2011年 10月22日

参加者：ひではる、やっしー、keiko、araki

気温24℃　水温24.5℃　透明度15m超

2週間ぶりとなる、ツアー。
週間天気予報では平日は晴れなのに、金・土だけが雨......。
しかも、波浪予想は先週ほどではないものの2-3mの波予報。
それまでの好天を見る度に「この天気が続いてくれたら、」と恨めしく思う毎日。
前日の天気予報には紀伊半島南部に大雨になる予報までつく始末。
夕方、少し気落ちした状態で現地DSに確認の電話をしたところ

「今日波3mの予報やったけど、ベタ凪やわ。透明度もココんとこ上がってきてるけど、雨やけどどうする？任すよ。」
「船がでるんだったら、行かせて貰います。雨はしょうがないですから。」
「南風の予報だから、住崎方面なら行けると思うよ。」
「是非、行かせて下さい。」

ということで、ツアー開催決定。
『日頃のおこない』の良さを信じつつ、皆に決行メールを送信。
前夜から響くしとしとピッチャンを子守唄に就寝。
当日の朝、出かけるときに傘を持って出かけました。
間断なく降り止まぬ雨の中、現地へ。
── 途中、国道の電光掲示板には「田辺市・西牟婁郡大雨注意報発令中」の文字が ──
現地に到着する頃には、小雨になっていました。
サービスで温かいコーヒーを頂きながら朝食を食べてゆっくりしてから、着替えて港へ出発です。
今後降り止まないだろう雨で身体が冷えないようにDS社長から「ポンポン続けて潜ったほうがいいよ。」のアドバイス通りにすることにしました。

1本目「住崎」
少し早めのスタートだったので、どこのポイントも空いているということで本根です。
エントリーしてみると、陽が射し込まないので暗めですが、スコーーーーンと抜けてます。
あたり一面見渡せるのでブイまで泳いで潜降する必要がなく、ボートから垂直に潜降し水平に移動。
集合してゆっくり根の周りを辿りながら散策開始。
根の切れ間にはテーブルを覆いつくすんじゃないかというほどのデカいイセエビやイシガキダイやハリセンボンが所狭しと犇きあってたり、和やかな雰囲気を醸し出しています。
あまりの透明度に皆放牧状態──どれだけ離れようとも見えているから安心。
これぞというものには出会えませんでしたが、1時間のんびりダイビングをすることが出来ました。

トイレ休憩でサービスに戻って熱いお茶をいただいてから出発。
水面休息が1時間ちょっとぐらいになるようにして。
今回私たちグループだけのチャーターなのでリクエストし放題。
参加されている方に「リクエストありますか？」
「串本で知っているポイントと言えば、グラスワールドってよく聞きます。」
てな訳で「グラスワールド」に決定！

2本目「グラスワールド」
1本目がロングダイビングだったので浅めのブイの繋留でお願いしました。
船長さんから「シコロサンゴのほうに行ったらカメでよるから。」
すかさず「会える確率は？」
「90%やな。」
大雨の予報が外れて今のところツイている私たちだけに会えるんじゃない？いやツイてるからこそ逆に残り10%かもしれませんよ、と云い合いつつエントリー。
このころには薄日も射してきて海の中が快適状態。
海面には大きなアオリイカの集団が編隊を組んで泳いでいます。
ゆーっくりとシコロサンゴの群生のほうへ。
透明度がいいから隊列を組んで移動とはならず、散り散りバラバラ、というカンジ。
シコロサンゴをそこそこに移動してると、いました、いました──遠くに2匹のウミガメさんが。
大きなほうの1匹は私たちに気がついて遠くへ離れていきましたが、1匹だけ残っていてくれて私たちにしばらく撮影を許してくれました。
皆にOKサインを出したら、「オッケー」の返事。
このあとゆっくり移動してブイまで戻ってきましたが、皆残圧が100BAR以上。
いつもの根の方へ移動して散策するももう50分オーバー。
さすがに身体が冷えてきたので浮上のサイン。
ツイてる私たちは残りの10%に入ることなく無事ダイビングを終えることが出来ました。

ダイビングを終えて器材を洗い出した頃、ようやく雨がポツリポツリと。
「これも日ごろのおこないやなぁ。」と言い合ってたことに間違いない。

その他の生物：ミノカサゴ、キリンミノカサゴ、オジサン、トラウツボ、ワカウツボ、イシダイ、ニザダイ、ハコフグ、キンギョハナダイ、ソラスズメダイ、ウミスズメ、チョウチョウウオ、レンテンヤッコ、シラコダイ、オキゴンベ、イラ、ブダイ、カサゴ、ミツボシクロスズメ、キジハタ、トゲチョウチョウウオ、アオブダイ、アブラヤッコ、アザハタ、ハタタテダイ、ツノダシ、アオヤガラ、ヒラタエイ、ハシナガウバウオ、メジナ、ハナモンシャコ、イソギンチャクエビ、キイロウミウシ