二日前まで何の疑いもなく開催できるものと思っていました。
まさかまさか?
木曜日に天気予報を見て(@_@)
台風が3つもあ~るじゃありませんか!
ビックリクリッ、クリ。
波浪予報で見ても1m未満だった波が、4m、って。
沖の方とはいえ、これはエライっこっちゃ!
前日に案の定、串本DSの船長から「今日も午後からうねりが出てきているから、明日はもっと出てくるかもしれない。もし他で行けるトコがあれば、考えたほうが良い。」
やはり.....。
今回は無理して串本に行くことを断念。
ブランクがある人がいる点、無理して冒険をせずとも潜れる海があるので。
即、日高DCに連絡。
私「明日、行けますか?」
DS「問題ないよ」
私「お願いします<(_ _)>」
神様、仏様、日高様さま、です。
で、皆に電話連絡し、了解を得て、も一度DSに人数連絡。
串本よりだいぶ近くなったけど、出港が1時間半早いので集合時間はそのままに。
これで明日の準備万端です。
当日の朝、と言ってもまだまだ朝日が昇らぬ時間ですが、起床。
予定通り出発し、ピックアップもほぼ予定通りで問題なく現地に到着。
施設駐車場に警備員さんが二人立っていて、まだ夏休みなのだと実感。
ダイビングの車は優先で停められますが、海水浴客用の駐車場はすぐに満車になっていました。
器材を降ろして、先に港に運べるようにまとめてメッシュバッグは車に。
「ダイバーズ・ハイ7名」の札の貼ってあるテーブルに荷物をおいて施設案内です。
ココの醍醐味はなんといっても、温泉施設内にDSがあること──ウェットを脱いですぐにお風呂に行けるのが良いよね。
それから、朝食を兼ねた休憩です。
出港まで1時間あまりあるので、のんびりです。
ウェットに着替え、港までてくてく。
海水浴客の多いこと、そこら辺りからBBQの炭の良い匂いが漂っていて食欲がそそられます。
1本目「ミジン畑」
今、そこらじゅうにミジンがいて外すことがないそうで、まずはココから。
出港すると、うねりどころか波もない、ベタ凪状態。
真っ平らな水面を滑るようにしてポイントに到着。
水面は透けていてキレイですが、すぐ下のほうに白ーい浮遊物が。
準備のできた人からエントリー。
エントリーすると水面は透明無色、水深を3mほど下げると日高らしい、色に。
ゆーっくり水深を落としていき、水底に近くなったところで、BCに給気──フィンで水底を掻き揚げないよう、中世浮力を保持。
やや広がったグループをライトで呼び集めて移動開始。
r
私たちが最後だったので、時間差を作るため、以前ハナイカのいた方へ。
しかし、何にも見つからずUターン。
ミジン目指して、ライトを左右にかざしながら、ゆっくり移動。
すると貝の中に大きな目が特徴的なクロイシモチ発見。
多少、前後するものの、じっとしてくれています。
そこからは、ビンを探しながら行くと、すぐにビンの口から頭だけだした第一ミジンくん発見。
あとは、ペアでいるものや、透明なガラス瓶に張り付いているのやら.....。
ポイント名に相応しい具合です。
今回、カメラ派が少ないので静よりは動で、動くことに。
水底付近に軽い流れがあったので、それに乗りながらの移動。
エントリーポイントまで戻るのがラクです。
そのあたりを散策しましたがコレってのがないので、窒素抜きスタート。
ほかのグループもほぼ同時だったので、最後までエキジットに時間かかりました。
港に戻って器材をボートから降ろして、タンク交換。
セッティングできたら残圧チェックして、OK。
器材はグループでかためて置いておきます。
DSまで歩いて帰って、シャワーで海水を落として、休憩です。
ウェットを脱いでないので、外のイスに座ってるのですが、ちょうど建物の陰になって涼しい。
仮眠する人、ビーチの海水浴客を眺めに行く人と過ごし方はさまざま。
良い時間になったので、港へてくてく。
すると、ダイビングを終えてDSに帰る倉田さんとすれ違いぎわに
「めっちゃ、流れあった」そうです。
よかった~、さっきは流れる寸前だったのねぇ。
2本目「小杭﨑」
さきほど流れてたようなので、1本目より水が澄んでいます。
準備ができた人からエントリー。
根の上が浅めなので、ブイのロープを伝わずにそのまま根の上に着底。
全員が揃ったところで移動開始。
まずは、根の壁伝いにスズメダイの群れを斜めに越え乍ら潜降。
大きな岩場を散策しながら、根の周りを大きく迂回し、根の頂点あたりの隙間にオオダコがこちらに片目で威嚇。
拡張・収縮を繰り返す漏斗から吐き出される水?勢いでどれだけ怒ってるか、よくわかります。
あまりに皆で観察されてるので嫌気がさしたのか、隣の違う穴へ移動しました。
不機嫌そうなので、これ以上興奮されて、襲われてもコワいので後にしました。
隣の小さな根には、キンチャクダイygがヒラヒラと泳いでいます。
おっ、デカいと近づいてみると、イセエビの抜け殻でした。
このあとは、根の上にあがって、窒素抜き──ちょうど、根の上が水深5mなので安全停止にもってこい、です。
エキジットするころには、少し白っぽくなってきていました。
港に戻って皆で器材を降ろして、片付け。
各々器材を軽トラックに積んで、DSまでビーチを横切って帰ることに。
砂山崩しやビーチボールで遊ぶ子どもたちを見るとホンマ、夏らしい風情を味わいながら戻りました。
器材を塩抜きして干してウェットを脱げば、温泉直行。
日高はコレが良いんですよね~。
皆さん、露天風呂は直射日光がモロで暑すぎて入れらなかったそうです。
お風呂の後は、施設内で涼みながらの昼食、ログつけです。
のんびりさせていただきました。
器材を片付けて、夕日が沈むまでに帰阪しました。
道すがら「今日は日高でよかった~。串本行ってたら、こんな早く帰られなかったから。」と。
皆さんに満足してもらえて、企画者としてうれしい限りです。
日高の魅力を再認識させていただきました。
急な申し込みにも関わらず、受け入れしてくださった日高ダイビングセンターの皆さま、ありがとうございました。
Copyright©2016divers-hi.com all rights reserved.