2年ぶりの島根ツアーです。
昨年は、諸事情により中止となりました。
ツアーの醍醐味は何といっても、「食」。
例年のごとく、DS、宿の予約も完了。
あとは、天候、海況の心配のみ。
直美さんより事前連絡で「水温23℃でフードベスト、北風が強いので防寒の準備はしておいてください。」
出発直前だったので、フードベスト、ボートコートは私のほうで準備。
台風の発生もなく、前線もないようでなにより、です。
今回は旅行中のきょうこさんを米子でピックアップのため、行程を調整し1時間遅めで出発。
前日の仕事を終わらせて、夕飯を食べて即就寝。
なんとか睡眠4時間キープ。
翌朝、予定通りにヒロさんをピックアップして、長躯高速の旅です。
水分を控えていたので、勝央SAまで走り、トイレ休憩。
ようやく空も白んできました。
標高が高いから気温も20℃、Tシャツだけじゃちょっと肌寒い──大阪だとそんなこと体験できません。
前日雨が降っていたせいか、霧、靄が立ち込めていたので安全走行。
道も空いていたので、きょうこさんをピックアップする場所に15分前に到着。
したつもりが、住所で行ったのでホテルの裏側でした。
気を取り直してエントランス側へ。
道路沿いできょうこさんが待っていてくださいました。
それから朝食を調達して、メロディーロードでゲゲゲのテーマ曲を聞いて、ベタ踏み坂をダダーンと松江入り。
そのまま港へ。
2年ぶりのためナビ頼りに行くと一つ奥を曲がってしまい、間違いました。
Uターンして、目的地に到着。
集合時間まで余裕があるので、海を見ながら朝食タイム。
今回参加の3人には共通点──田舎が大山の近く──があることが判明。
世間って狭いですねぇ。
そうこうしてる間に直美さんが到着。
「おひさしぶりです。ヨロシクお願いします。」
着いて早々、直美さんから「今日、何処に泊まるの?」
私「いつものやまねさんです。」
直美さん「えーっ、昨日やまねさんん行ったら、『電話あってキャンセルした』云うてたよ。」
私「そんなんしてないねんけど。念のため電話してみます。」
電話してみると、おかみさん「キャンセルなさったと。」
私「いえ、予約の電話はしましたが、キャンセルの電話はしてません。今日よろしくお願いいたします。」
同じ苗字の人から予約あったそうで、カレンダーに書き込んであった私のほうがキャンセルだと早合点したようです。
ってことで、事なきを得ました。
──この時に電話していなかったら、夕飯のない大変な事態になっておりました。──
はてさて、きょうこさんはお店に送った荷物を受け取り、準備開始。
今日はお店のお客さん1名と同船です。
ポイントは、いつものトコ。
一昨日まで、台風5号の影響でうねりが残っていて出港できなかったそうで、昨日ようやくボート出せたとのこと。
直美さん「だから透明度良くないよ。」
私「大丈夫、先週は1mだったから(笑)。」
セットの終わった器材を積み込む際、ドンと置いたところ、
直美さん「気つけてよね、ちっちゃい船なんだから。」
スミマセン<(_ _)>
それから、このボートでの注意を受けて出発です。
1本目「No.2」
稲積と言えば、ココというほどの定番ポイント。
山立てに少し時間がかかりましたが、アンカリング。
すると、山間に虹。
小さいながら、アーチを描いていました。
水の色は藍──日本海らしい。
アンカーラインもキレイに見えてます。
きょうこさんのソーラーDCに”CHARGE”の点滅。
私「私のダイコン貸しましょうか?」
「時計が表示されているから大丈夫。」──無理強いはせずご本人にお任せ。
準備のできた人からエントリー。
入ってみると、思ったより温かい。
見下ろすとキレイに根が見えています。
日本海らしく、スズメダイの群れがお出迎え。
そのまわりにアジ、チャガラの群れ。
集合して、根を壁伝いに下降して移動開始。
こちらもイサキ、アイゴの群れ。
ところどころにキジハタ。
見渡すかぎり、魚天国。
普通のカメラではそのダイナミックさは映せない──超ワイド、360度カメラで撮りたいぐらい。
あとは時間の許す限り、中層で魚の群れと戯れ?て安全停止をしてエキジット。
