海の群星(むりぶし)

海の群星

2019年にDVD化された1988年制作のNHKドラマで、なんと石田ゆり子さんのデビュー作でした。

Amazonのオススメで出てきたのでTSUTAYAで検索すると在庫あり、だったので即レンタル。制作が古いので海の映像は発色が良くはないものの、NHKらしく映像はすごくキレイでした。

特筆すべきは、やはり石田ゆり子さんの初々しい演技と当時からの美貌。あと緒形拳さんの渋い演技は溜まりませんなぁ。

内容は終戦間際で糸満売り──かつて沖縄で行われていた年季奉公──で奄美大島から安いお金で親元を離れて雇い子として石垣島の漁師のもとで8年間低賃金重労働をしいられた主人公ナガがそれに耐えきれず逃げ出すが、結局親方の元に連れ戻されて働いていた。その後、年季奉公自体が人道上良くないとの流れからほとんどの漁師がそれをやめていく中、親方は厳として続けていたところ、漁の最中にナガはサメに襲われて還らぬ人となった。それに対して裁判が行われて親方が有罪判決を受ける、という話。

当時の海人の漁の仕方が垣間見れますし、懐かしい水中メガネも(欲しくなりました)。

ただサメのつり上げシーンは今や動物愛護団体などの手前カットになるでしょうね。それとサメに襲われるシーンは当時としてはこんなもんかなぁ。

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