ホンマ、台風、どうにかしてよ。
おかげで1か月ぶりにツアー開催出来ました。
田辺に関しては、2か月ぶりというシーズン中では考えられないほど開きました。
今回はトライアルに4名様、と嬉しいご用命。
──弊サークルでは、スタッフ1名につきトライアル2名まで、というルールを設定しております。──
スタッフの皆さんに召集令状。
そして、いち早くご返事いただいた、クリーマさんにお手伝いをしていただくことに。
ありがとうございます。
あとは全員フルレンタルということで、器材の手配。
弊サークル所有の器材を引っ張りだしてきてメッシュバッグに。
この時期に大汗かきました(^_^;)
ウェットスーツは現地DSにお願いできました。
──弊サークルのツアーでは、お手軽にダイビングを楽しんでもらえるよう、格安にてレンタル器材を手配しております。──
あと海況は、というと──台風24号以降、台風ができないようでそれだけは安心です。
しかし、この2週間で朝晩の寒暖差が出てきて、秋めいてきました。
水温はまだまだウェットでじゅうぶんですが、上がってからの風が大敵。
前もって、みなさんにダイビング後の防寒対策をお願いしました。
前日の電話確認でDS「ボートは出港するけど、北西の風なので波があると思うよ。」
了解しました。
当日の朝、起きて準備を開始。
余裕を持って設定を早めにしていましたが、トイレが長引き、出発が5分オーバー。
おかげでタイトなスケジュールになり、なんとかピックアップ時間を守れました。
今回は現地集合の人が多いので、車は空きスキ。
関空道に入ると、けっこうな雨──
集中豪雨てきなもので和歌山に入った途端、晴れ間に変わりました。
レンタル器材とかの準備のため、早めに出たのでAM8時前に到着。
メッシュバッグを下ろして、トライアルの方たちのレンタル器材を其々纏めて配置。
そうこうしてるうちにトライアルの4名が到着。
まずは、施設の案内、一日の流れを説明。
DSに手配していたウェットスーツを各自受け取り、セッティングです。
私「先月講習を受けたばかりなので、覚えていると思いますが、できるところまでやってみましょう。」
さすが、ブランクの期間が短いのでみなさんバッチリ。
軽トラックに器材を載せてボートに積み込み。
8セット分なのでひと苦労──汗をかくほどではないが、息があがります。
レンタルの方は先にウェットを着込んでもらってサイズが合うかどうか確認。
ボートダイビングが初めてとジャイアントスライドエントリーをしたことが無い人がいたので、レクチャー。
集合写真を撮るために、少し早めにボートへ。
トライアルの方々だけで一枚と360°写真も撮りました。
ボートに乗船し、まずは自分の器材の場所確認、3点セット、ウェイトベルトを器材のそばに置いておくようにしてもらって、マスクの曇り止め。
この日のために、調達したマスクは真新しい。
1本目「南部出し」
風が出てきているので、ブイ取りできるポイントへ。
ポイントに着くころには風で小さな波が立ってきています。
ボートから水面を覗くと、なんとか根が見えています。
こんな光景は、いつ以来だろう?
波が立ってるので、余裕があれば先に潜降して向かって根の右側で待機してもらうように指示。
各自器材を背負って、順番にエントリー。
流れもなく、いいカンジ。
私もエントリー、するとよーく見える。
水面、ロープ上に誰も残っていないか確認しもって潜降。
心配された圧平衡も問題なく皆潜降できていました。
現状問題ないか、「OK」サインで確認──異常なし。
ではでは、移動を開始。
まず水路に向かうとこじんまりとしたキンメモドキの群れ──もう少しボリュームがあれば。
水路を抜けて全員が通ってきたことを確認して、トンネルへ。
横3m高さ1mほどで横穴でバランス感覚を養うにはもってこい。
ネンブツダイが多少見られる程度しか居ずに抜けるだけ、でした。
全員が無事抜けきったのを確認して、根を反時計回りに。
イサキの群れやタカベの群れが目の前を通っていきます。
岩場には、水路とは別集団のキンメモドキが。
これといっしょに水路でまとってくれたら、もっと良い画なのに。
エントリー地点まで戻ってきたところで、残圧50の人がいらっしゃったので、ベテランを除く
トライアルの方々に「安全停止」を指示。
じゅうぶんな時間、窒素を抜いてからエキジットさせて、残っているベテランも。
あがった途端、現実に引き戻される、風。
皆防寒用にパーカなど持参してもらっていたので、問題なし。
いっぽう、クリーマさんはシーガルでガタガタ──港まで近いので耐えれると、やせ我慢