皆さん、初めてエキジット方法──水面でウェイトベルト、BC脱着──にもバッチリ適用。
エキジット後、きょうこさん「ダイコン全然動かんかった。」
でしょー。
きょうこさんからダイコンを受け取って、良く日が当たりそうなところに縛り付けて光合成。
同船の人が「ハマチ一瞬だけいたよ。」
「次はハマチ~」
いったん港に帰って、タンク交換し小休止。
ポカリをいただいたり、トイレに行ったりして。
直美さん「次は浅めが良いか、深いほうが良いか、どっちします?」
きょうこさん「深いほう」
2本目「No.3」
先ほどのポイントから根繋がりの処。
この時にはきょうこさんのダイコンも復活、それをつけて準備スタート。
1本目よりも少し透明度が落ちてるよう──それでも10mは見えてます。
根の上で集合して出発です。
根を下りて、砂地を攻めていくと、アジ、イサキ、アイゴがぐっちゃりと群れてて右往左往。
すると、小ぶりながらハマチがアジを追って現れました。
しばし3つ巴の群れがさらに右往左往して蠢いていました。
このあと、オーバーハングになっているあたりを探索しようといくと、激寒。
サーモクラインが何層にもわたって見えていました。
身体が冷えたのでここらへんで折り返し、根の上の温かいところへ。
明らか5℃以上の落差──温い。
アンカーまでのんびり戻って、インターバルが短いので長めの安全停止。
なかなかきょうこさんに気付いてもらえず、ずっとライトで合図を送っていましたが、やっとこ気づいて安全停止です。
上がって、きょうこさん「冠島も良いけど、島根も好き。」
なるほど、浮遊感味わうには最適ですね。
港に戻って器材を洗って、ついでに身体も。
着替えを済ませて、DSへ。
車で20分ほどで到着──道路整備が進んで1時間かかっていたところが、この早さ。
器材を干してから昼食です。
ボリューミーな昼食でお腹いっぱい。
お腹がいっぱいになれば、することはそう、昼寝。
私は1Fに下りて、二年ぶりなので直美さんと積もりつもった話──
2時間があっという間。
気が付けば、もう16:00をまわっています。
爆睡のヒロさんも起きられたので、明日器材は持ってきてくれるということで、器材をメッシュバッグに、ウェットスーツのみ車に詰め込み。
「では、明日~」
宿に向かう前にイオンに寄って、夕食までのアルコール飲料の調達です。
こっちに来たからには、地ビールでしょ。──クラフトビアフェスで飲んだことのある、ビアへるんは一押しです。
それ以外も買い込んで出発。
私「暑いですから、先に(アルコール)飲んどいてもらっても良いですよ。」
ヒロさん「いいえ、ガマンします。」
ところが、ナビをセットして宿までの到着予想時間が1時間と表示されると、後部座席のほうからプッシュッー音。
ガマンの緒が切れたそうです(^_-)-☆
そのあと、20分ほどで宿に到着──1時間はナビの誤計算だったよう。
ウェットを1Fの乾燥室?で干させてもらって、部屋に行ってみると広っ。
男部屋は2人で16畳──二部屋分です──確実にキャンセル扱いになっていた、お詫びのような。
お風呂がひとつなので、レディファーストできょうこさんに入ってもらいました。
その隙に、男人で海を眺めながらカンパーイ。
やはり地元のビール「ビアへるん」で飲むシチュエーション、イイね。
あまりの暑さにすぐに部屋へ退散しましたが。
風呂に入るまでにビール2本いただきました。
それから、きょうこさんも合流されて、イオン(陳列棚)に1本しか売っていなかったレアビールをおすそ分けしていただきました。
18時を回ったので1階に下りるとちょうど高校野球観戦中です。
仙台育英対大阪桐蔭戦で、9回裏ツーアウト。
もうすぐ終わるだろうから、観てからにと思ったが最後。
筋書きのないドラマに皆食い入り、波乱な結末を見ようとは....。
それから夕飯です。
ズラッと並んだ料理は圧巻そのもの。
きょうこさん「コレぐらいなら食べれるかも?」
その矢先に、追加の茶わん蒸しが運ばれてきました。
このあと、まだまだありますので....。
もう一度、島根ツアーの無事開催を祝してカンパーイ!
