ラダーとキンギョハナダイ
週末のたんびに海況悪化。先月の初潜りの帰途、
やっと台風シーズンが終わったと思えば、一気に冷え込んできました。
私の周りでも風邪ひきの人がウロチョロ、ってことで私はドライで。
内浦なのでよっぽどでない限り中止にはならないので安心です。
その安心感から前日まで、用意をしておりませんでした。
さてと用意をするか、とデジカメの用意をし始めて、ハタっと気づいてしまった──ハウジングが使えないことを。
前回のツアーの2本目でハウジングが浸水(水滴どころではない程度)、帰って調べてみたところ、ボタンを留めているEリングが欠損していました。
それを放置していたことに今気づいてしまった(・_・;)。
仕方なく、今夏に買っていたTG-5を下ろすことになりました。

アジを撮る
当日の朝、前日の雨で路面が濡れている中、出発です。
阪和道で夜間工事のため、AM6:00まで一部区間通行止があったため、ナビではその手前で渋滞3Kmと表示されていましたが、その区間を通るころには 渋滞は解消していて、予定通り現地に到着。
まだお客さんも疎らで宿泊客のみです。
器材を車から降ろして、車を駐車スペースに移動。
所定の席について、朝ご飯です。
そのあと、ビーチに下ろせるように器材を纏めてウェイトベルトで縛っておきます。
着替えを済ませてたのであとは、下りるだけ。
忘れものがないように出発です。
ちょうど送迎用の車が帰ってきたのでお願いしてビーチへ。

ハナイカ
器材をなるべくエントリー口に近いところまで運んでセッティング。
残圧をチェックして、先にマスクの曇り止めを塗布。
それから器材を装着し、エントリー。
まったく波のない良い海況です。
水面で集合して、潜降のサイン、オッケー。
位置の確認、時間のチェック、ダンプバルブよりブッシュ―。
視界が水中世界になったとたん、アジの群れがお出迎え。
内浦らしい、スタートです。
水底で集合しなおして、近くのガイドラインに従って移動を開始。
そこらじゅうにダテハゼやハナハゼが見受けられます。
しばらく進むと一気に透明度がガタ落ち、ナイトダイビング状態。
前方に他のグループがなにやら写真を撮るのに這い蹲っているようで、それが原因みたい。
なので、右手のほうに少し避けてみてもそれほど回復もせず。
そんな中、ハナイカ発見。
それほど動き回ることもなく、良いモデルです。
アジ壁
あと残圧確認したところ、残80と手で表示──私の残圧は150。
アレ?そんなにエア使う人でしたっけ?
まぁ先ほどの視界不良があったからかも?
ゆっくり砂地を散策しながら水深を上げていく予定でしたが、寄り道せずに浅場へ。
ゴロタ石が見えだす頃にはアジの群れを確認。
近くにはムツの群れも、その上にはネンブツダイの群れ。
見上げると、アジの群れにブリがアタックしています。
アジの群に近づいても逃げず、すっぽりと群に吸い込まれてしまいます。
もう少し透明度があれば、このアジ壁が良い画になるんですがねぇ。
しばらく群れの中を堪能した後、エントリー口に戻ってもう一度残圧確認。
アレ?まだそんなに残ってるの、ってことで浅場のほうを探検に。
潮のたまり場っぽいところなので、いつもアオリイカが居てたりするんですが、今日は潮が静か目だったので全然。
潮があまり動かないこともあり、少し冷え気味。
なので退散してエントリー口まで戻って安全停止。
ずっと浅場にいたのでダイコンのセーフティストップもいつの間にか終わっていましたのでそのままエキジット。

ハナミノカサゴとアジ
器材を下ろしてタンクの交換して、残圧チェック。
タンクのバルブを閉めて器材をかためて置いておきましょう。
ちょうど先に上がっていたダイバーの送迎が先ということで少し待って、DSに乗せてもらいました。
まだ1AM0時半。
なので、1時間ほど休憩してから2本目を行くことに。
まずは温水シャワーを浴びて塩を落として休憩です。
濡れたままなのでテラスで休憩です。
雲ひとつない陽気でキモチいい~。
熱いぐらいのお茶をいただいて、お話で
私「さっき、最初の残圧確認したとき、残80しかなかったのですか?」
トライアル「いやー、130でした。なんで右手でパー出して左手で3でしたんやろ。」と笑い話。
いつも参加いただいているベテランさんなのでエアの減りがおかしいと思ってました。
あっという間に水面休息時間が1時間を超えたので「2本目行きますか?」
ちょうど出発しようとしていた車に便乗させてもらって、港へ。

サメハダヤドカリ
団体さんが2組いて双方ともドライSPのレクチャーをしているみたいなので、先にエントリーした団体さんのあとすぐにエントリー。
まだ水面にはインストラクターと講習生?が浮いていて潜降の練習をしているので、少し離れて潜降。
降りてくと、真下に何人かのダイバーが写真撮影していたので、ぶつからない様に少し沖に下りてるとそのグループの一人が私に向かって合図。
向こうを見ろ、の指示でそちらを向くともう一人のダイバーがクエストに「カメラが落ちていました」と。
私は自分のカメラを手繰り寄せて見るも無事だったんですが、その時は私のカメラが落ちてそれを拾ってくれたのかと思い、状況もわからないまま、掌を合わせて「スミマセン」
で、移動開始。
1本目よりも右手のほうを攻めてみること。
しかしながら、これといった収穫もなく、埋もれた小瓶を覗くもトラギスが入っているのみ。
少し深場まで行って、ダイナンウミヘビがちらほら吻を突き出している程度でした。
網籠の上にになにやら大きな物体──サメハダヤドカリでした。
今まで見た中では最大級。
間近で見ると足に生えた毛がいっぱい。
鋏のある脚をちょこまかちょこまか動かしています。
それからゆっくりと上がっていこうかと思いましたが、ダイコンを見るとNDLがあと分とな。
これまた早めに水深を上げねば。
水深を上げていくにしたがい、明るくなってきました。
そしてアジ壁。
D4は問題ないのですが、古いほうのダイコンが「DECO、5m8分の減圧停止」の指示。
じゅうぶんな安全停止をおこなってエキジット。

アジ
器材をバラして片付け。
軽トラックに器材を積み込んでさきに送迎用の車でDSへ。
戻ってきた器材を洗って水気切り。
シャワーを浴びながら、塩落としして、着替え。
腹が減っては戦はできぬ、で先にお昼ご飯は頂いてから、温泉へ。
13時過ぎですが、案外混んでいました。
DSに戻ってログ付けをして器材を片付けて帰途へ。
途中、事故渋滞というアクシデントもありましたが、ナビを駆使して渋滞を回避して帰ることができました。
今シーズン初の内浦でしたが、じゅうぶん内浦らしい海で堪能できました。
3月末まで開放されていますので、ぜひぜひご参加ください。
見た生物:アジ群、イサキ群、ムツ群、カマス群、ネンブツダイ群、アオヤガラ、ハナミノカサゴ、イシダイ、ヒメジ、オジサン、クマノミ、ソラスズメダイ、ハタタテダイ、コロダイyg、イシガキダイ、ゴンズイ、ウツボ、ダテハゼ、オニハゼ、スナハゼ、ハコフグ、ウミスズメ、カサゴ、 カワハギ、ヒイラギ、チョウチョウウオ、レンテンヤッコ、キンギョハナダイ、ノコギリヨウジ、ハナイカ、オトヒメエビ、イソギンチャクカクレエビ、アオウミウシ、キイロウミウシ、サメハダヤドカリ

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