。
DSのスタッフから「シーガルの人、震えてますよ。」
港に戻って、新しいタンクに交換してセッティング。
残圧をチェックしてバルブを閉めて、固定用ベルトをとめておきましょう。
先に冷えた身体を温めにシャワー。
さっさと着替えて、昼食です。
好きな弁当を選んで。
温かい味噌汁と冷たいお茶、と思って注いだら飛沫がかかって、アッチ、温茶でした。
お腹がいっぱいになると、ダイバー恒例のお昼寝です。
特に、トライアルで参加のみなさんは、睡眠を取るために前日入りしたのに関わらず、睡眠不足。
泊まったゲストハウスに無料のコーヒーがあって、夜中に飲んで眠れなくなったそう。
──ダイビングは体調に左右されるレジャーですので、前日は睡眠をしっかりとりましょう。──
昼寝の時間はすぐ過ぎてしまうものです。
そろそろ用意をしましょう。
ウェットに着替えて、ボートへ。
先にマスクに曇り止めもして準備万端。
2本目「沈船」
午前中よりもさらに風が出てきているので、近場のポイントへ。
初のポイントです。
港をでると、風で横からの波でバシャバシャ。
きちんと座るか、しっかりなにかに掴まっていないと転げそうなほど。
こんな近場にポイントがあったのか、というぐらいの近さ。
唯一、近い分、透明度がそれなり、ということ。
風波でブイが見つけにくい。
ブイを取り係留し準備スタート。
2本目ということもあり、各自テキパキと用意をしてエントリー。
私も最後にエントリーしてそのまま潜降したものの、ありゃ、ブイのロープが全く見えない。
いったん、少し浮上してボートの船首まで泳いでブイロープを確認、それを目印に潜降。
下で集合し、人数を確認したのち、全員にOK?で確認。
この透明度なのでゆっくりボートの舷側を時計回りに移動開始。
やたらと、キイロウミウシがいてます。
船体のところどころ(沈めるため?)に穴があけてあり、船内が覗けるようになっていて、ライトを照らすとアジやネンブツダイが右往左往。
砂地のほうにも探検したかったのですが、この人数では砂煙を大量発生させるため、行きませんでした。
船尾をまわったところで、小さな瀬があり、他のDSのスタッフさんが「クエの子ども」と教えてくれましたので見に行くとホンマ、親がそのまま小さくなったカンジ。
さすがに大所帯に焦ったのか、すぐ隠れてしまいました。
また船のほうにもどり左舷側をのんびりと進みました。
アジの群れがけっこう通ってます。
ブイのロープが設置してある船首まで戻って、残圧確認したところ、まだ残ってるのでも一度船の上を通って、船尾近くまでもどり、船の内部へ。
私が先に下りて、内部確認。
すーっと、抜けていて透明度もあるので、上から覗いている人に手招きしておりてくるように合図。
順々に下りてきたので、ライトを照らしながら船首のほうへ。
大量にダイバーが現れたことで、アジがビックリして船外へ、ネンブツダイは私たちを避けるように端へ。
ゆったりと泳いで船首側の穴からあがったところで安全停止のサイン。
じゅうぶん窒素を抜いてエキジット。
器材を脱ごうにも揺れて立ってられない、よろけながらも器材を外してビーサンを履いて足元確保。
港に戻るまでのあいだに、器材を纏めておきました。
港に戻って器材を軽トラックに積み込んでもらって、レンタルの方には先にシャワーを浴びてもらって、クリーマさんにお願いして温泉まで先導してもらいました。
私は残ってレンタル器材の片付け──器材の水洗い、水切り。
片付け終わって着替えたら、もう温泉に行った人たちが帰ってきました。
ログ付けをして、精算を済ませて、現地集合の方たちとお別れ。
器材をメッシュバッグに詰めて、帰途へ。
帰り、渋滞情報も出ていましたが、18時には帰阪。
お疲れさまでした。
今回のツアーを手伝っていただいたクリーマさん、ありがとうございました。
後日談ですが、クリーマさんがこのツアー中にボートで転んで肋骨にヒビが入ったそうで申し訳ございませんでした。
ダイバーはダイビングによる窒素の骨組織へ溶け込みで骨粗鬆症になりやすいそうです。
ご自愛ください。
そのほかの生物:イサキ群、アジ群、キン
メモドキ群、タカベ群、ハタンポ、カンパチ、メジナ、カサゴ、カワハギ、キンギョハナダイ、ソラスズメ、ナガサキスズメダイ、ウミスズメ、ハコフグ、クエyg、メバル、ブダイ、イシダイ、ワカウツボ、イタチウオ、キンチャクダイyg、キイロウミウシ、シロウミウシ、シロハナガサウミウシ、アオウミウシ
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