まことくんのマブール・シパダンレポートです。
僕の方はNORIさんより一足早く、98年12/30〜99年1/5の日程でマレーシアのマブール、シパダンへ行ってきました。ちなみに、マブールとシパダンはボルネオ島の北に浮かぶ小さな島で、マブールとシパダンは船で一時間ほどです。
マブールにあるシパダン・ウォーター・ヴィレッジ(以下SWV)という水上コテージのリゾートを拠点にマブールとシパダンを日替わりでチェックとナイトを含めて合計12本潜りました。SWV内のP'COMというダイブショップのガイド付で午前一本、午後一本を潜り、それ以外はセルフによる無制限ダイブも可能です。
肝心の海のほうは、マブールはマクロ天国、シパダンは大物ポイントという感じです。
マブールはほとんどのポイントが白い砂地で波もなく、深度10〜15M程度の心地よいダイビングです。ウミテング、ガーデンイール、ニシキテグリ、カミソリウオ、カエルウオ、クマノミ各種、ハナヒゲウツボ、エイ、アケボノにハタタテなどハゼ各種、チョウチョウウオにハナイカと数えたらきりがありません。とくにその醍醐味はナイトで最大限に発揮されます。ワニゴチ、睡眠中のブダイやクマノミ、ミノカサゴの捕食シーン、夜光虫やエビ、カニや得体の知れない物たちがうごめいており(毎年のように新種の生物が発見されているそうです)、実際まだ名前のついていない新種の白いアナゴなんていうのもいました。
シパダンでは、まず目に飛び込んでくるのがカメ。いつ、どこを見てもカメがいて、最後の日はカメを見てもまったく感動しない程です。
残念ながら、楽しみにしていたバラクーダのトルネードは見られませんでしたが、ギンガメアジの壁、坂元さんのレポートにもあったカンムリブダイの大行軍を目前でみることができました。というより、ギンガメやカンムリブダイと10分ぐらい、ずっと一緒に泳いでいました。
ダイビング後は、中華バイキングの食事、マブール島の散歩(島は一周30分程度です)、島の子供たちと遊び、そして心地よい波の音と潮風をあびながら眠りにつくという、とてものんびりした時間を過ごしました。
SWVの利用者のほとんどは日本人で、スタッフもきさくで片言ですが日本語もしゃべれます。食事も日本人向きで、シャワー、トイレの設備もととのっていて、おすすめのリゾートです。