イバラカンザシ
misakoさん撮影
まだ梅雨だというのにこの暑さ、たまりませんなぁ。
7月はツアー申し込みが梅雨時期とあって様子見なため、なかなか集まらないのが常。
今回もソレに洩れず、いたって低調。
ところがです、先週からの日照り。
一気にダイビングへの気持ちが押し寄せたのか、ギリギリでの参加申込。
ありがとうございます──つくづく、ダイビングだけに天候に左右される、水商売な業態です。
ってなわけで、久しぶり(1年ぶり)に3列目シートを引っ張り上げました。
台風の心配もないものの、全国各地でゲリラ豪雨の影響が──私が住む隣街でも記録的大雨を観測した時の雷の多さ、スゴかった。
しかし、当日はというと、天気予報、海況予報とも良好なようで、まったく心配なし、です。
唯一の不安は、交通渋滞.....。

イバラカンザシ
misakoさん撮影
当日の朝、起きると日の出前なのにもう蒸し暑い。
即、エアコンスイッチオン。
ピックアップ、集合も問題なく、出発。
しかし、連休の中日、さすがに交通量多し。
いつもトイレ休憩で立ち寄るPAは明らか海水浴客、キャンパー、ジョットスキーの人々。
一車線の高速は、低速運転車の影響で数珠繋ぎ状態。
停滞することがなかったことを良し、としようというレベルで無事DSに到着。
あとでバッタバタしないように先に港へ行って、器材のセッティング。
まだ出港まで時間がじゅうぶんあるのでスペースは使いたい放題。
コレだけ終わらせておけば、後はラク。
DSで朝食兼小休止。
暑すぎて、外に出る気もしないのでギリギリまで痛かったのですが、
「そろそろ用意しましょうか」と言った手前、着替えしてウェットを着用。
みなさん段取りが良くて、DS社長「まだ早いでぇ。」と言われる始末。
こういう時って、日陰がないんですよね。
ほぼ時間になったので、港に向かい乗船し、自分の器材、ウェイトベルト、3点セットがあるか確認。
問題なぁし。
あとは出港を待つのみです。

ニシキベラ
1本目「南部出しアーチ」
ここんとこ、ショウガセは激流れらしく、潜れていないそうです。──そういえば去年もそうだった。
ポイントに着くと、先の船がエキジット中。
それを待ってブイを取り係留です。
用意のできた人から、順番にエントリー。
前々日の雨の影響からか、思ったよりも白濁してます。
根の上は、キンギョハナダイ、ソラスズメで白っぽい中でも存在感あります。
泡を頼りに潜降し、全員が集合したところで移動開始。
まずは水路へ向かうとニザダイがびっしりと居てたのですが、私たちの乱入で退散していきました。
ゆっくり移動しながら、水路を越えて根を右回り。
まだ濁ってないアーチへ。
一人ずつ泳いで、通過。
先に出口で待ち構えて、パシャ。
全員が抜けて来たのを確認してから、水族館のほうへ。
すると目の前をニシキベラが隊列を組んで移動。
ふだん、個体で泳いでる姿しか見ないのに今日は異様。
どうなるのか?気になってみていると、1尾が上に向かって泳ぎだしたかと思うとそれに従ってまわりの数十尾が我先に泳ぎだしました。
一瞬の出来事でした。
そのあとに隊列にもどっていきました。
ベラの産卵行動です。
なかなか間近で見れる機会がないので貴重な体験ができました。
水族館のほうに行きましたが、魚がほとんどいなかったので、来た道を戻って各自ダイコンで安全停止の時間をウォッチ。
それが完了してからのエキジットしました。

ヘラヤガラ
misakoさん撮影
港に戻って、タンク交換し残圧チェック。
それから休憩です。
シャワーを浴びてウェットを脱いで昼食です。
皆がシャワーを浴びている間にmisakoさんがみそ汁の用意をしてくださいました。
ありがとうございます。
ご飯を食べると次にくるのが、眠気。
タイチさんも甲羅干ししに港へ行かれましたが、あまりの暑さに耐えきれずすぐに帰ってこられました。
「ヒアリっぽいの、いましたよ。」
ついに和歌山にも上陸か??
そうこうしてる間に時間ですよー。
再び、ウェットに着替え。
ついこのあいだ「さむいさむい」言ってたむーさんが、「あっちぃ~あっちぃ~」

浮上
2本目「南部出し」
もちろん、ココでしょ。
人気ポイントだけにボートも多いです。
アンカリングしてて係留。
水面から見ると先ほどとは水の色が違います。
エントリーしてみると目につくのは、ダイバーばかり。
水底で集合したところで移動開始。
根に沿って移動開始したとたん、イサキの群れ、群れ、群れ。
大きくはないものの、3つぐらいの集団となって、群れが生き物のようにふわふわと移動。
追いかけられても逃げずにとどまってくれている、フォトジェニックなイサキたちです。
そのあと根の割れ目には80㎝程のクエ。
何人前の鍋ができるやら?
ライトが当たったので奥に引っ込んでしまいました。
根の周りをぐるりしたところで、小さいながらタカベの群れが通っていきました。
黄色のラインが映えます。
アンカーラインまで水平に泳いで行って、各自安全停止してエキジット。

DS前で
港に戻って、器材を軽トラックに積み込んで器材洗い場へ。
3人分の器材を洗うとなると、けっこうかかりますね。
忘れ物しないように近くで干しておかないと。
このあと、温泉に行きキモチ良くなったけど、外の空気に触れた途端、あっぢ~。
DSでログ付けをして器材を片付けた時点で、もうお風呂に入った爽快感は消失。
いっぱい汗かきました。
さぁ帰りましょう、と高速のIC近くの電光掲示板「みなべIC─広川IC 16Km」って。
3連休だっちゅうのを思い知らされました。
国道を使い2時間かけて、紀ノ川SAへ。
運転疲れにソッフンは最高──もちろん、ドーナツ付きで。
このあとも連休の洗礼を受け、洗車して器材片付けたら、久々の午前様。
ご参加いただいたみなさん、おつかれさまでした。


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