柏島をバックに
5年ぶりの柏島です。
交通費が嵩むため最小催行人数3名としており、なかなか企画するものの開催にいたりませんでした。
しかし今回もおふたりから参加申し込みがあったものの、開催可否を決める1ヶ月前でも増えることがありませんでしたが、二人の熱意に開催を決定。
あとはその日を待つのみ、のはずでしたが....。
前々週の串本に参加された、おっくんが柏島行けます、ということで3名になったところで昨今のコロナ禍の影響でお一人が自重してキャンセル。
おっくんのおかげで柏島開催を辛うじて死守できました。
おっくん、ありがとうございます。
あとは、天候と道路状況──柏島ツアーは毎度台風との追いかけっこや道路工事による迂回に悩まされています。
ネクスコ西日本のWEBサイトで工事の有無を確認、無し、オッケー。
天候は台風14号が遅々としており、遠のくと思いきや踵を返して九州から四国、近畿を跨いで前日にようやく抜けていってくれました。
透明度は期待できませんが、台風との追いかけっこがないだけマシ、ということ。
今回はむーさん家が中継点となることからむーさん家からの出発です。
私のナビは新名神が載っていないのでむーさんのナビで高速へ。
2時間ペースで休憩を挟みながら、あっという間に高知県。
5年も来ない間に新しい道路ができていました。
MapFanのルート検索では8時間ということで、休憩しもってゆっくり行くことを想定して22時にしましたが、走ってみるとAM5時前に大月町に到着。
あまりに早く着いたので道の駅に駐車して腹ごしらえと仮眠。
明るくなってから、展望台に寄ってDSへ。
施設が開いてから器材の準備、着替えを済ませました。

クマノミの卵塊
1本目「勤崎」
エントリーすると台風後の割に思ったよりも温かい。
透明度は想定内どおり。
潜降して集合で着たところで移動開始。
和歌山とは圧倒的に魚の数が違いすぎます。
まずは深場のほうへ。
まずはハナヒゲウツボから。
なかなかカメラのほうに向いてもらえず、残念。
そこらじゅうでソラスズメの群れがいて、さすが柏島ってカンジです。
イソギンチャクにクマノミ── いたって普通なのですが、なんとなく気になり近づいてみると、やっぱり。 金色の粒々がギッシリとあり、よく見ると透けて目がいっぱい。
せっかくなのでむーさん、おっくんに教えてあげようと見るとはるか前方に──諦めました。
中層から水面にかけてはキビナゴの群れ。
その群れの大きさがこの間の串本の比ではありません。
ここでも柏島ならでは、です。
エキジット後、おっくんに一言「柏島来た甲斐あるでしょ」

クダゴンベ
DSに戻ってトイレ休憩をとって再び港へ。
2本目「後浜No.2.5」
出港してポイントにつくとそれぞれのブイにボートが係留。
さすがメジャーポイント。
エキジットしているボートが離れるのを待って数珠つなぎで係留。
エントリーすると真下はテーブルサンゴの群生。
少し離れたところに潜降して集合、移動開始です。
まずは大きなウミトサカにクダゴンベ。
そのあと、ウミシダと同色化したニシキフウライウオ。
少し離れたところには、ホホスジタルミygとマダラタルミygのペア。
ちょこまかちょこまか動くのがカワイイ。
そのあと浅場のテーブルサンゴの群生に戻って散策です。
水面が近いぶん、生温かいです。
各自安全停止をしてエキジット。
DSに戻って昼食です。
今日はちらし寿司。
美味しくいただきました。

パンダダルマハゼ
3本目「センジハマ」
ここも人気ポイントで3艘ほど各ブイにボートが係留してあります。 空いているブイに係留してスタートです。
ダイバーが多いぶん、濁りが一番あります。
潜降して小さなエダサンゴに集合、SAYOさんがボードに「パンダダルマハゼ」
目を凝らしてもオッサンの目には到底見ることのできないヤツです。
大きなカメラを持った人たちが順番待ちです。
このあと鉄製の漁礁を散策。
ウミシダに小さなエビを発見。
小さすぎて判別不可能です。
岩場には元気いっぱいのハナモンシャコが威嚇してきました。
そのあと、カメラのバッテリーが切れたので中層でのんびり。
各自、安全停止してエキジット。

