トゥクトゥク
もともと違うところの予定でしたが、かつお茶漬けのリクエストを受けて今シーズン初の内浦に。
内浦だけに何の心配もございません。
あるとすると、串本方面がクローズになって逃げ場として大混雑しなきゃ良いな的な心配だけ。
私的に繁忙を極め9連勤明けとハードスケジュールになったこともあり、ネガティブになっていたので参加者がドライ着用されるなら私も、的なキモチで ドライスーツも車に積み込みました。
DSのログで確認すると内浦にミジンが戻ってきているそうです。(日高とは違い、引っ込み思案でしょうが。)
週間天気予報も問題なさげなので、2日前に決行の案内。
前夜も遅めの仕事だったので夕飯を食べて即寝──なんとか睡眠時間4時間は確保。
当日の朝──朝という概念は何時からだろう?──雨上がりのなか、出発。
無事ピックアップして現地DSへ向けて出発。
曇り空ということもあり、印南を越えた辺りでようやく空が白んできました。
途中コンビニに寄って朝食を調達して、DSに到着。
すると噂のトぅクトゥクを坂口さんが手入れされていました。
器材を車から降ろして、海に持って行けるように準備。
それから休憩室に入って朝ご飯を食べながら休憩です。
今回の目的はかつお茶漬けメインのため、早めにダイビングを開始するため、すぐに着替えてウェットスーツも着用。
すると坂口さんからコレで送ります。
そう、気になっていた、トゥクトゥク。
コロナ感染予防のため、換気バツグンってことで春に発注していたそうですが、ようやく来たのがついこの間。
これもコロナの影響でなかなか出荷されなかったそうです。
ただ、さすがにメッキが良くないので濡れた状態での乗車はご法度なので潜る前のみ乗車可能だそうです。
乗り心地は悪くないのですが、この時期に風通しが良いのは肌身に沁みます。
まるでトロッコ列車のような気分で港に到着。

アジの群れ
先に港に下してもらった器材とタンクでセッティング。
今回はベテランばかりなのでテキパキと。
プレダイブセーフティチェックを各自おこなってエントリー口へ。 マスクの濯ぎ用に置いてあったバケツがなくなり、代わりに水の入ったペットボトルが瓶ケースに置いてありました。
ほぼ満潮で階段の上まで水位が上がっていてジャイアントスライドエントリーというよりシッティングエントリーのほうが良いぐらいでした。
水面から下を覗くと少し残念な色。
全員が揃ったところで潜降サイン、OK。
位置の確認、時間のチェック、レギュをくわえてバンプバルブよりブッシュ―。
水底で集合して移動開始。
ヨスジフエダイの群れを左手に見ながら、まずは右手のコンクリートブロック目指して砂地をゆっくりと下っていくと透明度がアレなのではっきり見えませんが、中層をブリらしき群れが 通っていきました。
コンクリートブロックにはオキゴンベやハタタテダイ、そこから繋がているロープにはカサゴが休憩していました。
けっこう深場だったので急いで浅場のほうへ。
急に視界がひらけて目の前にはアジの群れ。
その奥にはクロホシイシモチの群れも。
消波ブロックのほうにはミノカサゴが鰭を大きく広げてアピール。
しばし群れに囲まれてのんびり。
そのあとエントリーポイントまで移動して安全停止。
ちょうど、イソギンチャクが白化していてクマノミとのコントラストがカワイイ。
近くのイソギンチャク巡りをしてエキジット。

クマノミ
上がったところでちょうど送迎の車がいたので、急いでタンクの交換をして器材を纏めておいてからDSまで。
カメラを水槽に浸けて、ダッシュで温水シャワーへ。
まだ誰も使っていないらしく、さいしょのうちは水──冷たっ。
徐々に温かくなり、もう少しと思ってレバーを弄ると熱っ──温度調節が難しいです。
シャワーから離れたくないキモチを振り切って濡れたラッシュガードを脱いでタオルで水気切り。
ウッドテラスの日向のほうで甲羅干しならぬ暖を取ります。
温かいお茶で一息。
DSに次々とショップさんが来られていて、矢継ぎ早に港へ出発していきます。
水面休息がトータル1時間ほどになったので2本目に向けて出発。
もちろん濡れているので普通にワンボックスでの送迎です。
港に着くとけっこうな人数です。
エントリー口に近いところに器材を置いておいたのが正解。
タンクのバルブを開いて器材を装着、プレダイブチェックをしてエントリーまで順番待ちです。

ヒョウモンダコ
エントリーして揃ったところでブッシュ―。
さすがにこれだけのダイバーが入ったから、だいぶ濁ってきました。
まずはガイドロープを頼りに掃除機まで。
お目当てのミジンくん。
瓶にライトを当てるとミジン君のシルエットがくっきり。
しかし引っ込み思案の性格なのか、奥のほうでじっとしたままでした。
このあとネジリンボウを探しましたが、見当たらず。
浅場のアジの群れもダイバーの数に蹴散らされたのか、まとまりない印象でした。
さゆりさんからアオリイカが見たいと言われていたので、アオリイカを探して右手の砂利敷きのほうへ移動。
するといました、アオリイカ。
アソコアソコ、と指さしましたが、気づいてもらえませんでした。
このあと安全停止を兼ねてエントリーポイントまで戻ってイソギンチャク撮影。
安全停止をじゅうぶんにしてからエキジット。

カツオ茶漬け
器材とともにDSに戻って器材を真水洗いして水気切り。
ウェットスーツも脱いで着替えを済ませて、かつお茶漬けへ。
ちょうど良いタイミングですぐに席に案内されて、注文はもちろん、満腹セット 。
いつ食べても美味しい、ごちそうさまでした。
お腹がいっぱいになったところで、温泉へ。
身体も温まって、このあとビール飲んだらサイコー、ですがそれを我慢してDSに戻ってログ付け。
器材を片付けて車に積み込んで帰途へ。
混雑もなく、紀ノ川SAで恒例のソッフンを食べているときにDSから電話。
「カメラお忘れじゃないですか?」
あっちゃー、カメラを水槽から出して水切りのため器材と別の場所に置いたのが間違いでした。
11月21日にまた行くので置いといてください、と言おうとした瞬間、その前に石垣に行くことを思い出し、
「スミマセン、着払いで送ってください。」
前回のウェットといい、今回はカメラ。
忘れものには気を付けましょう。
これからさらに透明度が増していく内浦ビーチ。
かつお茶漬けもアリですし、じっくりのんびりダイビングもしてみませんか?
見た生物:マアジ、ヨスジフエダイ、クロホシイシモチ、キンメモドキ、チョウチョウウオ、ブリ、ミノカサゴ、キンギョハナダイ、ウツボ、スズメダイ、ブダイ、イラ、 タカノハダイ、コロダイ、イシヨウジ、ヘラヤガラ、アオヤガラ、ニザダイ、ウミスズメ、シマウミスズメ、ハコフグ、オキゴンべ、ヒメジ、ミジンベニハゼ、クマノミ、ミツボシクロスズメ、オオモンハタ、アオリイカ、オドリカクレエビ、ニセアカホシカクレエビ、アオウミウシ

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