車

日高日帰りツアー

2014年 11月29日

参加者:ひではる、やっしー、keiko

データ
気温20℃ 水温20℃ 透明度5m
アミメハギ
撮影:やっしーさん
串本ツアーの際、keikoさんから「あと3本国内で潜ったら年間100本達成するんです。」
──年末にパラオが計画通りにいけば──
私「田辺でしたら、少し早起き(串本行くぐらいで)すれば3本いけますよ。」
で、ツアー開催決定。
ちょうどその日ツアーに参加していた、やっしーさんに「行きましょ」
律儀にやっしーさん「年間100本達成のために」参加決定。
それまで大した気象変化もなく逆に小春日和が続いていたためまさか、こんな嵐が吹き荒れようとは思いませんでした。
週間天気予報も曇時々雨、多少のぐずつきは仕方ない。
波浪予報もそれほど潜れないこともない、筈でした。
ところが、前日の予約確認で電話すると「明日午前中はなんとか潜れるかもしれないけど、昼以降はボートムリっぽい。」
私「朝なんとか潜れるならお願いしますm(_ _)m。」
DS「ほんなら、早め早めの出港で30分繰り上げて8時出港で。」
私「了解です、1時間前の午前7時に行きます。」
で二人に決行ならびに出港が早くなった旨のメール送信。
これで起床時間も前倒し、午前2時半起床することに。
しかし、気持ちが田辺となってるため、早く寝ないと、と思っていても「Nのために」観てしまったぁ(>_<)。
──少々睡眠時間が短いものの、まぁ田辺だし、近いし──
ミノカサゴ
撮影:やっしーさん
当日、前夜からしとしと降る雨の中、出発。
予定通り、湯浅PAでトイレ休憩をとって、御坊を越えたあたりでナビから「田辺・東牟ろ方面大雨・洪水注意報が発令されております。」のアナウンスのあと画面にもデカデカ「豪雨注意」の文字。
──コレ大丈夫かなぁ──
そしてトンネルを抜けた瞬間目の前がパッと真っ白になりました──雷。
そうしてるとDSから着信。
DS「今日はムリっぽい。」
私「ありゃあ、やっぱりですか。印南まで来てるのでとりあえず行きます。」
──最悪、天神崎ビーチ3本になるかも──
早めに現地に着いたので天神崎のほうへ。
そこは引き潮で曳いた岩場に雨でテロテロになったビーチの光景でした。
「ココで潜るんはムリ」とkeikoさん。
DSのほうにもどると波の状況を確認しに行っていたDS社長が戻ってこられて「今日は無理やわー。天気が思っていたよりも5時間早くなってもうたみたい。
今から潜ろう思ったら、須江か日高か。」
私「そうですね、今日は是非とも潜りたいので。」
keikoさん「須江にしましょ。
日高はナシ。」

