初潜りから2ヶ月ぶりのツアーです。
内浦ビーチが3月末でクローズするまでに行っときたい、かつを茶漬けを食べたい、の2点を満たすツアーをリスエストで受けて企画。
──ところが、リクエストされた人は結局、お仕事の都合で来れませんでした。──
そのかわり、トライアルでやまんさんが参加申し込み、そしてやっしーさんと企画倒れせずに済みました(^_^;)。
このところ、内浦の海況も安定しているようです、しかも3月に入って、珍客に遭遇するチャンスが。
タカアシガニが4個体ほど確認されているそうです。
日本海溝にほど近い伊豆方面では、見れるのは知っていましたがまさか、遠浅な和歌山で。
このニュースに期待が膨らみます。
当日の朝、起きるとさすがに春分の日を過ぎたこともあり寒さも身にしみません。
前もってMapfanでルートナビで算出した時間どおりにやまんさんをピックアップ。
現地に向け出発です。
この時期はまったくもってスーイスイ。
初参加のやまんさんとお話していて、衝撃の事実を知ることに。
参加申し込みの際、レンタル不要だったので、なんの疑いもなくドライスーツをお持ちだと思っていました。
聞くとウェットスーツ。
やまんさん「11月の日本海でフードベストを着て水温17℃で大丈夫でしたからイケると思います。」
いやいやぁ、私も以前ウェットで17℃経験した事ありますが、周りもウェットでみんなで渡ればなんとか、ですが今日は多分ウェットの人は見かけられないような。
こんなことだったら、ドライは用意できませんが、水中カイロやエコカイロなどの防寒用グッズを仕込めてたのにぃ。
これからは、申込時に確認するようにしますm(_ _)m。
そうこう(走行)してる間に予定通りDSに到着。
器材をおろして先に海に行く準備。
器材をまとめてウエイトを用意して。
休憩室に荷物を置いて施設案内したころにやっしーさんも到着。
ブリーフィングで今回は午前に2本潜って片付してから昼ごはんに行くのでインターバル時間を1時間と考えてあまり深場に行かないようにします。
続々とダイバーが到着してることもあり、早々と用意をして行くことに。
送迎用の車に器材を積み込んで港まで。
さすがに海辺に来るとDSではそれほどなかった風が吹き付けています。
タンクを選んでセッティング。
残圧をチェックして器材を装着、マスクの曇り止めも忘れずに。
用意の出来た人から順番にエントリー。
全員が水面で揃ったところで潜降サイン、OK、位置の確認、時間のチェック、ブッシュー!
入っていきなり、アジの群れのお出迎え。
目の前を右往左往。
下の方にはもういきなりのマトウダイ。
11月には全くいなかったのが、ENポイント近くに早速現れてくれました。
水底で集合して残圧の確認をしてから移動開始。
ゆっくりと砂地を進んでいるとヒメジたちがヒゲをちょこまかちょこまか弄っています。
前方に三角錐が2本見えたので近くづくと、タコ。
体を砂穴に隠して潜望鏡のごとく目の部分だけで出してジロジロ。
おとなしく写真を撮らせてくれました。
このあと、タカアシガニ狙いでコンクリートブロックのある右手の方へ。
砂地には並ぶようにして、ハモとダイナンウミヘビが顔を覗かせています。
前日にタカアシガニが確認されていた場所まで来ましたが、それらしい雰囲気が感じられない。
この後のことがあるので深場に長居は無用。
斜めに向かって水深を上げていくと消波ブロックが見えてきたところでアジの群れ、その上にはキンメモドキの群れが現れました。
その中にゆうゆうと泳ぐマトウダイ。
もう少し陽が差し込んでくれれば、いいアングルなのに。
少し移動するとネンブツダイの群れと癒し系の水中空間です。
ここで窒素抜きを兼ねて散策してエキジット。
器材をおろしてタンク交換して残圧チェック。
邪魔にならないように端にかためておいて、ちょうど迎えに来ていた車に乗り込んでDSに戻りました。
温水シャワーへ即行、やまんさんは冷えた体を温め。
休憩は、なるべく日向ぼっこできるように駐車場側のテラスで。
車に積みっぱなしのボートコートがこんなとき役立ちました。
1時間以上、休憩を取ったので次のダイビングに向けて用意を開始。
やまんさんはウェット中に温かいシャワーの蒸気を溜め込むように浴びていました。
車に乗り込んで港へ。
EN口では、他のショップさんがブリーフィングしてるので間を通らせていただいて器材のところへ。
タンクのバルブを開いて器材の装着。
エキジットしてきた人たちに道を譲ってからのエントリー。
カメラを手渡すため階段の一番下まで降りていたのと後ろから次のグループも迫ってたので、慌ててシッティングエントリー。
そして潜降。
アレ?なにか変。
後ろのタンクがゴロンゴロンしとる。
水底についたところで器材脱着を開始、外してみるとやはり、タンクベルトのバックルが外れていました。
──シッティングエントリーした際、階段でバックルが外れたみたいです。──
両膝でタンクを挟んでバックルの留め直し。
やれやれ、BCを左手で引き寄せ右腕を通して右手でタンクブーツを持ち左手をショルダーに通そうとモゴモゴしてなかなか通らない。
Dリングにダークバスターをフックで引っ掛けていたため、ショルダーが広がらなかった模様。
それを見兼ねたやっしーさんが寄ってきて袖に手を通すのを手伝っていただき助かりました。
やっしーさん、ありがとうございますm(_ _)m。
やっと移動開始です。
そこらじゅうにマトウダイがいて有難味もあったもんじゃない、です。
沖の方から上がってくるグループと交錯、一気に透明度が激減。
そこから抜けて何か1mぐらいのピーンと伸びたケーブルのようなものが見えたので近くに寄っていくとケーブルの先がモクモクと砂煙があがりました。
大きなトビエイでした。
あまりの突然の出現にカメラを用意する間もなく飛んで行かれました、残念。
2本目ということもあり、深場を攻めることをやめて、再び消波ブロックのほうへ。
水面近くにはアオリイカも見られました。
まったりじっくり魚の層を楽しみながら窒素抜き。
エキジットも混み合っていたので少し場所を移動して時間調整してからエキジット。
DSに戻って器材の塩抜きをして片付け、あとは頭とドライスーツの塩抜きも。
精算をして車に荷物を積み込んで移動です。
出発前にお店に電話をかけると「来てもらっても良いですが、お待ちいただきます。」
まだ13時(前回よりも30分ほど早かった)、まだまだお昼ですから仕方なし。
お店に着くと外に行列は出来ていなかったのですが、扉を開けると待っている人がいました。
しばらく扉を開けたままにしていましたが、中で待っている人が寒いからと扉を閉められてしましました。
私達のあとにも家族連れの方も並ばれていました。
そして、待つこと30分ほどでカウンターに通されて、「ご注文は?」
もちろん、「満腹セット3つで」
並んだ甲斐、ありました。
もう、お腹いっぱい。
みなさん、満腹なのはもちろんのこと、その美味しさに満足していただきました。
食べ終わって、車に乗り込むとちょうど雨。
車で走り出した途端に本降りに。
水中だけでなく、やっしーさんの晴れ男パワーに助けられました^_^。
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