アケボノハゼ
毎年シルバーウィーク恒例の柏島ツアーです。
昨年は仕事の都合上、10月に開催しましたが、今年は9月に戻ってまいりました。
お盆までは全く気にしないで良かった台風。
8月下旬から異様なほどの出現率。
そぉいやぁ、毎年柏島ツアーには台風が付きものみたい、だった気が(^^;)。
今年も例に洩れず、です。
沖縄に居座ってなかなか動いてくれず、しかも最初の予想は日本海に抜ける予定が日本列島縦断か?みたいな。
台風が足踏みしてるまに行けそう、です。
高速道も四万十ICまで延伸したこともあり、片道6時間弱で着くことから、余裕をみて当初23時出発にする予定でした。
しかし、集合場所まで車で来てくださる、むーさんから「22時集合で良いですか?」
早すぎるかと思いましたが、のんびり行けば良いか、と22時集合に決定。
今回は私の車と仕事の都合?で前日から高知入りしている、やっしーさんです。
前日、夕方やっしーさんからメールで「今から現地に向かうことと、高知道が南国IC-須崎東IC間が夜間通行止になる」との連絡を受けました。

アケボノハゼ
やっしーさん撮影
え”っ
全く予期していなかった事象が発生。
さっそくNEXCO西日本のWEBサイトを確認。
ガッビーーーーン(>_<)
しかも2年前に別ルートで行った松山道も通行止とは.....。
今さらどうすることもできず、唯一むーさんから「集合22時に」したことが救いの種。
高知道のほうが山間だったような気がしたので、松山回りかなぁ。
いう間に出発時間が刻々と近づいてきました。
やっしーさんから「クラブハウスに到着して部屋で一人飲みしてます」──羨ましい。
集合時間にむーさんと合流して、そのあとワッキーさんをピックアップ。
ここまでは予定通り。

アケボノハゼ
さぁ、柏島に向け遠路はるばるで出発。
長躯、下道が長いのでなるべく長めに走って淡路島南PA、松山道に入ってもう一回トイレ休憩し、松山市街へ。
本来なら、ここから先も高速なんですが高速は此処まで、無情にもここから先はカラーコーンでバリケード。
最初のうちは高速に並行するなだらかな道でしたが、次第に山が近づくにつれトンネルのほどんどない、山道に突入。
山越えでは小雨が降りしきる中、ひたすらハンドルさばき。
余裕をもって出たつもりが、宿毛に到着したのは、午前5時半。
ホンマ行程的にかつかつ状態でした。
あとは見覚えのある道を走るのみ。
途中、コンビニに寄って朝飯を調達して、大月町の道の駅へ。
昼食とトイレ休憩をして、柏島を見下ろせる大堂山展望台へ。
車で途中まで行き、林道?を150m(高さかというぐらい遠かった)を駆け上がってようやく到着。
展望台らし建物を上ると眺めヨーシっ!
今まで展望台だと思っていたところは、一切休憩所というところでした。
そこにも寄って美南海宣伝係長として、パシャ。
DSに向かい、すぐそばでは、大雨に寄って斜面が崩落した現場を見て自然の凄まじさを垣間見ました。

ピグミーシーホース
DSに到着して、ほかにお客さんが来るまでの少しだけの安らぎ。
前泊のやっしーさんも集合し、ダイビングの用意。
トラックの荷台に器材を載っけてると、むーさんが「ダイコンがない!」
車やトラックの荷台、テーブルまで探すも見当たらない。
「もしkしたら、持ってきてないかも?」
そうなるともう探しようない、ってことに。
で、1本目のダイビングに向かいました。
もちろん、ドナドナで。
港に着き、器材を降ろしている器材をどけると「あったーーー!」
持ってきていないかもしれない、ダイコンを発見。
事なきを得ました。
それまでテンションダダ下がりだったむーさんも一気に楽しみモードへ。
各自器材を抱えて桟橋からボートに移って器材のセッティング。
さぁ出発です。

