来年解散するサークルとして、柏島ファイナルツアーです。
ファイナルツアーらしく有終の美を飾りたかったのですが....。
まずはツアーを企画・募集しましたが、当初すぐに集まっていたのですが都合等でキャンセルが相次ぎ、催行人数に届かない事態に。
もしやの企画倒れの憂き目にあうのでは?と思うほどに。
早々に参加表明いただいた、柏島フリークのヒロさんはもしツアーがポシャッった場合のことを考えて直接DSに予約されました。
それでさよさんより「人数少なくても良いので是非来てください」とメールいただきました。
私「なるべく行けるように頑張ります。」
それから募集の締め切りの1か月前にはポポンと参加表明いただき、開催決定、よっしゃー!
すぐにDSに予約の電話を入れ、「なんとか開催できるようになりました。よろしくお願いいたします。」
最終最後の相応しく定員いっぱいの6人での開催できることになりました。
9月に入ってやたら台風が勃発、台風14号もできましたが、沖縄から中国へ抜ける模様でなんとかなるなと思っていましたが、
まさかまさかのブーメラン台風。
四国方面の直撃はないものの、影響有りそう。
毎日毎日、天気予報と波浪予報とニラメッコ。
今まで柏島ツアーで企画倒れ以外は中止したことのないので、そのへんは安心しております。
ただ2日目はずっと雨みたい、です。
出発の朝に掲示板に決行連絡。
車の荷室に置いていたメッシュバッグをルーフボックスに積替えだけしました。
この日は家の用事でちょっとバタバタしてたので夕飯はコンビニ弁当で済ませました。
時間にキッチリされている、どもさんがウチまで来てもらえる予定なので15分前に駐車場に向かうとどもさんが来られていました。
どもさん「21時20分には着てました。」
そんなに早く来ていただいて申し訳ございませんでした。
どもさんのメッシュバッグをルーフボックスに積んで先にヒロさんに到着が少し早まることを連絡して出発。
ヒロさんをピックアップしてから、ほぼ定時になお猫さんをピックアップ。
このあとが大変、高速に乗ろうと歓楽境を横断したのが失敗──客待ちのタクシーと信号の多さで全く進みませんでした。
このあとにピックアップ予定のさゆりさん、nabezoさんに遅れる旨の連絡をし、なんとか全員が揃ったのが予定より30分遅れましたが、やっと柏島にむけ出発です。
阪神高速~明石大橋~淡路島縦断~鳴門大橋を渡って徳島道に行きたかったのですが、夜間通行止のため高松道板野IC~徳島道藍住IC経由で高知道へ。
高速を下りて見覚えのある宿毛まで来ると辺りが白んできました。
途中コンビニで朝食を調達して大月町の道の駅に到着──予定よりも1時間早く着きました。
ココでベンチに座って朝食とトイレを済ませて7時前までのんびり。
それから見晴らしの良い一切休憩所で記念撮影をしてDSへ。
まだ誰も来ていないので先にメッシュバッグを降ろして、器材の準備。
そうしてる間にさよさんが到着されて施設を開放してもらったのでDSの中で休憩です。
湿気の多い施設内には幾つもの蚊取り線香が焚かれています。
器材をトラックの荷台に積んで着替えを済ませてウェットスーツを着て準備万端。
しばしほかの同船する方待ちしました。
全員集合したところで、ブリーフィング──1本目は流れのないところでのんびりとスタートするとのことです。
トラックと軽トラックに乗り分けて港へ。
ボートにタンクと器材を運んでセッティング。
残圧をチェックしてバルブを閉めてタンクが転倒しないようにタンク置き場にしっかりおいてゴムバンドで固定。
忘れ物がないか確認して出港です。
1本目「センジシマ」
ポイントに着くと他のボートも2艘いましたが、一番岸に近いブイを取って係留。
タンクのバルブを開いて準備開始──柏島に来る猛者たちなので手伝うことなく自身で器材を担いでます。
準備のできた人からエントリー。
全員集合して移動開始。
センジシマらしい、鉄枠へ──気のせいか鉄枠がだいぶ朽ちてきたような...。
いきなりタテキンyg。
