経島
先月開催予定だった出雲ツアーですが、直前に台風21号が四国、近畿を襲ったことでDSより「土曜日は海クローズ、日曜日も潜れても期待できない。」とのご連絡。
そこで参加者に緊急アンケートを実施(詳細については前回ツアー報告を参照)。
そして今シーズン2度目のツアーです。
宿泊先は前回の民宿が空いていないということでDSから紹介していただいたビジネスホテルにするつもりでしたが、ネットで空室状況を確認したら、まだイケそうなので申込締切ギリギリまで待ってみようと思い、すぐに予約しませんでした。
結局、人数は増えず、ホテルを予約しようとしたら、空いてない。
仕方なく出雲市内の宿泊施設を検索。
その中で、紹介いただいたホテルが大浴場付きだったので、お風呂のあるホテルに絞ったため、少し離れているものの、近くに温泉施設のある、ホテルを予約。 台風もしばらくできないみたいで安心。
これでツアーの憂いはなくなりました。
あとはツアー開催日を待つのみ。

濃霧
遠距離ドライブのため早めに起床(日付が変わって2時間後)。
夜中なのでピックアップも早めに済むかと思いきや、交差点の信号の度に赤。
シュリさん家に想定より5分遅れてしまいました。
このあと、あっこさんもピックアップをして出っ発-っ。
ところが、なにを勘違いしたのか、反対方向のICに乗ってしまい、次のICを下りてUターン。
ナビに目的地をセットして「案内」ボタンを押すと、
「目的地の天候は晴れ、岡山県全域で農務注意報が発令されています。」とアナウンス。
そのあと、そのアナウンスが正しいことを身をもって体験しました。
滝野社ICを越えたあたりからあたり真白っけっけ。
大山や宍道湖あたりでは、雲海も見られました。
高速をおりて、コンビニで朝食を調達して、現地DSに予定時間前に到着。
器材、着替えを降ろして車を港へ。
施設案内を終えて朝食兼ねて休憩。
ほかのお客さんもボチボチそろわれてきたので着替えをして器材の用意して軽トラックに。
オカモトさんから日御碕の伝承とポイントについてのブリーフィングを受けて全員が揃ったところで港へ。
器材をセッティングしてボートに積み込み、先にマスクの曇り止めをして器材装着完了。

スズメダイの群れ
1本目「タイワ」
少し流れているので、オカモトさんが先にエントリー。
流されないように受け入れ体制を整えてから、ブイに近い船べりからエントリー。
ロープを手繰り寄せながら、ブイに近づいて潜降です。
エントリーすると、グリーーーーん?な海。
先月もそれほどでしたが、今回は先週の串本よりも悪い。
日本海でこの透明度は初。
うねりのため、左右に揺られるため、水深を下げて、根を壁にして待機。
全員が揃ったところで移動開始。
イサキの群れも居てますが、全景が捉えられないため、どれだけの群れなのか全く。
西の参道を通って、南の参道へ。
集団が縦になるとほぼ全員が確認とれないため、何度も停止してガイドが人数確認。
これはナイトダイビングレベルの透明度のため、何かの足しになればと集団の右手に位置してストロボライトを点灯。
電池が弱く、か細いながらも明滅いてくれています。
目の前にときどき現れるアジやイサキの群れを追いながらの移動。
早々に安全停止をしてエキジット。
お疲れさまでした。

ミノカサゴ
港に戻って、器材を堤防にあげて、タンクの交換です。
残圧をチェックして、バルブを閉めて器材をかためて置いておきましょう。
歩いてDSに戻って、シャワーで塩気落とし。
小一時間の休憩なので皆ウェットを脱いで寛ぎモード。
朝も早かったのでおネムモードです。
風があり、ついつい日向のほうへ。
次のボートの方々のブリーフィングが今始まりました。
この間の長雨で松江道がトンネルの手前で土砂崩れしていて、行き止まりをUターンしてついさっき着いたそうです。
長めの休憩のあと、次のポイントのブリーフィングを受けて用意開始。
港へ着くころにはボートも帰港。
入れ替えで器材を積み込んでから器材を装着。
そうそう、マスクの曇り止めもしておかないと。

スズメダイの群れ
2本目「ボングイ」
1本目よりは波も穏やかになってきたものの、波になかなかボートも進みません。
流れもなさそうなので、ロープは持たずにいけそうです。
船首のほうから順番にエントリー。
少し沖に出た分、少しはマシかと思われましたが、相変わらずの透明度でした。
全員が揃ったところで移動開始。
階段状のところをいつものとおりオカモトさんがフィンを脱いでパフォーマンスしかけましたが、見切れないと判断し取りやめ。
そのあと徐々に水深をあげて、見えにくいながらもイサキやスズメダイの群れを観察。
うねりでゆらゆら揺れる海草にまぎれるベラやオヤビッチャなど見られました。
各自安全停止をおこなってエキジット。
港の戻る途中に経島で海底の地形や岩の形質などのレクチャーをしてもらい、経島に潜ってみたくなりました。