アケボノハゼ
やっしーさん撮影
1本目「一切小島」
ハナヒゲ狙いです。
エントリーすると開放的な透明度。
まずは集合して、ハナヒゲ目指して移動。
途中、ハタタテハゼのペアがピュンピュン元気よく飛び出しています。
そしてメインのハナヒゲ。
全く引っ込まずにモデルを務めてくれています。
その近くにはハダカハオコゼとまぁ柏島らしさを披露してくれてます。
そして1cm大のオレンジ色のカエルアンコウ。
あまりの小ささに私のカメラではピンボケ。
そこを離れて気づきませんでしたが、ガイドがその近くのガレをめくると、もう一尾、白いカエルアンコウがいたそうです。
ココのポイントの売りはもう一つ、トンネル。
串本の浅地のアーチのように下向きから出口は少し上向きにせりあがってるため、陽の光が差し込んで良いコントラストです。
トンネルの中は、ハタンポやキンメモドキがいっぱい。
ところどころにミノカサゴと、あたりを気にしながら移動しないとヤバい。
抜けるとスカシテンジクダイの群れ。
島に当たって砕ける波を見上げながらの光景はキモチいい~。
中層に漂いながら浮遊感を味わいながら、安全停止。
上を見上げると水面をダツが悠々と泳いでいました。
DSに戻って休憩です。
朝缶コーヒーを飲んだせいか、トイレが近い。
シャワーを浴びて半身ウェットのを脱いでダッシュ。
用を足したら、お茶を2杯がぶ飲み──飲んでしまうんですよね。
1時間ほどのインターバルのあと、出発です。

アケボノハゼ
やっしーさん撮影
2本目「勤崎」
もともとピグミーで有名なポイントでしたが、今は居てないそうで、今回はアケボノ狙い。
メジャーポイントだけあって、ブイがいくつかあるのですが、1つを残すだけ。
そのブイをとって係留。
まずは、ブイの下に集合して出発です。
水深を落とさないように横に泳いで、アケボノに近づいたら、一気に水深を落とします。
アケボノを見る前にヒレナガネジリンボウがいたんですが、一瞬のうちにパタッと引っ込んで誰一人写真に残すことはできませんでした。
そこからすぐ近く、いました、アケボノ。
周囲を囲まれるも元気良くモデルになってくれました。
このあと、じわりじわりと水深を上げながら、マクロ三昧。
私はDECOが気になって早めに水深を上げて待機。
すると、カマスの群れが悠然と通り過ぎて行ってくれました。
このあとは窒素抜きのために長めの安全停止としました。

クダゴンベ
やっしーさん撮影
DSに戻ってシャワーを浴びてウェットを脱いで着替え。
濡れたままだと冷えるのでダッシュです。
それからお昼ご飯。
今日はちらし寿司とにゅう麺。
温かいうどんはこの時期ありがたいです。
このあと1時間ほど休憩をして3本目です。
3本目「後浜No.2.5」
リクエストがなかったので、せっかくだから遠出しようということで後浜のブイの空いてるところという、 行ってからのお楽しみポイントへ。
波のない海を滑走して、後浜に到着。
さすが柏島、どこのブイにもボートが付いています。
すると、エキジットを終えて離れるボートがあったのでソコに決定。
エントリーして全員集合したところで移動開始。
まずはヤギの下にクダゴンベのペアにはじまり、ニシキフウライウオ、そしてピグミーまで。
近いところにこれだけいてるの?ってぐらい。
そしてちょっと離れたところには、ホオスジタルミygまで。
3本目にしてお腹いっぱい、です。
この後は、岩場のギンポ撮影会。
私的にはもうギンポよりもこのあとのアルコール摂取に向けて窒素抜きをじゅうぶんさせていただきました。
今日一日で柏島をほぼほぼ堪能しつくしました。

ニシキフウライウオ
やっしーさん撮影
港に戻ってタンクを外し、器材をまとめて明日もあるのでボートに放置。
DSに戻って軽くシャワーを浴びて、ウェットを脱いでお風呂へ。
今回、フロントで入浴料を支払うとタオル2枚貸出でした。
ありがたや~。
誰も入っていないので貸し切り状態。
サウナもあるのですが、これに入ったら、あとの楽しみができなくなるのでガマン。
チヤッチャと上がって、マッサージ機に。
あまりの気持ちよさに半落ちしてました。
それから、夕飯時およびそれまでの喉の癒しを買いにコンビニへ。
昨年はこれぐらい飲むだろうと思って買ったアルコール類が足りず、買いに走ることがあったので、多めに購入。
そして、クラブハウスへ。
割り当てられた部屋に入ってまずはバッテリーの充電を先にして(明日のダイビングに支障ないように)、やっとこです。

