クマノミ
年初から柏島ツアーの予定でした。
ところがお二人しか集まらず、8月中にはお一人だけになったため、遠方の性、交通費が嵩むこともあり柏島を諦めて近場の日帰りに変更になりました。
またところがです、台風18号が前週の3連休の予定を粉砕してくれたおかげで、そこで参加予定だった、むーさんが参加表明。
むーさんからのリクエストで単発だったのを泊りツアーに変更。
じっくり田辺2日間とするか、田辺・串本にするか、等考えましたが、最終的に田辺・白浜周遊ツアーに決定。
宿も押さえて今週の波浪予報は問題なく、さぁ、あとは当日を待つのみ、というときに、1名キャンセル。
結局、前週の潰れたツアーがスライドする形になりました。
前日の電話確認でDS「ボートは出るけど、透明度がよろしくないけど大丈夫?」
私「二人だけなので大丈夫です。」
むーさんに「明日決行」の連絡をして海の準備開始。
いつも日帰りなので、泊りだと持ち物の用意し直し、です。
ピックアップがない分、遅めの就寝。
当日の朝、もう白みかけています。
予定時刻通りにむーさんが集合し、出発です。
9月も後半に入るとこんなに空くもんか、というほど車の量は少なく、無事DSに到着。
先に港へ行って、器材のセッティング。
2人しかいないし、まだまだ時間はたっぷりあるので、以前むーさんのBCのタンクベルト交換。
昨年の柏島ツアーの際、Reysonのタンクベルトが緩んで毎回外れたので、私の不要になったマレスのヤツに取り換え。
セッティングできた器材はボートの前まで運んで、準備完了。
お店に回って、荷物を降ろして、車は港へ。
お店で朝食を食べて、一休みです。
すると、ショップツアーにある人が参加されていました──海で会うのは、4年ぶり?
DMインターンのガイド実地講習に付き添いのようでした。
着替えを済ませて、器材をボートに積み込み、あとは出港を待つのみ。
DS社長から「浅場のほうが陽が入るからマシやと思うわ。」
一昨日は透明度2mだったそうで、今日はちょっとぐらいよーなっててほしいもんです。
イセエビ
1本目「南部出し」
浅場と言えばココ。
先に停泊していたボートがエキジット途中なのでそれを終えてからのブイ取り。
風波で上下幅大きくて、ブイの棒がなかなか取れない、なんとか掴んで係留。
ではでは、用意していきますか?
二人だけなので先にエントリー。
入ってみると前回よりは透明度落ちるものの、見れないことはない。
下で集合して水路を越えて移動開始。
砂地を行くも、見るのはダテハゼ、ヒメジの類。
仕方なく根に戻ってぐるり。
岩場にデカいイセエビを発見。足の太さズワイガニほど。
ホンソメワケベラに狙われもって、一周を回るころ、きました。
キビナゴの群れ、群れ、群れ。
銀色のカーテンが棚引くようにピカピカ光っています。
それをねらって、カンパチの群れやタカベの群れ、ヘラヤガラ、アオヤガラがアタック。
普段それほど近づけないヘラヤガラの吻をゆっくり動画で撮ることができました。
ほぼ20分間、この饗宴を楽しみました。
いやはや、この魚影はエゲつないわー。
キビナゴにアタックするカンパチ、アオヤガラ
港に戻るまでにタンクを外して、器材をまとめてボートの船尾側へ移動。
次の便の人がそれほど人数居ないので、降ろす必要なし、なので。
シャワーを浴びて、ウェットを脱いでお昼休憩です。
今日は串カツ弁当で。
お腹がいっぱいになると、そう眠気が。
ウトウトしてたら、ビーチで講習だった人たちが帰ってきました。
器材の洗い方教えてもらいながら、各自やってます。
その人たちが着替えを済ませ、お話が聞くとはなしに耳に。
「この上の講習受けられるんですか?」
「どうしようかまだ決めてないんですぅ。」
.....