出雲大社
港に戻って器材をバラシて軽トラックに積み込んで一足先にDSへ。
戻ってきた軽トラックから器材を下ろして明日も使うのでジャバジャバ洗い。
用意してていただいたイスに器材をまとめて置いておきます。
あと軽くシャワーを浴びて着替え。
DS特製カレーをいただいてログ付けを済ませておいて。
車で移動です。
そう、出雲大社へ── ところが、駐車場へ向かう車列で大渋滞。
信号3回待ってようやく抜けて前回に目星をつけていたコインパーキングへ。
駐車して、次の車が入庫してところで「満車」に。
ぎりぎりセーフ、よかったぁ。
出雲大社へ。
えげつないほどの観光客。
前回とは比べられないほどの人、ひと、ヒト。
陽射しも強いので、松の参道は涼しい。
お参りをしてお土産を買ってもちろん、ソッフンも。
このあと、昭和の名残がいっぱいの旧大社駅も観光しました。
カンパーイ
あとは、宿泊先のホテルへ。
少し離れますが、温泉施設が近いのがミソ
ホテルにチェックインして、フロントで「無料駐車場がありますのでお車で行かれますか?」
私「いえ、歩いていきます。」
部屋に入ってまず、ビール500mlを一気に飲み干し。
うっめ~っ。
30分後にお風呂道具を持って1Fロビーに集合して「湯元楯 縫割烹温泉ゆらり」へ。
モチロン、徒歩で。
案外近くてあっという間に到着。
ロビーを抜けて雰囲気の良い回廊を抜けて大浴場へ。
源泉かけ流しで内湯はもちろん露天風呂や壺湯にクールダウン用のテラスにサウナと堪能しました。
サッパリしたあとは、久々のマッサージ機でコリ解消。
カンパーイ
このあとは施設内の食事処「遊庵」で夕食です。
湯上りには、もちろんビールで乾杯。
海では見られなかった、ヒラマサの刺身や陶板焼きなど美味しくいただきました。
食べた後、スーパーに寄って買い出し。
ホテルに戻ってエレベーター横にある談話スペースで飲み直し。
日本海には日本酒が似合いますね。
少々盛り上がり過ぎたせいか、ホテルの方から注意を受けて撤収。
申し訳ございません。
各自部屋に戻って飲み直し、、、、、が、ゴートゥスリープ。
おやすみなさい。

コウイカ
翌朝、気持ちよく起床。
カーテンを開けると、、、どんより。
イヤーな予感。
ブッフェスタイルのホテルの 朝食をいただいて、出発です。
集合時間に到着し、用意開始。
昨日もしてるので、段取りよく準備完了。
今日も昨日と同じポイントなので簡単にブリーフィングを受けて港へ。
器材のセッティングをしてボートに積み込み、器材を背負って出発です。

スズメダイの群れ
1本目「ボングイ」
風があり風波で水面がバシャバシャですが、流れはないようです。
ポイントに着くと、陽が無いからか、水の色は真っ黒。
微かに期待を抱きつつ、エントリー。
ありゃーっ、今日もかい。
今回は透明度で地形のダイナミックさがわからないのでなるべく水深を落として魚の群れを探すことに。
集合して移動開始。
ドロップオフをすーっと下りて横移動。
途中、祀りをおこなっていただろう、半円形のステージや杭を突き刺して削ったであろう穴などを観察して、水底へ。
幾度となく、アジの群れやネンブツダイ、スズメダイの群れが現れました。
イサキは下のほうから上に向かってカーテン状態で。
そんな中、岩場には動きの少ないミノカサゴがアクセントを添えてくれます。
安全停止のために根の上に戻ると小アジの群れが癒してくれます。
じゅうぶん窒素を抜いてエキジット。
波でボートがゆーれ揺れ、先に腰を下ろしてこけない様にして器材を脱装。
おつかれさまでした。

ミノカサゴ
港に戻ってタンクの交換してエアチェックしてバルブを閉めて纏めて置いておきましょう。
DSに戻って温かいシャワーに。
浴びだすと中々、離れられましぇ~ん。
勇気をふりしぼってウェットの上を脱いでタオルで水気をふき取り。
即、トイレで用足しで、スッキリ。
飴ちゃんで糖分を取ってカロリー摂取。
窒素がある程度抜けたので2本目へ。

ネンブツダイの群れ
2本目「ボングイ」
透明度を考慮して、浅場よりも沖のほうが良いということで同じポイントに。
透明度の悪いのも、もう慣れたものでエントリーして集合。
今回はさらに沖の深場へ。
なるべく大きな岩に根付いている、キジハタやコブダイを探しながらひとつひとつ確認しもってゆっくり移動。
岩場にはまさかライトで照らされるとは思っていないキジハタがのんびり。
気が付けば、NDLが5分に。
慌てて、水深をあげてようやく50分台に回復。
箱型潜水に近いので無理をせず、これ以上深場はやめておきます。
浅場で流して窒素抜きです。
安全停止もキッチリしてエキジット。
おつかれさまでした。

日御碕灯台
港に戻って器材をバラして軽トラックに積み込み。
DSに戻って器材を水洗いして水気切り。
シャワーを浴びてウェットを脱いで、その場でシャンプー。
着替えを済ませてカレーライスをいただいてログ付け。
器材を乾かしている間に観光です。
まずは、日御碕神社へ。
朱色の欄干や柱がすごく鮮やかです。
もちろん手水舎で清めてからお参りしました。
このあと、日本一の高さを誇る、日御碕灯台も。
DSに戻って器材、荷物を片付けて帰途へ。
二日とも透明度の悪い中でのダイビングで疲れたのでしょう、車が走りだしてすぐにもうお二人はおネム。
さすがに連休で渋滞もありましたが、送り届けて無事帰宅。
お疲れさまでした。
今回は海況の悪い中、無事ツアーをできて良かったです。
来年こそは海中遺跡の全貌を見るべく、リベンジしましょう。
AQUA工房のオカモト様はじめスタッフの皆さま、ありがとうございました。
ほかに見た生物:スズメダイ、イサキ、アジ、オヤビッチャ、キュウセン、イシダイ、ミノカサゴ、カサゴ、ネンブツダイ、キジハタ、キハッソク、ネンブツダイ、タカサゴ、キンチャクダイ、カワハギ、ウマヅラハギ、アナハゼ、ノコギリヨウジ、コウイカ

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