アオウミウシ
misakoさん撮影
昨年9月以来ですから、9か月ぶりの田辺です。
昨秋からなかなか海況の具合があわず来れませんでした。
先週もスタッフ研修で行く予定でしたが、低気圧の通過で大荒れ&大雨で中止となりました。
そして、また台風できてるし。
今のところ、動きが遅いので問題なさそうですが、梅雨時期のため予報はもちろん雨。
前日の確認の電話でも「なんとかボート出港できそうやけど、海の状態は良くないよ。」
その日、田辺では大雨警報が発令されるほど降っていたそうです。
まぁ出港するだけマシと思いましょう。
misakoさんに決行メールを送信し、早めに就寝。
もう正にレム睡眠に落ちようと瞬間、私の車の盗難防止器のアラームが。
起きてベランダ越しにリモコン操作── ということで、寝直しに。
翌朝、起きたころには、雨はやんでおりました。

misakoさん
misakoさんをピックアップして高速に乗ったころには、雲間から青空もチラホラ。
「このまま晴れててくれたら良いですけどね。」と会話しながら現地DSへ。
先に港へ寄って、車からメッシュバッグを降ろして、セッティング。
ボートの前に器材を並べて残りの荷物を車に積んでDSのほうへ。
荷物も下ろして車を港で駐車してお店で休憩です。
すると雨が降るどころか、カンカン照りに。
イタイほどの陽射しと熱風──もう夏やわ。
皆口々に「梅雨明けしたんちゃう?」
出港30分前からウェットに着替えて準備開始です。
今回は私たちとほか1グループだけですが、うねりがあるということでデカ船に。
ポイントはどこにしようか?ということになって皆「ソフトなところで」

スズメダイ
misakoさん撮影
1本目「クラック」
魚が濃いということでコチラに。
向かい風のせいか、波が高め。
ポイントに着いてアンカリング。
近くにはケンケン鰹の漁船がいてるだけあって水中も期待できます。
エントリーすると、昨夜の雨の影響で白濁しております。
泡の上がる方角に向かって泳ぎアンカーラインを発見、そのまま下降。
misakoさんんと合流し移動開始。
透明度があまり良くないので北の壁へ。
するとアジの群れが右往左往。
そこにネンブツダイの群れも。
ソフトコーラルのそばには、キンギョハナダイやソラスズメが舞っていてカラフルな色調です。
それから、アーチのほうへ。
だれも居てないことを確認して、アーチの中へ。
濁っていますが、光が差し込んでいて良いカンジ。
ゆっくり通路を泳いでアーチを抜けて、オーバーハングのところで奇妙な動きをするスズメダイ。
よく見ると、数か所鱗が無くなって身が露出していました(右上写真参照)。
魚にやられたのか、寄生虫か?わかりませんが、生きるって大変なんですね。
チョウチョウウオやブダイがウロチョロ。
も一度壁のほうへ向かってみると、アジの群れはいなくて、小さなタカベの群れやイワシの群れも見られました。
根の上に戻ってみるとごっついイセエビ── 触覚の太さだけでも1㎝以上あるし。
如何せん、岩場に入っていて全体が見れません。
このあと、安全停止するころには、透明度も増して、陽の光が眩いほど届いてきてくれて気持ちよく窒素抜きができました。

ウツボ
misakoさん撮影
港に戻って、タンク交換をしてお昼休憩です。
ギンギンと照り付ける日光にウェットも着てられません。
ウェットを脱いでからの昼食です。
食事のあと、ひと眠りしに外のベンチに行って横になりましたが、 暑さに根負け、10分で退散しました(~_~;)。
そうこうしてる間に時間となり準備開始。
干していたラッシュはほぼ乾いていました。
ウェットはムーっと蒸れてて着心地悪い。
ではでは、2本目に向けてボートに。
そこで海が干上がってるのか?と思うほど引き潮でボートの船首が1m近く堤防から下がっていました。
飛び降りるようにしてボートに乗船しました。

シロハナガサウミウシ
misakoさん撮影
2本目「アーチ」
南部出しに向けて出港しましたが、ちょうど他のボートが着いてエントリーを始めたばかりだったので、手前のアーチに。
ところが、ブイが水面に出ているものの、引き揚げられない── 大の大人2人がかりでもダメ。
同船のインストラクターさんが潜って絡まったロープ外してくれてようやく。
準備をしてエントリー。
水面近くはやはりすまし汁のように白濁。
下でmisakoさんと合流して移動開始。
砂地のほうへ行くもこれといった魚も居らず、そばの根の上ではアオブダイが食事中。
近づく私たちにも気にかけず頬張っています。
このあとアーチに行こうかと思いましたが、ちょうど他のグループが入ったとこなので諦めて、水路へ。
水路ではクロホシフエダイがうねりをお避けるように屯ってます。
根の上は、キンギョハナダイ、ソラスズメが群れていてカラフルです。
安全停止のときには、イワシの群れが銀色のカーテンのようにゆらゆらと動いていました。
エキジットしてみると空は完全に夏色。
入道雲が空高く広がっていました。

クロホシフエダイ
往きのときには、雨だから器材を洗うだけ洗って、そのまま車で温泉に行くつもりでしたが、 よく晴れているので器材を洗って干してから、温泉へ。
サッパリしてDSに戻りログ付けをして、器材を片付けて帰途へ。
湾岸までは順調だったのですが、事故渋滞。
軽バンが横転してました──スピードの出し過ぎによる壁激突した模様。
みなさんも運転にはじゅうぶん気を付けましょう。
もうウェットでじゅうぶんな温かさです。
いつもまでも冬眠しておられませんよ、潜りにいきましょう。
そのほか見た生物:ウツボ、レンテンヤッコ、キヌベラ、イラ、ブダイ、アナハゼ、カゴカキダイ、チョウチョウウオ、ヒイラギ、イトヒキベラ、ニザダイ、カサゴ、イサキ、コロダイ、ウミスズメ、サラサエビ、アオウミウシ、シラハナガサウミウシ

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