島根ツアー

2005年 8/27-28 

参加者:ひではる、ギャンブラー、たかの

沈船
ツアー開催の1週間前に妖しい雲行きが、、、、、。台風11号(マーワー)、12号(グチョル)──しかも12号は近畿地方直撃のおそれもありました──が発生しました。皆がほとんど中止だろうと思っておりました。
現地ショップとも連携をとり、出発前々日の台風の動向をみて決めることになりました。
しかしながら、今回参加の3人ともが『オレは晴れ男晴れだ!』と自負するだけあって、あれよあれよという間に台風は東に進路を変えてついには全く影響のない状況になりました、もち、決行です。
さて、出発です。往路の休憩で蒜山高原SA*に降り立ってみると、さむ〜っ!もう秋ちゃうかぁ、というぐらいの冷え込みで気温は18℃、そりゃ、寒いはずだぁ。
現地ショップに着いて仮眠をとって起きたてで味わう朝涼の気持ちいいこと。
快晴とはいかないが、薄曇りの中しっとり戦ぐ風景は爽やかそのもの。
初日は台風の余波でうねりが心配されたため、笠浦でのダイビングの予定でしたが、うねりの心配がなくなったことで多古からの出港ができるようになりました。そして、今回初となる、ポイント『沈船』に行ってみよう、ということになりました。
このポイントは、現地のお客さんでもなかなか行けないレアなポイントで、年1回の私たちが行けるなんてラッキー(^^)vそのものです。
魚影濃い
多古の港に到着後、素早く準備をし出港です。
ポイントまでの道すがら、野津さんより『沈船』のブリーフィングを受けました。
さぁ、1年ぶりの日本海へダイブ、水温は和歌山以上に暖かい(^O^)、エントリーしてアンカーライン越しを見下ろすとぼんやりとポイントの由来たる、沈船らしき船影が見えます。
水深40mにある、広い砂地の中の沈船まで一気に潜降していくとさすが漁礁として確立しているようでそこだけ魚影が濃い──マアジ、キンメモドキ、イサキとポイントをぐるぐる回っていて飽きさせません、船上にはミノカサゴを優雅に浮遊し、砂地にはヨメヒメジが水中ライトの光に驚いてピュンピュン動き回ってます。
透明度もあり、砂地に沈船というシチュエーションは、『彼女が水着に着替えたら』でのワンシーンのようで開放感があり、初ダイブとして十分リラックスできました。
楽しいひとときを終えて、安全停止をしてる最中、海の不人気もののエチゼンクラゲが真下を優雅そうに泳いでいきました。

休憩中に1本目は準備が慌しいかったのでたかのはデジカメを持って入らなかったのですが、ハウジングの用意をして水槽でリークチェックも万全にデジカメを持っていくことにしました。

豪勢な夕食
2本目は『さなぐり』を目指して行きましたが、水面で波が割れるほどの(爆)流のため、『メゲゼ』へ。
さぁ、エントリーしてまもなく根のまわりをイサキやアジ、スズメダイの大群がぐるぐる回ってます、これをトルネードというそうです。
マクロでもワイドでも被写体には困らないほどでさぞたかのは激写しまくりかと思っていましたが、なにやら様子がおかしい──格好の被写体のミナミハコフグygがいても、「そうですか」、みたいな──興味がなさそう。すると、こちらに来てハウジングを指差しています、ナント、水没してる(>_<)。エキジットしてすぐにハウジングを開けてみると、1/3ほど水が溜まってます。サンランドの社長が「海水のままじゃ動かんから、真水で洗え!」と言われ半信半疑ながら、充電池とメディアをはずしてバケツに用意された真水にブクブクッ、それからカメラをよく振って水気を切り、ドライタオルで拭取る作業を港に着くまで行ないました。ギャンブラーが「TV番組『ナイトスクープ』で電気屋さんが壊れたテレビとか水かけて埃を取って乾かしたら直った」話でたかのを慰めていました。あとは、運を天に任せるのみ。
 今回のたかののハウジングは、スノーケリングで一度海に浸けたのみで今回初ダイブだったそうです。
 2ダイブ後、器材を洗って本日の宿泊先である「やまね」さんの横で昼食をしました。そこは、講習ポイントになっていてちょうどオープンウォーター講習を見てながら「そう言えば、ここしばらく講習してないなぁ。」「こんなことしましたっけ?」などしゃべりもっての食事をしました。
さて、「やまね」さんでお風呂に入って一日の疲れをとり、しばしお昼寝しました。
「やまね」さんの晩ご飯は日本海ならではの海の幸三昧、食べるのに専念したため瓶ビールを3本頼んだものの、2本が精一杯、それでも誰一人完食できた人はいませんでした。たかの曰く「こんなに美味しいハマチの刺身食べるのにシンドイと思わんかったぁ。」
食べたらすることはひとつ、全員早々に就寝したことは想像に難くないことでした{[(-_-)(-_-)]} ...zzZZZ 〜♪
エチゼンクラゲ
睡眠十分な寝起きは爽快です、ここ数年、島根ツアーの2日目の朝はいつも雨が降っていたイメージだっただけに晴れてるなんて気持ちいい。
二日目も多古港からの出港です。残念ながら『さなぐり』は今日も(爆)流で入れそうもないということでした。
1本目『No.2』へ。
エントリーしてまもなく砂地からアカエイがひらひらと泳でいきました。根の下のほうにエチゼンクラゲの死骸らしいものを発見、近づいてみるとウマズラハギの群れがわんさか、食物連鎖の一端を垣間見ました。
2本目『ミゲゼ』に、根を回っていると人だかり、否ダイバーだかりが。見るとキュートなエチゼンクラゲ(直径50cmほど)が泳いでます、みな挙って記念撮影タイムです。マダイ、ハマチの大きめのサカナが通るやら、根の上にはこれからがシーズンのアオリイカが群れをなして泳いでいました。
2本のダイブの後、お店に戻っていつもながら豪勢な昼食をいただきました。透明度も天候も言うことなしのツアーに全員が『また来たい』気持ちを再確認しながら、来年にむけ気持ちは膨らむばかりでした。

追伸:気になる、たかののデジカメはというと、翌日電池を入れたところ、ちゃんと作動したそうです、ただ時々ズームが誤動作するらしいです。
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サンランド
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