私は最初から降参ですが、食べても食べてもなかなか減らないそのボリュームに圧倒されるばかりです。
このあと、
フルーツ、締めは炊き込みご飯。
予想通り、全員完食とはいきませんでした。
いつもいつも残しても申し訳ございません<(_ _)>。
ごちそうさまでした。
部屋に戻って部屋のみだぁと、ビールを開栓したものの、撃沈。
畳の上で寝てしましました。
夜中、テレビ、電気がつけっぱなしだったので、消灯して寝なおし。
たまたま寝た布団の位置の問題ですが、私のところはエアコンの吹きおろしで寒いぐらいだったのですが、
ヒロさんはエアコンの効きが良くなかったため、寝苦しくて起きて、外で涼んでいたそうです。
その時の星空が、「降ってきそうなほどキレかった」そうです。
2日目の朝、少々曇りがちですが雨もなく、大阪と違って清々しい朝です。
顔を洗い、歯を磨いて一日の始まりです。
1Fの食堂で朝食をいただきました。
日本海らしい、海の幸たっぷりです。
おかみさん「おかわりはどうかね?」
昨晩の夕飯がまだ残ってる感があって、もうじゅうぶんです。
ごちそうさまでした。
みなさん、海の贅を楽しんでいただけたようです。
集合時間まであと15分になったので着替えを済ませて、チェックアウト。
海岸沿いを車を走らせ、10分で到着。
もう直美さんたちも到着されていました。
すると、器材のセッティングが済ませてあるぅ。
日本海の殿様ダイビング、ありがとうございます。
ウェットスーツに着替えて準備完了。
すると、きょうこさんが「あれー、昨日はチャージして使えたのに今日また、”CHARGE”が点滅してるぅ。」
ヒロさんが「ダイビングのあと、体内残留窒素があるんで、ダイコンは動作しるんです。だからバッテリー切れしたんですわ。」とクールに回答。
昨日同様、
ボートの一番陽の当たる場所に括り付けて光合成。
私のD4をお貸ししました──ここんとこ、マイDCはレンタル器材と化しています。
今日の1本目のポイントは昨日と同じところで、となりました。
1本目「No.2」
港では穏やかでしたが、沖に出ると少し風波が出てきました。
ポイントに着いて近くに釣り船がいたのですが、アンカリングをして、「釣り糸に気を付けてねー」
「アソコまでは泳げないでしょ」と言い合いながら準備をしていたら、漁場が荒れるのを嫌ってか、移動されました──スミマセン。
というkとで、エントリー。
昨日よりは少し白っぽい。
しかし、魚の数はハンパねぇ──アジ、イサキ、スズメダイ、チャガラと。
岩場には大きなイシダイ、キジハタが見られます。
あとは流すようにして、群れの間を泳いだりして追っかけまわしたり。
きょうこさんは相変わらず、一人の世界の堪能されていました。
じゅうぶんな安全停止をしていると、上を見上げれば、クラゲだらけ。
屋台のヨーヨーつりのよう。
なるべく触らないようにしてエキジット。
船べりに吊るしてある網かごを見ると型の良いキジハタ。
船番の方が釣り上げていました。
アジを釣ってそれをエサにして大物ゲットだそうです。
港に戻ってタンクを交換して小休止。
次がラストダイブとなるので窒素抜き兼ねた浅場のポイントに行くことに。
2本目「ホワイトロック」
当初、水路の予定でしたが、釣り船がいたためポイント変更。
準備をしてエントリー。
前に入ったときと雰囲気が全然違った──ホンダワラが繁茂していて、小魚たちの格好な住処となっています。
下で集合して、さぁ移動開始したところで、あれ?GOPRO付きライトがない。
いったん集合場所まで戻って探すことに。
ヒロさんに見つけていただきました──今回3度外れて、3回ともヒロさんに拾得してもらいました。
ありがとうございます<(_ _)>。
改めてスタート。
ホンダワラに小魚たちがいっぱい。
チャガラ、サヨリ、カマス、サンバソウなど。
大きな捕食者がいないせいか、のんびりとしています。
岩場をする抜けすり抜け、浅場のほうへ行くともうお風呂状態の温かさ。
逆に水深を10mぐらいに落とすと、
身を刺すような冷たさ──日本海らしい。
ほぼほぼ、窒素抜きのため、水深は浅めで小魚たちを愛でて過ごしました。
おかげで安全停止の必要もなし──平均水深6mでした。
エキジットしたころには、きょうこさんのDCも”CHARGE”表示が消えていました。
港に戻って器材を降ろして器材の水洗い。
ヒロさんが「帰ったらまたキレイに洗わないと。」
その言葉に「私は洗いません。」
器材をまとめて軽トラックに載せて、着替えを済ませDSに向け出発。
途中、道の駅に寄ってからDSに到着。
順番にお風呂を借りてシャワー。
軽トラックが帰ってきたので、器材干しして、昼食です。
腹いっぱいいただいて、2日分纏めてのログ付け。
最終ダイブがログ1000本目達成でした。
皆から「どうせ、もっと潜ってるんでしょ。」とあしらわれて終了。
このあと、15時まで休憩して器材を片付け。
ヒロさんはゆうパックで送るためパッキング。
しかし、荷物がパンパンでファスナーが閉まらない。
BCに空気が入ったままでした。
それを抜くとなんとか閉めることができました。
帰るギリギリ前に戻ってこられた、直美さんにお礼を言って帰途に。
蒜山SAですなばソフトを食べてました──おいしかったぁ。
宝塚の渋滞以外は順調に進み、帰阪。
島根ツアー参加のみなさん、お疲れさまでした。
食いだおれツアーに満足いただけたかと思います。
では、また来年。
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