紀伊大島ブルーウォーターツアー

2013年8月17日

参加者:ひではる、やまちゃん、nabezo、TAKA

ブルーウォーター
今年は黒潮が蛇行しまくり、例年ですと潮岬に接岸するほど近づいたりしてるんですが、おかしい。
そのためか、DSのブルーウォーターログも6月に更新されたまま。
昨年はすぐに定員に達したのに、開催日がお盆ということもあり、全く集まらず──やまちゃん一人だけ。
ツアー開催1ヶ月を前にして
やまちゃん(以下Y)「ブルーウォーター、集まりませんね。」
私「ツアーやオフ会でちょっと声かけてみます。」
Y「集まらなかったらツアー潰してもらってもいいですよ。」
私「もう少し待ってみましょ。」
とは、言ったものの参加表明が増えることはなく......。
ところが、ツアー日2週間前にようやくお一人参加表明いただきました。
さっそくDSに連絡するも「ブルーウォーターは4名からの開催ですので、とりあえず仮予約いれときましょか?」
そのときはまだ開催できるかわからなかったので保留にしてもらいました。
すると、二日後に念願の開催決定となる、4名集まりました。
早速、DSに予約を入れて「黒潮の具合はどんなもんでしょう?」
DS「黒潮が北上しつつあるので、多分大丈夫でしょう。ただ近づかない場合、ブルーウォーター自体中止になるかもしれません。」
ドキっ、せっかく集まったのに中止はツライ。
開催されることを祈るしかない。
とりあえず、2日前のブルーウォーターログがアップされていたので開催は間違いなし、です。
当日の朝(?)は、先週のサウナのような蒸し暑さはないものの、気温29℃。依然暑いのには変わりはありません。
ただ、夜明けが30分ほど遅くなったようで照りつける太陽を感じ出したのは、印南を越えたあたりから。
お盆終了間近なのでそれほどの渋滞もなく、スイスイと予定時刻には到着。
DS初めてのTakaさんに施設の説明をしてブルーウォーターダイビングの参加申込書に署名して休憩です。
たまたまブルーウォーターダイビングのオリエンテーション用のシートが置いてあったので説明しておいて、と思い説明しましたが、スタッフの外村さんから「あとでやります。」
しなきゃよかった。
出港1時間前になったので、器材をメッシュバッグから取り出し纏めて軽トラックへ。
30分前にはウェットを着はじめて出発の準備です。
須江恒例のドナドナで港まで。
港の手前でうーん、いい臭い──海水浴客も鼻をつまんで通るほど。
港で自分の好きなサイズのタンクを選んでセッティングして船へ。
クロホシイシモチのこどもたち
"1本目「ナギザキ」
出港するとあたり一面、養殖用の生け簀だらけ。
そこをすり抜けるようにポイントへ。
海面を見ると1ヶ月前に見た串本と同じ色。
ブイのラインが水深5m付近で二手に分かれているため、ココで集合することに。
エントリーすると、グリーンな海──ナギザキでは至って普通な色です。
集合して、移動を開始。
まずドロップオフをゆっくり降下。
あまり水深を落とさないようにしながら、根を周りを行くとサクラダイやハナゴンベがお出迎え。
ヤギやサンゴには1cm大のアオサハギ、ムチカラマツにはガラスハゼ。
中層にはクロホシイシモチの子供たちがわんさかと。
安全停止のため、ブイまで戻ると、ロープにニジギンポがちょこまかとしています。じゅうぶんな窒素排出のあとエキジット。
港に戻って浮き桟橋に器材をおろしてブルーウォーターに向けタンクをセット。
私たちも器材をかためておいて休憩のためDSへ。
あまりの暑さにウェットを脱いでおかないと──ブルーウォーターダイビングのブリーフィングが休憩室で行われるのでそのためも。
備え付けのお茶のサーバーから汲んで2杯ほど一気にがぶ飲み。
聞くの忘れましたが、今日nabezoさんがバイオフィルターお初だったんで喉の渇きどうだったか、聞いときゃ良かった。
nabezoさんからコメントいただきました。
──ちなみにバイオフィルターは効果あり!!と感じてますが、劇的に喉の渇きに効い ているとは・・・です──
(私んのはバイオマイクロに変更しました。)
朝ご飯を食べてないTAKAさんは、飴ちゃんで栄養補給。
そして、ブルーウォーターダイビングのブリーフィング──今回私たちとお客さん1名だけ─を終え、準備開始です。
ウェットスーツを着て、カメラの忘れ物がないようにドナドナ。
港に着き指示されたとおり、器材を右舷側に積み込み。
あとは出発するのみ。
クラゲを熱写する3人
私たちといっしょに漂流するブイの準備ができたところで出港。
黒潮に向けて南へ。
沖へ進むにつれて、何やら立ち上がる黒い雲。
やはりきました、雨──沖縄ならスコールとなるのですが、ここ和歌山は普通にシトシト雨。
そして12kmほど沖合でボートは減速。
船長からダイビングの準備OKの指示。
船首のほうに移って、器材の装着。
ブイが海に投入され、エントリー開始です。
海に入った瞬間、なま暖かい水に触れココが黒潮だと実感。
さきほどのナギザキとは比べモンになりません。
ブイのキャッチングロープが船から外され、潜降開始です。
自由潜降する人、圧平衡を確実にするためロープに沿いながら潜降する人、まちまちです。
だいたい水深15m程度にとどまりながら、上を見上げ写真を1枚──晴れていないのが残念。
やまちゃんが何かにカメラをむけ撮影中。
よーく見るとクラゲ。
クラゲ
nabezoさん撮影
するとあたりを見渡すと、クラゲがいるわいるわ。
何も出ないよりかはマシか、と皆クラゲをモデルに撮影。
透明度がいいから、クラゲの組織の中で明滅する電気(?)がキレイに光っています。
その後、各自ブルーウォーターを満喫するようにいろんな格好や撮影をおこないました。
終盤、大物がでないかあたりを注視してグルグル回ってるうちに少し気分悪くなってしもうた。
残念ながら、クラゲ以外生物は出ませんでしたが、浮遊感がじゅうぶん楽しめました。
DSに戻って器材を洗い着替えてお待ちかねの昼食です。
塩気のきいた焼き魚はダイビング後の唇に痺れるぅ。
食事の後ログつけをして雨で濡れたままの器材を片づけをしてると、晴れ間が。
夕陽に向かって帰途につきました。
窒素が身体にまわってるので後部座席の人たちは即チン。一瞬のうちに阪和道にのっていたそうです。
大物も期待できるブルーウォーターですが、出なくても大海原で体験できる浮遊感は格別です。
また企画しますので、まだ体験していない人は是非ご参加ください。


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