今年初のツアーとなります。
2年ほど前からビーチながらにこれだけの生物相に出遭える内浦のナイトが気に入ってて、DSのナイトの日程で週末にあれば、なるべく企画しようと思っております。
朝・昼・晩と一日みっちりダイビングできるので贅沢コースですが、私的にはかなりキツめの強行軍ですが(~_~)。
内浦ということでツアー開催の可否については問題なし、ですが、このところの気圧配置で週間天気予報は雨。
これだけはしゃーないなぁ。
と、ふと気づいたことが...。
そぉだ、車検っていつだっけ?
ディーラーに電話してみると車検担当者(以下、D)「はい、1/25でお受けしております。」
Σ( ̄ロ ̄lll)ガーン
車検予約を8月にしていたので、車検日を失念しておりました。
私「1/25に予定があって、車を使うので車検日を変えてもらえませんか?」
D「代車ご用意しておりますので、それを使ってもらえたら大丈夫ですよ。」
私「遠距離走るので。」
D「ガソリン満タンにして返してもらったら大丈夫です。」
その時はそれで仕方ないかと納得しましたが、「いやいや、そうじゃなくって。遠距離運転のうえ、いつものツアーと違って、帰りも遅々となるのでマイカーではないと
さらにストレスが....。」
改めて、ディーラーに電話でお願いして車検日を一日ズラしてもらえました。
これで安心。
久々のツアーで準備もなんだか手間取り、アクションカメラを充電しようと見てみたら、モニタ側がぱっかーんと開放状態。
単に捲れているだけかと思い指で押すも戻らない...。
万が一ハウジング内に水滴が入り、バッテリーが爆発すことになったら、とこれを水中に持って行くにはコワイ。
仕方なく、予備に買っておいたアクションカメラを下ろすことに──充電やら設定やらてんやわんや。
慌てて用意したことがあとあと響くことに...。
前日の晩は早めに就寝し5時間の睡眠は確保しました。
当日の朝、もちろん真っ暗な中、出発しヒロさんをピックアップして高速へ。
紀ノ川を越えた辺りでようやく空が白んできました。
コンビニへ寄って、朝飯とナイトの前の小腹を満たすものを買って、DSに到着。
荷物を降ろして、車を駐車場へ。
先に港へ持って行けるように器材を纏めて置いときます。
休憩室で朝ご飯。
1時間ほどのんびりしてから、準備開始。
ドライスーツを着込んで送迎の車に乗って、器材とともに港へ。
一昨年に台風で破壊された堤防の復旧作業が開始されていて、コンクリート打設のためにミキサー車がひっきりなしです。
堤防にミキサー車が乗り入れられないので、手前から長い配管を通してコンクリートが送られていきます。
配管の継ぎ目から吹き出しやしないか、冷や冷やもんです。
配管を跨いでエントリー口へ。
タンクを取りだしてセッティング。
ドライのファスナーを閉めあって、器材の装着し、プレダイブセーフティチェック。
カメラやライトをD環に取り付けて、エントリー。
水面で集合して、潜降開始。
少し白んでいますが、この間に比べれば、断然見えています。
目の前をアジが数尾通っていきました。
水底に着いて、移動を開始。
コンクリートブロックを目指してゆっくりと進んでいくと、スナイソギンチャクが良く目立つ。
そこにはオドリカクレエビが元気よくピョンピョン跳ねてます。
何やら岩みたいなものを発見。
近づいて見ると、まるまるとしたコウイカでした。
休憩していたのか、私たちが近づいてもしばらくじーっとしていました。
それから、コンクリートブロック群へ。
これといって、ウミウシも見られず、残念。
そこから、横移動して、空き瓶のそばにクロイシモチyg。
ほぼ微動だにしませんでした。
浅瀬へ向かっていくと、小さいながらもアジの群れ。
少し、広がった状態なのでなかなか良いアングルがありませんでした。
そうこうしてるうちにサブのダイコンに「DECO」表示が。
まだまだエアがあるのですが、早めに窒素抜きのために水深5mへ。
メインのDCが全くDECOが出ていないのにサブは「3m 14分」って。
よく2つのダイコンの表示を見てみると、メインは水深3mなのにサブは5.5m。
原因は深度センサーの異常やな。
と、いうことで減圧停止?は諦めて浮上。
上がると、お迎えが来ていて「早くタンク交換して、乗って」と急かされて準備。
車に飛び乗って、あっ、ダイコン忘れてもぉた。
使えないサブDCを引き揚げるのを忘れてしまいました。
DSに戻って、シャワーを浴びて塩を落としてから、ドライを脱いで休憩です。
少し早いですが、お弁当も届いているので昼食タイム。
他のグループは、小休憩して次のダイビングに向かわれますが、私たちはナイトをするんで一日が長いため、2時間ほど休憩です。
そうこうしているうちに、ナイトの前に一本潜っていこうという、グループも到着しだしました。
その人たちが潜りに行く前に用意を始めて、ドライを着て港へ。
邪魔にならないように端に置いていた器材を取りだして、タンクのバルブを開いて装着。
プレダイブセーフティチェックをして、エントリー口へ。
ちょうどエキジットしてくる人もいるため、タイミングを見てエントリー。
水面で揃ったところで潜降。
1本目でDECOが出たサブDCはもちろん、何も表示しません。
ゆっくりと砂地を下っていくも、何もいない....。
