イラの大きさを測る
前回から10ヶ月ぶりとなる、今年初の串本──そんなにも空いてたのですね。
予約のため電話すると案の定、第一声「おぉ、久しぶりですね。」──申し訳ございませんm(__)m。
前週も串本でスタッフ研修する予定でしたが、荒天のため残念ながら中止。
今週こそは、という思いで波浪予報とニラメッコ。
なんとか開催できそうです。
今回参加いただいたのは、20ン年ぶりにダイビングを再開されるトライアルの方。
再開にあたって、ウェットスーツを購入の相談を受けましてアドバイスしたところ、即購入されるほどの気合いの入れようです。
特に身に着けるもの7点セットはレンタルされるよりは、自身のものを使うことでストレスの度合いが一気に下がるので上達の早道となります。
※7点セットとは、マスク、スノーケル、フィン、ウェットスーツ、ブーツ、グローブとそれらを収納するメッシュバッグの総称です。
当日の朝、ピックアップご希望ということでご自宅でピックアップ。
途中混むこともなく、予定よりもDSに早めに到着しました。
車から荷物を降ろしてお店のブリーフィングを行って朝食を兼ねて休憩。
着替えを済ませて、器材を港に持っていけるようにメッシュバッグから出して準備。
まだ時間があるので鍵井さんの写真集を眺めながらイメトレ。
出港15分前になったのでウェットスーツを腰まで着て車で港まで。
ボートに乗り込んで運んでもらった器材のセッティング。
今回使うレンタルBCの吸排気をデモもしてブリーフィング。
さぁ出港です。
クマノミの卵
1本目「住崎No.2」
リフレッシュダイビングということもあり、浅めのポイントへ。
準備をして船縁に座ってまずはレギュレーターを咥えて深呼吸を数回。
落ち着いたところでバックロールエントリー。
ブイロープまで水面移動して潜降──私も追いかけて潜降。
さすがに緊張、睡眠不足でなかなか圧平衡が上手くいかないようで一進一退。
無理して圧外傷にならないためにもじっくりと──マンツーマンなので問題なし。
ゆーっくりゆーっくり、時間をかけることで耳も慣れてきてそれまでは耳抜きに専念しておられましたが、10mを超えたところでコウライヒメジの群れが目に入ったこともあり、緊張感も和らいで耳を指すサインからOKサインに。
水中移動の際に水深の変化が圧平衡の負担にならないようになるべく体験ダイビングのように後ろからサポート。
コウライヒメジの群れの近くを通ったり、根をぐるり一周。
今回は水に慣れてもらうのが第一と考え、ここで浮上の合図。
ダイコンで安全停止のカウントダウンが終わったところでエキジット。

イラとクマノミと
DSに戻っウェットスーツを脱いで休憩です。
2本目はほかのショップさんとの兼ね合いでゆっくり休憩です。
その合間にお昼ご飯です。
朝食を食べてそれほど経ってないので、食べきれるかと思いましたが、案外はいるものですね。
デザートに付いてるバナナがまた良い。
1本目苦労されていた圧平衡だったので少しアドバスしました。
1本目潜ることができたことでダイビングを続けられそうということもあってか、ダイビングの器材のご相談をお受けしました。
時間はあっという間に過ぎて2本目の出港時間まであと15分というところで着替え。
車に乗せてもらって港へ。
私たちが着くまでに用意していただいたタンクでセッティング。
残圧チェックして器材を寝かして準備万端。

キンメモドキ
2本目「住崎No.2」
1本目もココでしたが、ほとんどご案内していないので全然問題なし──同じポイントのほうが目先も変わらないから逆に落ち着くかも?
準備ができたところでエントリー。
私も追いかけてエントリー。
ゆっくりゆーっくり時間をかけて確実に圧平衡をしての潜降です。
鼓膜も馴れてきたのか、だいぶ耳を指すサインがなくなりました。
水底近くでOKサインを出すと、OK。
そこで移動を開始。
なるべく水深が変わらないように移動。
するとイラが寄ってきて威嚇──しかし見た目は人懐っこいように見えてしまいます。
イソギンチャクにクマノミがピョンピョンと突っ込んでくるのでよーく見るとありました。 クマノミの卵──肉眼でも眼らしい点々が確認できます。
ハッチアウト間近ですね。
写真を撮ろうと向けると親クマノミが攻撃してきました。
ゴメンね、すこしだけ写真撮らせてね。
このあと根をぐるり回ったところで洋さんがココって合図。
アザハタのコロニーです。
キンメモドキもいっぱい群れています。
私が行った時にはアザハタは逃げていませんでしたが、キンメモドキの群れは撮影できました。

このあとボート下に戻って安全停止をしてエキジット。
DSに戻って器材を洗って水切りしてサンゴの湯へ。
身体も塩と疲れも洗い流してスッキリ。
DSに戻って何年振りかのログ付けをしてもらいました。
そのあと「楽しかった」と言っていただけました。
この一言こそ、インストラクター冥利に尽きますね。
見た水生生物:イラ、コウライヒメジ、ヨスジフエダイ、アザハタ、キンメモドキ、キビナゴ、タカサゴ、ブダイ、アオブダイ、クマノミ、イソカサゴ、ウミスズメ、ハコフグ、ホンソメワケベラ、 サンゴガ二

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