懐かしいなぁ、こういう時代あったなぁ。
と、聞き耳立ててるうちに、次の用意を。
ウェットに着替えて、港へ。
それからボートが帰ってきて、タンクの積み下ろしを手伝ってからボートに乗り込み、器材を移動してセッティング。
2本目も魚影を期待しつつ。
クマノミ
2本目「アーチ」
1本目が「南部出し」なら次はココになりますね。
準備をしてエントリー。
根の上にはキンギョハナダイがいっぱい。
下で集合して移動を開始。
1本目に比べて陽が翳っているからか、少し暗い。
砂地を抜けて、違う根に。
途中、カンパチの群れが中層を泳いでいくも遠すぎ。
追いかけるの諦めました。
今日はミノカサゴが大きく胸鰭を開いている姿をよく見かけました。
そこらじゅうのイソギンチャクには5㎝ほどのチビ・クマノミが付いていて可愛らしい。
少し移動しすぎたので、根に戻るのに一苦労。
ようやく戻って、安全停止をしてエキジット。
キンギョハナダイなどカラフルな世界
港に戻って器材を軽トラックで運んでもらって、器材の塩抜きです。
明日も使うのでテキトーに。
水気切りしてる間に、温泉へ。
さすが、連休らしく、かんぽの宿の玄関前で従業員さんが団体の到着待ちで並んでらっしゃいます。
ロビーも家族連れで混雑。
お風呂が混まないうちに入っとこ。
お風呂は宿泊客がチェックインしてお部屋に通されたトコらしく、まだ空いていました。
お風呂に入ってスッキリしたところで、時刻はまだ15:30。
宿に行くには早すぎるので、DSに戻ってログ付け。
最終便のボートが帰ってくる前に器材を片付けて車に積み込んで白浜に出発。
急ぐこともないので国道にしたら、見事遅々として進まず、歩いたほうが早そうなほど。
田辺―白浜間で小一時間かかりました。
おかげで、良い時間です。
宿に行く前にスーパーに寄って買いだし。
夕飯までのビールとアテを買って、お宿に。
カンパーイ
部屋に入ってデジカメのバッテリー充電だけやっといて、もちろんご当地、ナギサビールでカンパーイ。
スーパーで買った100円均一の袋詰め菓子の中でソースカツからでしょ。
と、一杯目はあっという間。
二杯目に入ったところで、酔っ払いう前にしとかないと、ということで、むーさんのマスクのスカート交換。
マンティスLV、ってなんともあっさりした作りだこと── ぱっぱと終了。
2杯目を飲み終えたところで、予約していた焼肉屋さんへ。
今回もカウンターなら、ということで予約できたほどの人気店です。
暖簾のかかる前に入店。
早速注文です。
おすすめメニューと定番ポテサラに焼肉と。
けっこう一気にたのんでしまった。
そして生ビールで再び乾杯。
ポンポンと料理が出てきていいカンジです。
絶品は、上ハラミ──さしの入り具合といい、一口サイズの大きさといい、最高です。
気が付けば、店内は満席──注文もひっきりなし。
最初にドカッとたのんでて正解でした。
注文したものを食べきるのがやっと。
お腹いっぱいでもう何も入りません。
宿に帰って、意識喪失。
朝までよく寝ました。
ミノカサゴ
翌朝、起きてもまだ満腹感が収まらない中、朝食。
これまた、サンマの塩焼きに、サバの塩焼きのダブル。
デザートに梨までついててさらにお腹いっぱい。
出しなに缶コーヒーまでいただいて、ありがとうございます。
車に乗り込み、白浜フィッシャーマンズワーフへ。
海岸線を走らせていくと、夏の風物詩の駐車場の呼び込みもいてません。
目につくのはダイビングサービスで働くスタッフとジョギングしてる人だけです。
DSに到着して、器材を降ろして、車を別の場所へ移動。
乾いていないウェットをブロック塀にかけて、干しておきます。
DSのスタッフに挨拶して、休憩です。
連休らしく、DS常連のお客さんも多めで休憩室もいっぱい。
防波堤でゆっくりすることに。
1本目のポイント調整がまだらしく、どこか決まっていません。
ウェットに着替えるころにようやく、ポイントを教えてもらいました。
同船の人で講習らしく、ディープで18m以深ということだそうです。
ヒロさん、キャンセルになってよかったです。
港まで歩いて自分の器材を桟橋に下して、セッティング。
なんとなくアンカリングの役目は私かなと思い、器材は船首側に積み込みました。
クマノミ
1本目「三段壁」
港から出るとけっこうな風。
風波が立っています。
千畳敷にたくさんの観光客が見られます。
ポイントに到着、案の定、アンカリングは私がすることに。
船長の合図でアンカーを落とすと、ヒュルヒュルとラインが水中へ引き込まれていきます。
じゅうぶんな長さを手繰ってからロープを結んで用意開始です。
ほかの方々は講習っぽいので先にエントリー。
根の上に降り立つと、せっかくの浅場なのに、光の光線が見られない。
集合して、流れに逆らって泳ぎだし、まず一段目の壁を下り、そのあと2段目も。
いやぁ、魚が全然いてないし。
しばらく移動すると、少し上に流れもせず、ピタッと自立している、茶色い塊が。
場所が場所だけに不気味です。
少しビビりながら近づくと、なんともないビニールの塊でした(;^_^A。
他のダイバーグループと交錯したところで、一段上がったところに。
ムチカラマツに水平に並ぶようにヨウジウオっぽいものが見えたので近づいてカメラ構えたときには、何処?