私「でも海荒れてたら串本方面がみんな須江に来るからタンク足りないんちゃいますか?」
DS社長「イケる、イケるって。」
ってことで現地集合のやっしーさんに連絡。
「すみません、田辺ムリなので須江に向かってもらえますか?」
やっしーさん「はい、1時間半ほどかかりますが。」
私「私らも今田辺なので同じぐらいになると思います。
やっしーさん「ハイ、わかりました。 」
ミジンベニハゼ
撮影:やっしーさん
まだ午前7時、8時ぐらいにDSに電話確認すれば良いか、と見切り発車。
白浜を越えたあたりから、晴れ間が。
8時過ぎにトイレ休憩と須江DCに電話するため、すさみの道の駅「イノブータン」に。
何の疑いもなく「ダイバーズ・ハイですが、今から3人いけますか?」と電話。
するとDS「いっぱいで無理です。」
がーーーーーーーーーーん!!
全く予期していなかった答が返ってきました。
海を見ると無情にも打ちつける波が大きくなっていました。
すぐさま、ここから先潜れるところを探さなくっちゃ、と串本、古座と連絡しましたが、残念な結果。
私「あとは日高しかないです。」
keikoさんもしぶしぶ同意。
日高DCに電話「今から3人行っても大丈夫ですか?」
川西さん「オッケー。手前まで来たら連絡ちょうだい。」
ボートの予定もなかったのですが、快諾してくださいました。
すぐにやっしーさんへ連絡。
私「今、どのへんですか?」
やっしーさん「うーん、見老津」
私「スミマセン、大変残念なお知らせが。
須江いっぱいでダメなんです。
申し訳ございませんが、日高に行くことになりました。
そこからUターンしてもらえますか?」
やっしーさん「え”ー。わかりました。
ココでUターンして日高向かいます。」
私たちも早速日高へ。
車中、なんとか潜れることになった安堵と「田辺のときに最初から日高にしておけば、全然ラクだったのに」の反省会です。
家を出発して6時間半かけてようやく日高に到着。
そのあとすぐに疲労困憊の色出まくりのやっしーさんも到着。
さきに器材をまとめて、軽トラックに。
温泉の脱衣場で着替えを済ませ、出発です。
てくてく歩いて港へ行き、ボートにタンク、器材を積み込んでセッティング。
keikoさんもウェイトベストに変更──1回でダメになった100均のトリムウェイトシステムは取っ放れていました。
ハナイカ
撮影:やっしーさん
1本目「ミジン畑」
去年は台風の直撃もなかったので一時30匹ほどいたそうですが、今年は2回も直撃あったのでだいぶ少ないそうです。
しかし、川西さんのミジン保護活動のおかげでポイント名に相応しい状態が保たれています。
出港して外に出ると沖の波を避けるように大きな船が4隻ほど停泊しています。
しかし、日高の海はほとんど揺れていません。
すぐにポイントに着き、ブイを取って準備開始。
エントリーしてみると幾分か白濁してるものの、日高でよく見る浮遊物がなく抜けています。
すぐに二人の泡を発見、合流し、移動開始。
アンカーの手前を東に移動、すると四角いコンクリートブロックにクロイシモチ──いきなり良い被写体登場です。
古タイヤにはオオモンハタ。
もう少し行ったところで本来目的の場所へ。
するとまるまるとしたコウイカ──さぞイカめしにしたら旨いだろう。
それをkeikoさんが追っかけて行きました。
すると、さきにミジンの世話をしている川西さんを発見。
ミジンの位置を身振り手振りで指示してくれました。
各々好きな場所を選んで撮影会。
特に貝に同居してる、ミジンとクロイシモチのペアはたまりませんなぁ。
臆病なミジンをクロイシモチが守ってる、ってカンジで。
じゅうぶん撮影会を楽しんだころ、川西さんに呼ばれ行くと、ハナイカ。
最初keikoさん、どこにいるやらわからず真上でドコドコ?
逃げないようにライトをゆーっくり当てると本来のハナイカの鮮やかな色に。
このあとアオハタも教えていただきました。
アカハタと全く模様、レアさも違うそうです。
エアもじゅうぶん使い果たしたところで安全停止。
エキジットの際、互い違いになっているラダーを踏み外したところを川西さんにちゃっかり見られていました。
アオハタ
港に戻ってタンク交換。
てくてく戻ってシャワーを浴びてドライスーツを脱ぎます。
今回ドライを脱ぐのに苦労されている、keikoさんのために新兵器・スムースマスク(販売期間2009-2013)。
100均の巾着袋で出来そうな簡単なものですが、有益なアイテムです。
お昼は、2Fの食堂へ
ちょうどお昼時、私たちの前に二組が先に入られていて、こういう時はどうなるか、なべて推しはかるべし。
こうなったら、遅くなるのならfacebookに写真アップするのに「ハモ丼」をチョイス。
食券を買ってテーブルに。
時間がかかりそうなので一度一階に下りてカメラを起動、Wi-Fiでケイタイに写真を保存、ハモ丼とともにfacebookにアップ。
丼、美味しかった(^^)。
食事を済ませ、お店に戻ると首を長くして川西さんがお待ち。
トイレを済ませ、ドライを着て2本目へ。
2本目「ミジン畑」
ウミテングを狙って浅めをせめてみましたが、残念。
あきらめてミジンのもとへ。
途中、スナイソギンチャクに元気に飛び跳ねるビードロカクレエビ。
そのあとは、ミジン・タイム。
1本目で気づかなかった瓶の上にのっかるのやら、ずっと瓶の口に顔だけだしてるのやら、さすが日高。
じっくり写真を撮ってダイビング終了。
安全停止をきっちりおこなって浮上。
港に戻って器材を降ろして、今回の目的である3ダイブのため、私とkeikoさんはタンクチェンジ。
やっしーさんは長距離運転で2本で終了。
軽トラックに器材を載せてもらってビーチポイントまで移動。
3本目「方杭ビーチ」
ここで器材を背負ってやっしーさんに見送られながらエントリー。
OW講習してる脇を通って、腰あたりの水深で潜降。
しばらく続く砂泥を抜けると右手にテトラ群。
そこは、光が差し込む中、カマスの群れやクルホシイシモチの群れ、シマアジ、アイゴなど須江の内浦ビーチと見紛うほどの魚影。
しばしココで観察──ビーチでこれだけ見れれば大したもんだ──。
砂地にはクサフグ、ヒメジ、ダテハゼ、マゴチなど常連さんも。
バッテリー切れでカメラ持って入らなかったことが悔やまれます。
ビニールシートがゆらゆらする中、アミメハギがその揺れに合わせて泳いでいて和ましてくれます。
ボートダイビングのあと間もないエントリーで身体も冷えていたので 30分弱で上がりましたが、ビーチダイビングとしては面白いポイントでした。
記念撮影
撮影:やっしーさん
早めのエキジットしたので、もちろん迎えの車が来てるわけなく、器材を置いて戻ろうかと思っていましたら
keikoさん「このまま担いで戻りましょ。」
私「重いですよ。それにDSまで遠いですし。」
keikoさん「大丈夫!!」
ってことでそのまま器材を背負ってDSまで──先月、白浜でビーチを歩いてて良かった──戻りました。
器材洗い場までスロープもあるのですが、タフなkeikoさんはそのまま階段で。
──さすが、今年、年間100本いかれることありますねぇ。──
器材を洗って、温泉へ。
冷えた身体に温泉は堪らん。
私はもちろんジョットバスで疲れ解消?
時間が時間なのでログつけは、サイン交換程度で済ませ、明日でご奉公が終了する、川西さんと記念撮影。
また、海でお会いすることを約束して帰途へ。
なんとかkeikoさんのリクエストを完遂でき、良かったぁ。
ペリュリュー、楽しんできてください。
そして100本達成してくださいね。

「ミジン畑」
ほか見た生物:ミジンベニハゼ、クロイシモチ、アオハタ、ハナイカ、コウイカ、カワハギ、ミノカサゴ、オオモンハタ、クロダイ、イラ、ダテハゼ、オニハゼ、ハナハゼ、ササハゼ、アオアヤガラ、アミメハギ、トラギス、マゴチ、ビードロカクレエビ、ほか
 
「方杭ビーチ」
ほか見た生物:シマアジ、カマス、クロホシイシモチ、アオサハギ、イシダイ、ルリスズメダイ、ソラスズメダイ、ハタタテダイ、ニザダイ、アイゴ、マエソ、ほか
メールを送る もどる  HOME

Copyright©2014divers-hi.com all rights reserved.