柏島をバックに
港に戻って使い終わった器材をかためてボートに置いておいて、DSへ。
軽くシャワーで塩を落として、ウェットを脱いで着替え。
車でベルリーフ大月のお風呂へ。
感染対策のため人数制限のため、むーさんおっくんに先にお風呂に行ってもらいました。
だいぶ遅れて私もお風呂に行くころには、お二人とも上がってらっしゃったので、烏の行水となりました。
このあと、コンビニに寄って夕食時用の酒類の買い出し── 18時に夕食予定でしたが、19時になると予想して多めに買っときました。
クラブハウスに到着すると車でぎっしり、邪魔にならないように駐車してお部屋へ。
教えてもらった部屋の配置は、ウッドテラス側から入った位置になることをこのとき初めて知りました。
さきにバッテリーの充電と水着やタオルなど干しておくモノを干して、恒例のカンパーイ。
予想通り、夕飯は19時からとなりました。
テーブルには、新鮮な刺身に焼肉、サラダと盛りだくさん。
今日のダイビング無事と明日のダイビングを祈願して乾杯からスタート。
カツオのたたきも美味しいもさることながら、イカが甘くて美味しかった。
もうお腹いっぱいで焼肉はむーさんとおっくんにお願いしました。
そのあと部屋飲みしていつのまにか、意識堕ちていました。
お腹がイタくなって6時前に目が覚めました。
トイレにいっても出るのはガスのみ。
ダイビングの翌朝ってこんなことあるんですよねぇ。
私だけじゃないはず?
朝食をいただいて海の準備をして車に行くとあれだけあった、車がもう出払っています。
みなさん、お早い。
DSに着いて、ダイビングの後の着替えを棚に置いといてウェットに着替えて準備完了。

ハナヒゲウツボ
1本目「勤崎」
常連さん曰く「あさイチ勤(つとめ)」というらしい。
エントリーして全員集合してからの移動です。
まずは、ウミウシカクレエビ、しかも白黒のペアです。
そこから動いたところで違うチームの人だかりの中には、アケボノハゼが見えます。
少し離れたところで、SAYOさんがボードに「アケボノハゼ」
ペアのアケボノハゼです。
けっこう、警戒心が強くてなかなか近寄れなくてズームいっぱいいっぱいで撮影です。
深場だったので浅瀬に移動して、散策。
大きな根の岩場にはサザナミヤッコやイシガキフグが見られました。
水面にはキビナゴの群れにハマチがアタックしているのが見られました。

ネジリンボウ
2本目「センジハマ」
今日も多くの船が係留しています。
空いているブイに係留して、ラストダイブです。
エントリーすると、大きなカメラを持った人がエダサンゴにかぶり付き──ははぁ~ん、パンダダルマハゼですなぁ。
砂地をゆっくり移動していくとそこには、ネジリンボウ。
倍率最大にしてもネジリンボウがカメラの液晶に映っているか確認できない、こりゃ、かなりの老眼の進行度です。 みんながパシャパシャ撮ってるのに、私は目視と液晶の見比べごっこ。
このあと鉄製の漁礁へ移動して、エビ類の撮影しました。
上がり際に誰もいない、エダサンゴに行ってパンダダルマハゼを撮影。
顕微鏡モードがないと絶対撮影できない大きさでした。
じゅうぶん窒素の抜いてエキジット。

ニシキフウライウオ
DSに戻って器材を真水で洗って、水切り。
ウェットを洗うついで身体も洗って着替えを済ませて、お昼御飯です。
連休最終日恒例のカレーライスです。
セルフサービスで食べたい量だけ盛って、いただきまーす。
ダイビング後のカレーって格別です。
このあとログ付けをしてる間に他の常連さんたちは忽ち帰途についてました。
早っ。──残ってるのはこのあと3ダイブ目に行くお客さんと私たちのみ。
私たちも荷物を片付けて帰途に。
大月町の道の駅近くのガソリンスタンドで給油
店員さんにフロントガラスにいっぱいこびり付いた虫汚れをキレイに取っていただきました。
安全運転には視界が重要ですから。
あぐり窪川で恒例のソッフン。
そして夕食は定番となりつつある、びんびめし。
コロナ禍でか、営業時間が20時だったので滑り込みセーフ。
美味しかった~。
渋滞の憂いもありましたが、無事帰阪。
ツアー参加いただいたむーさん、おっくん、おつかれさまでした。
遠いだけあって、中身も濃いツアーとなりました。

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