スズメダイの群れ
スズメダイの群れ(ヒロさん撮影)
4年ぶりの冠島です。
コロナ禍と荒天によりなかなか開催できていませんでした。
そのおかげか、昨年11月の時点で定員いっぱい。
おっくんが3年連続申し込むもすべて中止になり四度目の正直とばかりに今年こそは、と意気込んでいましたが、それを待たずして転勤。
残念ながら冠島の海を体験できず終い。
しかし欠員が出てもすぐに埋まるのが冠島の人気の証です。
ところが、です。2週間前になって一人、1週間前にはもう一人、3日前にはさらにもう一人と
キャンセルドミノ (* ̄◇ ̄)σ))/////////カタカタカタ・・・🤧。
直前とあって、行きたい人も他の用事を入れてしまっていて結局欠員は埋まらず、(;´д`)トホホ。
──人気ツアーだけにこれほどの人数割れしたことがなかったので問題なかったのですが、今後対策を取られていただきたいと思います。──
今年は梅雨入りが遅かったこともあり、なかなか海況が安定してなくて、ツアーを開催できるか否か、天気予報と波浪予想を毎日欠かさずチェック。
前日も中止になっているだけに不安が募ります。
前日のDSの出航予定には「出航します。」ではなくて「出航できるでしょう」でしたので、DSに確認メールと掲示板で決行通知しました。
すると昼にDSから連絡「『できるでしょう』は確定ではなく、もしかすると夕方に変更になるかもしれないので夕方17時以降の出航予定を確認してもらえますか?」
私「了解しました。」
なんともビミョーな雰囲気です。
17時過ぎにWEBを確認したら「出航します。」に変わっていたので即DSに確認メールしました。
やれやれ、やっと冠島に行けます。
サキシマミノウミウシ
サキシマミノウミウシ(ヒロさん撮影)
当日の朝、参加の皆さんをピックアップして、高槻ICから名神、京都縦貫、舞鶴道と順調すぎるほど順調で1時間半で到着。
器材をDSスタッフに預けてボートに乗り込み。
今回はボート1艇での出航なので乗り合いです。
その分、スタッフさんの充実ぶりがスゴイ。
器材のセッティングを済ませて、乗船名簿に記入。
着替えを済ませて朝食をパクリ。
スタッフに聞くと「今年は天候不順であまりボートを出せてない」そうです。──来れただけマシだと思おう。
さぁ出港です。
どんよりした曇り空から薄光が差し込む程度のなか、冠島へ。
40分ほどして待望の冠島見参。

ミナミハコフグyg魚群れ群れ
ミナミハコフグyg(ヒロさん撮影)
1本目「中津神」
慌ただしくスタッフが動き回ってボートを固定すべくアンカリング。
メインのアンカーに船尾からサブのアンカーを2本の徹底ぶり。
最後にガイドの大西さんが海に入って海況確認。
長雨の影響で透明度が落ちているため、「必ずアンカーロープを持って潜降すること。
絶対守らない人が居るから──守らない人がいたら二本目のポイント考えるかんな」。」と釘を刺されました。
準備のできた人からエントリー。
水中に入ると、冠島らしくスズメダイがいっぱい──魚眼レンズでも全画面に広がるカンジ。
透明度悪いと思っていたのでワイドレンズ持ってきてません。
潮もそれほど流れていなくてのんびり移動。
ヒロさんがなにかを発見して撮影に没頭──横から覗くとミナミハコフグygでした。
大きな根をゆっくり1周したところで安全停止をしてエキジット。

GOPROで半水面狙うも暗すぎました
GOPROで半水面狙うも暗すぎました
ボートに上がって残タンクを外して更タンクに交換して端に寄せて置きます。
時間が早いですが、昼食のために島陰にボートを移動。
まだ11時にもなっていないですが、お弁当が配られました。
有ったら有ったで弁当食べれるもんですね。
腹ごなしに3点セットとGOPROを持って海へ。
今日はこの天気で誰も海に飛び込む人がいません。
半水面の写真を撮ろうとドームポートにハウジングが付いたようなちゃっちいので撮影。
曇天のため水中の明るさがないので暗くなってしまいました。
思ったような写真ってなかなか、ですね。
雨もポッツラポッツラとしだしたのでボートに引き揚げました。
そのあとすぐに次のポイントへ移動。

シリキルリスズメ
シリキルリスズメ(ヒロさん撮影)
2本目「チヨウベイグリ」
透明度のマシさでココに。
準備のできた人からエントリー。
1本目同様、アンカーラインを伝っての潜降です。
全員揃ってからの移動開始。
根の中層を伝うようにして泳いでいきます。
途中、スズメダイやアジ、イサキの群れを追いかけては戻り追いかけては戻りを繰り返しました。
棚になったところにはギンポ類やウミウシも。
各自被写体相手に写真を撮っていました。
ガイドがコレコレとヒロさんに示していたのは、ルリスズメyg──日本海では珍しい死滅回遊魚になるそうです。
水深5mぐらいに上がると水温もグッとあがり温泉状態。
安全停止長めにとってエキジット。

マツバギンポ
マツバギンポ(ヒロさん撮影)
ボートに上がってタンクを外して器材をメッシュバッグになおして備え付けのシャワーを浴びてウェットスーツも脱いでメッシュバッグへ。
明日、宮津市市制70周年記念ブルーインパルスが公開飛行予定で今日その試験飛行する予定だったそうですが、この天候で中止になったそうです。
予定では海上で見てから帰るようだったのですが、用事が無くなったので帰港することになりました。
帰る方面は靄がかかっていて薄暗いカンジ。
近づくにつれて雨も強くなっていきました。
帰港間際でようやく晴れ間ものぞくほどに。
舞鶴のあたりはジャンジャン降りだったそうです。
車までメッシュバッグを運んでもらって積み込み。
その足で光の湯へ。
急の雨のせいなのか、けっこう混んでいました。
温泉に浸かってそのあと、かき氷でも食べようかと思いましたが、食堂の厨房は真っ暗。
食券機に営業時間15時までの張り紙が...。
食堂のテーブルだけ借りてログ付け。
そのあと帰阪しました。
天候、海況ともイマイチでしたが、無事ツアーが開催出来てなによりでした。
おもな生物:アジ群、スズメダイ群、イサキ群、カサゴ、ミノカサゴ、アナハゼ、ミナミハコフグyg、シリキルリスズメ、キンチャクダイ、オキマツゲ、マツバギンポ、ケブカアワツブガニ、サキシマミノウミウシ、アオウミウシ、コモンウミウシ


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