スナイソギンチャクがところところあり、近くにキタマクラがいて、クリーニングを受けています。
近づくとスッと逃げて行かれました。
何もないため、砂地を移動すること、かなり泳いでしまったため、方角が今一つ分からなくなってしまい、浮上して確認してみると、あっちゃ~、エラ従弟まで来たもんだ。
堤防工事をしているそばまで来てました。
そりゃあ何もいないわなぁ。
テトラのほうまで戻ってくるとアジの群れもいてます。
泳ぎ過ぎたので、このままエントリー口まで戻ってエキジット。
器材を降ろして、ナイトダイビング用にタンクを交換して、邪魔にならないところに器材を纏めて置いときます。
送迎の車に乗ってDSへ。
温かいシャワーを浴びてドライを脱いで長めの休憩です。
そこで気づいたのですが、こんなに間が空くなら、もう少し遅めに出発すれば、良かった、と後悔。
ナイト開始が18時ぐらいなので、待ち時間が3時間以上。
そうこうしているうちにナイトの前に1本先に潜っておこうというショップさんも到着されて潜りに行きました。
ナイトダイビングまで、ポテチとチョコケーキで栄養補給。
今回は結構なグループがナイトダイビングするようで、続々と来られました。
エントリー時間が皆18時半目指しているので、17時半ぐらいからバタバタ。
私たちもドライを着て用意できた時点で送迎が2巡待ち状態。
暗いので忘れ物ないように気を付けて、港へ。
ゾロゾロとエントリーされていて、水面を見ると、3か所ほど明るくなっています。
タンクのバルブを開いて器材装着し、プレダイブセーフティチェック。
じゃあ、行きましょう。
エントリーする前に階段でフィンを履こうとした際、タンクの尻をコンと打ち付けたようでしたが、気にせずエントリー。
水面で集合して潜降開始。
水底に辿りついたところで、ライトが消灯。
接触不良が時々あるのでスイッチがカチカチしてみるものの点灯しない...。
完全にバッテリー切れ──経年劣化で一日持たなくなってもぉた。
ココで焦ることはありません、イザッという時のためのサブライト。
それを点灯するも心許ないため、カメラのアームに取り付けているビデオライトも点灯。
拡散板を付けているため光が散り過ぎて明るくない、拡散板を外すとさすが、2,000ルーメン。
普通にナイトダイビング用ライトに早変わり。
さぁこれでいけると思いきや、再び不運に見舞われました。
そう、エントリー時に階段で打ち付けたタンクが外れてるではあ~りませんか!
これではうかうかダイビングしてる場合じゃありません。
すぐさま、水中器材脱着。
BCを脱ぐと、ありゃま、完全にタンクが抜け落ちておりました。
タンクベルトがユルユルになっていたので、締め直し装着を。
しかし、Dリングにライトやカメラをジャラジャラと引っ付けてるためになかなか袖が通らない、もう強引に着込みました。
そのため、ガバッとドライが水没。
やっとこさで仕切り直しです。
なるべく明るいところ(ダイバーがいる)を避けて移動。
するとハリセンボンが砂地でお休み中。
両手でゆっくり抱えると、やっと気がついたのか、パンパンに膨らみました。
そっと逃がしてあげて、砂地を散策していると、ライトの光の先に二つの輝き☆
近づいてみて俯瞰すると、うっすらと姿形のシルエットが。
おーっ、大物発見!!
カスザメさんです。
お休みのところをお邪魔してしまいました。
ナイトだからこそライトの光に微かな点で見つけることができました。
昼間の明るさならついつい見逃していたかも?
光の機微に気づけることができるのもナイトダイビングの醍醐味。
砂に潜るクサフグや石にもたれて休憩してるキタマクラなど、ナイトダイビングらしい光景を楽しみました。
このあと、浅場のほうに戻るともうダイバーだらけ。
明るすぎる~。
順番待ちしてエキジット。
お疲れさまでした。
シトシトと雨が降りだした中、DSに戻って器材の塩気抜きをして車に積み込めるようにそのままメッシュバッグに片付け。
ドライスーツごと温かいシャワーを浴びてドライも塩抜き完了。
着替えを終えて撤収です。
時刻はもう20時、暗闇の中の積み込みなので忘れ物がないようにビデオライトで手元を照らして積み込みで帰途へ。
ダイビング後はやけに腹がへるもので、高速に乗る前にコンビニに寄ってアメリカンドッグを食してゴー。
さすがにこの時間、混むこともなく23時に帰阪。
ヒロさんを送ってから洗車して帰宅。
これで翌日の車検に無事間に合いました。
見た生物:カスザメ、ハリセンボン、キタマクラ、マアジ、ネンブツダイ、ムツ、ヨスジフエダイ、オオモンハタyg、ダイナンウミヘビ、マアナゴ、セミホウボウ、クマノミ、ナガサキスズメダイ、チョウチョウウオ、ツノダシ、ハタタテダイ、ヒメジ、ヨメヒメジ、コウライトラギス、ハナハゼ、ガラスハゼ、ダテハゼ、ハナミノカサゴ、ミノカサゴ、オニカサゴ、カサゴ、カワハギ、クサフグ、ウミスズメ、ニザダイ、アオヤガラ、クマノミ、ミツボシスズメダイ、キンギョハナダイ、クロイシモチ、オキゴンベ、コウイカ、マダコ、イセエビ、オドリカクレエビ、サラサエビ
ミドリリュウグウウミウシ
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