を纏めときましょう。
DSに戻ってシャワーを浴びて休憩です。
冷たい麦茶が美味しい。
小一時間の休憩なので港のほうへ散歩。
すると、小屋があって窓には「グラスボートは廃棄しました。」
その近くにあった立掛けてある地図にはいまだにグラスボート乗り場が。
──時代の流れでしょうか?
DSに戻ると2本目のブリーフィング。
経島の先でこちらも海底遺跡とイサキの群れとトビエイの出没ポイント。
ポイントの概要とコースどりの説明してもらいました。
ではでは、用意をしていきましょう。
ウェットを着込んで港まで。
しばらくすると、2便目のボートが帰ってきました。
器材を載せ替えて、準備開始。
先ほど同様、器材を背負ってエントリーも万全に。

トビエイ
2本目「タイワ」
もう目の前のポイントなのであっちゅう間に到着。
エントリーするとここも、小魚いっぱい。
ブイのロープを見ながら潜降。
下で待ってる間にマアジの群れがヒラヒラと通っていきました。
全員が揃ったところで移動開始。
すると、すぐにイサキの群れ。
そんなに寄れませんでしたが、根の上のクリーニングステーションのところでイサキのクリーニングを観察しようと近づいたところに、居合わせました。
トビエイ。
一枚?だけでしたが、見ることができました。
このあと東の参道を通って西の参道までくると水深が5mを切ってって、うねりがスゴイ。
うねりを避けて、水深を10mぐらいまで下げて安定。
しばし銀河の星空のような小魚たちの群を堪能。
私は暖を取るため、浅場で長い安全停止。
結局、一番最後にエキジット。
いやぁー、良かったですね。

日御碕神社回廊
ヒロさん撮影
DSに戻って、器材を洗い、水気切り。
着替えて、昼食のカレーライスです。
海辺で食べるカレーは格別。
お腹を満たしてせっかくだから、日御碕神社へお参り。
楼門を潜ると、朱色の社殿が厳かさを増しています。
手前に「日沈宮」と奥手に「神の宮」があり、出雲大社の荘厳さとは違った趣があります。
このあと、日御碕灯台へ。
途中、昔ながらのお土産屋さんが並んでいて、観光地ということを思い出しました。
灯台に着くと大きく「海上保安庁」の看板。
観覧料200円と灯台の模型をを見て灯台に登るのを挫折。
土産物屋に立ち寄って昔懐かしいラムネで喉を潤してDSに。
手早くログ付けをして、器材を片付けて帰途へ。
高速に乗る前にガソリンを入れとこうとGSへ。
セルフで油種を選んでも反応しない、なんでやと思ったら、レギュラー選んだつもりがハイオクでした。
5,000円いっぱいで給油したのですが、機械のルーレットで2等当選し、3円引き。
キッチリ5,000円のはずが、小銭が出てくる羽目に──小銭入れがパンパンに。
いつものとおり、蒜山SAでスナバソッフンを食べて土産を買いました。
帰りは渋滞もなく、4時間で帰阪。
台風で開催が危ぶまれましたが、一日観光、一日ダイビングと弊サークルにはなかったパターンのツアーとなりました。
リクエストがあれば、またこういったツアーも企画いたします。
かに見た生物:トビエイ、マツカサウオ、スズメダイ、イサキ、ヒラマサ、キュウセン、イシダイ、カサゴ、ネンブツダイ、ハコフグ、キンチャクダイ、ゴンズイ、アジ、サラサエビ、

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