カンパーイ
先に皆で部屋飲み。
カンパーイ!!
乾いた喉に癒しの一杯、だけで終わるはずもなくもう一杯。
コンビニで見つけた、ヤマザキビスケッツ「ルヴァン」があてによく合います。
夕飯の用意ができたということで、呑口を持って移動。
私たちのテーブルいっぱいに大きなまな板に寿司とBBQ、サラダ。
またしても、カンパーーーーーーーーーイ。
昨年は焼き肉が半分以上炭と化しましたが、今年はやっしーさんの鍋奉行ならぬ給仕してもらい、完食。
やっしーさん、ありがとうございました。
気が付けば、午後11時。
部屋に戻って少しだけ飲み直ししておやすみなさい。
翌朝、すこし靄がかかってます。
朝食をいただいて、荷物をまとめて、DSへ。
着替えを済ませて、ウェットに。
他のグループさんも到着されてにぎやか。
さぁ柏島最終日のはじまりです。
私はデジカメのバッテリーは中国製で1ダイブごと交換しないとのもたないので 充電器が必要なのですが、持ってくるのを忘れたので、今日はGOPROだけです。
そういう時に限って、ちっさいのが出るんですよねぇ。

スカシテンジクダイ
やっしーさん撮影
1本目「ヒラバエ」
まずはアケボノ狙いです。
ずっと水深を落としていくと、砂地にホタテツノハゼがいましたが、ダイバーの数に圧倒されたのか、一瞬で引っ込んで出てきてくれませんでした。
そのあと、大きなウミトサカの林近くにアケボノ。
引っ込むことなく、モデルとなっていました。
徐々に水深を上げながら、ギンポやウミタケハゼ、アカホシカニダマシなどマクロ三昧。
ふと上を見上げると一面にイワシの大群。
バチバチと音をさせながら、右往左往。
陽の光で銀色のカーテンが揺らめいてるかのよう。
ずっとイワシに囲まれるながらの安全停止となりました。
DSに戻って小休止の後、2本目へ。

ヤシャハゼ
やっしーさん撮影
2本目「センジハマ」
ヤシャハゼ狙いです。
エントリーして、砂地を移動。
ヒレナガネジリンボウがいましたが、田辺のとは違い、ココのはすぐ引っ込んでしまいます。
そのあと、いつ現れるかと待ちましたが、根負けして移動。
だだっ広い砂地に、いました。
ヤシャハゼ。
GOPROしかないので撮れないのが残念、いちおう撮ってみましたが何も写っていませんでした。
動画では米粒程度でした。
このあとは、水深を上げていきながら、マクロ三昧。
途中、15cm大のハナモンシャコが急ぎ足で移動してるのを観察。
そのあと、アカカマスの群れが優雅に泳いでいてGOPROの画面に収まらないほどの群がりでした。
マクロとワイドを堪能できたダイビングとなりました。

アケボノハゼ
やっしーさん撮影
DSに戻って、器材を洗い水切り。
順番にシャワーを浴びて着替え。
して昼食です。
今日は中華丼、美味しかった。
簡単にログつけを済ませて片付け。
最後にログハウスを前にオッサンたちで記念撮影。
DSスタッフにお礼を言って、撤収です。
いつもの通り、道の駅「あぐり窪川」でアグー豚の豚まんとソッフンを食して、高速に。
昨年夕飯に行ったびんび家に行くべく、やっしーさんも伴走。
そして鳴門まで帰ってきて、当のお店の前まで来ると
ぬ、ぬ、ぬ、長蛇の車列。
皆びんび家の駐車場まち?
そこを通り越してみるとやっぱり、車列のうえに店前にも行列。

ログハウス前で
もともと人気店だけど、これはエゲつない。
もう夕飯のお腹になってるのにこの行列はないわ。
仕方なく、急きょ、徳島ラーメンに変更。
食べログの星の多いところからローラー作戦。
しかし、近くのお店を探して行くも最初の2店とも休業、。。。_| ̄|○
三度目の正直、3店目にしてようやく当たりました。
徳島ラーメンを初めていただきました、美味しかった。
ここでやっしーさんとお別れをして帰阪。
今回も行き帰りにハプニングありましたが、無事ツアー遂行できました。

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