ヒロさん
12月は、はじめてじゃないだろうか?私がツアーで和歌山で潜るのは。
──講習等の依頼でサークル以外では潜ってはいましたが──
私の12月のイベントは昨年の石垣ツアーを除いて忘年会のみでした。
ところで最近はどこのダイビングスポットでも12月にクリスマスツリーを設置するのが慣例になっているようですね。
ってことで、リクエストで企画。
1週間前は、極寒の週でしたが、今週は比較的ポカポカ。
しかし、前々日の低気圧の影響で、前日は大荒れ。
串本は全面クローズ。
この間の内浦みたいな天気だったようです。
しかし、当日はなんとか行けそうです。
持っていくものを車に積み込んで、あとは明日になるのを待つのみ。

ヒロさん撮影1
ヒロさん撮影
当日の朝起床、っていっても日の出まで3時間以上前ですが。
出発前に冷え切ったエンジンを暖めるため、アイドリング──全然、暖まらない。
集合時間に間に合わなくなるので、暖気あきらめて、出発。
集合時間にギリギリセーフの予定したが、ゆーゆーセーフでした。
ヒロさんとも無事合流できて、串本にむけ出発。
さすがこの時期になると、道も混みましぇん。
高速を下りると目の前は海岸沿い。
それを見てヒロさんが「この前と波がえらいチガイ。」
──そう、前の内浦の時は、白波が立ちまくってました。──
AM8時前にDSに到着。
8時半出港なので途中で買ったおにぎりはお預け。
慌てて用意を開始。
まずは、器材を降ろして用意してある、タンクを近くまで運んでセッティング。
ウェイトベルトを用意して、軽トラックに積み込み、3点セットもついでに。
それから、ドライを着るために着替え。
今回、ヒロさんはマイ・ドライ。
かなりお手軽な値段で手に入れられたそうです。
試着の時は、Tシャツだったので余裕があったみたいですが、今日は スウェットなのでほぼキッチリ。
港まで車で移動し、3点セット、ウェイトを持ってボートに乗り込みました。
自分の器材を確認して、ドライを着こんでバディどうしでファスナー締め──私ドライののファスナーはけっこう堅めなので男性でも一苦労のようです。
1本目はリクエスト通り、「備前」の予定なので、同船の方々はサンタのコスチュームを用意。
よかったー、用意しなくて。
小道具は持ってきましたのでメッシュポーチに入れてっと。

ヒロさん撮影1
ヒロさん撮影
1本目「備前」
先にブイを取っていた船に譲ってもらって、入れ替わりでブイ取。
ではでは、いきましょう。
ウェイトを巻いて、器材を背負いドライに中圧ホースをつないで、給気できるか確認。
3点セットを装着して、エントリー。
入ってみると、 昨日までの嵐がウソのように穏やか。
ゆっくり潜降していき、状態を整えてからの移動。
教えてもらった、ツリーの方角にコンパスを合わせて、スタート。
前を見れば、そのあたりから、泡が上がっているんでもうコンパスを見なくても大丈夫。
ツリーのそばまで行くと先ほどのサンタさんたちが記念撮影中。
しばし、待機。
サンタさんたちが移動したところで、私たちの番です。
せっかくなので、用意していたサンタの帽子のカチューシャをヒロさんに被ってもらって記念撮影をしようとしたところ、 頭につけてもらいましたが、帽子の中に綿が入っていて思いっきりプラス浮力と吐くエアーの泡で一気に水面へ。
水面まで浮上して回収して再潜降──こんな潜りかたはしたくはないが、一気に水底まで。
ウェットと違って、ドライはメンドーだぁ。
このあと記念写真をパッシャ。
さすがツリーが設置されている場所は殺風景で魚もいてないんで移動開始。
ちょうど番いのウミウサギを発見。
片方は外套膜を被っているのですが、大きい方は真っ白な殻を露出。
白黒のコントラストが効いていいカンジ。
根の上のほうにはアカヒメジの群れがいて太陽を背にシルエットがキレイです。
あと、去年の石垣のよりコンパクトなクリスマスのデコレーションボードを持ち込んでいたので、それらしいものが見当たらず、イソギンチャクの前でパシャ。
固定用のウエイトがなかったので、ボードを手で持っての撮影のためピンが甘かったぁ。
まぁとりあえず、目的は達成したので、あがりますか。
安全停止をしてエキジット。

ニシキフウライウオ
水中はちょうど良い温かさから、ラダーを上り、ボートに上がったときの現実感。
風が冷たい。
船長より温かいお茶をいただいて、ホッ。
まだ帰港まで時間があるので、その間にタンクをバラしておきました。
港に戻って、バケツリレーならぬタンクリレーで船から降ろして、DSへ。
2本目までの間にメチャクチャ腹が減ったので、朝食べられなかったおにぎりで腹ごしらえ。
日差しの下で食べるおにぎりは格別です。
そろそろ時間がきたので、ドナドナで移動。
港について船に積み込み済のタンクでセッティング。
エアチェックしてバルブを閉めて、倒れないよう寝かして準備万端です。

ニシキフウライウオ
ヒロさん撮影
2本目「住崎」
エビ根のブイに係留したところで用意開始。
慌てずにいきましょう。
エントリーして、ゆっくり潜降。
下で集合したときには、ダイバーはわんさか。
なるべく遠巻きに移動を開始したところ、DSのガイドさんがこっちこっち、と手招きしてくれたので 見るとニシキフウライウオ。
ありがとうございます<(_ _)>。
岩場に居てるので撮りやすい。
それから、根をゆっくり回りながらウミウシ探し。
ヒトの顔よりデカいツノダシや全然逃げないアオブダイなど観察しました。
今回は遠出せずに根をゆっくり回ったところで、頃合いの良い時間に。
水面休息が短めなので、安全停止を長めにするため、ブイのブイのロープは使わずにボートに設置してある、セーフティーバーですることに。
ボートの真下まで泳いで、ゆーっくり浮上。
上にバーがあるのでプラス浮力になって急浮上tってことになってもバーを掴みきれずに浮上、ってことにはならずに済みます。
確実に安全停止をおこなってエキジット。

ソライロイボウミウシ
ヒロさん撮影
ボートに上がって、ほかの船を見ると、どこもサンタだらけ。
普通のダイバーのほうが少ないんじゃない?
戻るまでに余裕があるのでタンクから器材をバラして纏めておきます。 DSに戻って器材を洗って水気切りしてる間に昼ご飯とログ付け。
器材を片付けて、さぁ帰りましょうか。
のんびりしても午後2時過ぎ。
帰りに紀ノ川で湯浅しょうゆソッフンを食べて帰阪。
年末の洗車もできました。

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