いつも以上に静かな三段壁、ベンケイハゼやイシモチを岩場で見る程度でした。
それから、さらに上段の根の上にあがると、メゾンドクマノミ発見──イソギンチャクの群生です。
そこにクマノミ、ミツボシクロスズメ、ソラスズメたちがいっぱい。
癒しやね~。
そのあと、ボートのほうへ向かっていくとちょうどエキジットが混雑中。
長めの安全停止をしてエキジット。
上がってから、アンカー引き上げ。
ウィンチが弱いのか、根がかりしたのか上がってこない。
最後は腕力勝負、上がきりました(´▽`) ホッ。
クマノミ
港に戻って器材を桟橋におろしてタンク交換。
邪魔にならないように寄せといてっと。
DSに戻ってシャワーを浴びてウェットを脱いで着替え。
食券をもらって、お昼です。
真っ先に行ったので空いてました。
お盆にのっかったお椀にみそ汁を注いで、海鮮丼を受け取ってテーブル探し。
休憩室はいっぱいなので、外のテーブルにて。
新鮮な海の幸いっぱいの丼は白浜ならでは。
美味しゅういただきました。
お腹いっぱいになったら、そう睡魔。
観光客がよう通るなか、定位置にてゴロン──風が抜けて気持ちイイ。
のんびり過ごしたあと、むーさんが着替えに。
せっかく乾かしたウェットをシャワーを浴びながら着てるのを見て「ウェット乾かした意味ないですよー。」
私も着替えを済ませて、港へてくてく。
ちょうどボートが帰ってきたところでした。
邪魔にならないように袖にどいて、ボートが空になったところで器材の積み込み。
今回ももちろん前です。
そして、ツアー最終ダイブです。
沈船
2本目「沈船」
定番中の定番。
午後からポイントだけに透明度が心配。
ポイントに着いて、ブイを取り係留。
そしてエントリー。
入った瞬間、やっぱり。
ブイのロープの先が全く見えません。
ロープ越しに下りていくと、ちっちゃいながらもキンメの群れ。
むーさんと集合して移動開始。
ほかのグループが来るまでにある程度回っとかないとさらに悪化するので。
右舷側から回りだすと、台風の影響でさらに砂の中に埋まってました。
船内を覗くとハタンポ、クロホシイシモチが群れています。
透明度がない分、余計に幻想的なカンジ。
沈船についてる魚にキビナゴが加わって、ごっちゃ状態、そこにカンパチがアタックしてきます。
気が付くと、イシダイがまたついてきます。
縄張り意識の強いんでしょうがないですが、ストーカー並みの執拗さ──浮上するまでいっしょでした。
沈船の周りをカンパチの群れが何度も通っていきましたが、遠すぎてシルエットを確認するのがやっと。
こんな中でもヨスジフエダイの黄色は映えますね。
いつも右舷側で見かけるのはテリトリーのため?
水深もそれほどなので、50分ほど経ってから、安全停止へ。
浮上し始めると、小ぶりなタカベの群れが見られました。
他のグループがエキジットの真っ最中だったのでそのあとに、上がろうと船底下で待っていたら、ブルンとエンジンがかかり、プロペラがゆっくりと回り始めていました。
あちゃー、ヤバイ、忘れられて帰られるんちゃうの?
映画「オープンウォーター」の再現かとあせりましたが、大丈夫でした。
エキジット後、器材をおろしたら即、ブイを外して帰港。
クマノミ
軽トラックに器材を積んで、とDSにのはずが、軽トラックがない。
とりあえず、むーさんに器材の守してもらって、ダッシュでDSに戻り、軽トラを 港まで。
そして、器材を積み込んでDSに戻りました。
このあとも帰港予定なので再び軽トラを港に運びました──勝手知ったるなんとかです。
器材の塩抜きして、水気切り。
白浜の特典である、DS施設の温泉へ。
ちょっと温かったので、継ぎ湯。
これも勝手知ったる、です。
じゅうぶん温まりました。
ログ付けをして、精算をしてから器材の片付け。
荷物を車に積み込み、帰路へ。
途中、とれとれ市場に寄って職場へのお土産も忘れず買って出発。
いよいよ高速に、という段になって、電光掲示板に「御坊南IC-有田南IC 14Km」の表示にさすが連休。
もちろん、有田まで国道で。
紀ノ川SAでソッフン食べましたが、大人の事情でアップせず。
思ってたよりも早く帰阪できました。
むーさん、次週の記念ダイブ楽しみましょうね。(ウチナー風)                                      


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