和歌山ではすぐ岩場に逃げ込まれて撮れませんが、ココの鉄枠では結構追っかけることが可能なので撮りやすい。
たいがいのヤギにはオルトマンがいる確率が高いです。
岩場にはアカシマシラヒゲエビとカメラ派には被写体満載の海です。
サンゴ礁のほうへ行くとナガサキスズメダイやルリスズメ、フタスジリュウキュウスズメダイなど小さな魚たちが戯れています。
表層にはキビナゴの大群が波立つような動きをしていました。
いやぁ、ザ・柏島の海を堪能できました。
安全停止をしてエキジット。
港に戻って、空タンクをトラックに積んでDSへ。
空タンクを降ろして更タンクに積替えて休憩です。
まだまだ暑い時期なので冷えたお茶をいただいて飴ちゃんも食べて喉の渇きを癒します。
1時間ちょっとの休憩ののち2本目に出発です。
2本目「後浜No.1」
柏島メインポイントですが、No.1のブイは初めて。
エントリーして集合すると一目散に横移動。
そして目標の場所に到着するとそこには、小っちゃいシロクマ(クマドリカエルアンコウyg)。
動きがなんと言っても可愛い。
なんとか掌で逃げていかないように防御しもって元の位置に戻しました。
このあと浅場へ移動、テーブルサンゴにはキンセンイシモチやネンブツダイなどが群を作ってコロニーを形成しています。
上がり際には熱帯の海さながらにウメイロモドキが泳ぎ回り、ツバメウオの群れも回遊していました。
デジカメは先ほどまでマクロで顕微鏡モードにしていたため、撮り損ねました。
興奮冷めやらぬ中、安全停止をしてエキジット。
DSに戻ってウェットスーツを脱いで、今から遅めの昼食です。
今日は焚き込みご飯と温かいきつねうどん。
水温はほどほどですが、2本潜って身体の芯が冷えてるので温かいうどんが滲み入ります。
このあとのんびり休憩しました。
気が付くともう15時。
ウェットスーツを着て3本目に港へ、
3本目「一切サルガウド」
2本目泳いだので流れのないポイントへ。
ブリーフィングで、ニシキフウラウウオとレアなセンネンダイygが見れるとのことです。
エントリーすると夕方近くなので少し暗め。
ですが、海中は賑やかそのものです。
マンジュウヒトデをひっくり返すといきなり、ヒトデヤドリエビが2匹も──これぞ、柏島
岩場にさよさんが見せてくれたのがキンチャクガニ。
大きなオレンジ色の眼と両手?にもったポンポンイソギンチャクがカワイイ。
そのあと大きな根のほうへ。
各自獲物を探して散策。
エダサンゴにクネクネクネクネさせながら泳ぐチョウチョウコウショウダイyg。
あまりの動きに写真での撮影は諦め、動画撮影しました。
ガンガゼに囲まれたウミシダには黒っぽいニシキフウライウオがじーっとしていました。
近くにいるガンガゼについてちょこまか動くハシナガウバウオのほうが目に入ってしまいました。
このあとブリーフィングどおりにガンガゼにうまいこと隠れているセンネンダイyg。
親の風貌を彷彿させる吻hさ確認できましたが、全く撮れませんでした。
3本目ということもアリ、先に浅場で窒素抜き。
するとカマスの群れが目の前を泳いでいきました。
上がり際にはアオリイカygたちがボート周りで泳いでいました。
このあとエキジット。
港に戻って器材は明日も使うので纏めてタンク置き場の下に置いて邪魔にならないようにしてDSへ。
温水シャワーを浴びてウェットスーツを脱いでハンガーにかけて施設内のパイプに干しておきます。
軽く身体をタオルで拭いて銭湯に行ける格好に。
車の座席に防水シートを敷いて、濡れたまま車に乗ってもらってベルリーフ大月へ。
ココの日帰り入浴はキレイだし眺望もよいのでいつも利用させていただいてます。
身体もスッキリしたところでリラクゼーションルームでお水を一杯いただいて、マッサージ機ON。
もっと気持ち良かったはずが、イマイチでした。
このあとコンビニで夕食の際の飲み物の調達してクラブハウスへ。。
割り当てられた部屋に入って荷物を下したら、男性陣だけでますはカンパーイ!
それから寝るベッドをジャンケンで決めました。
私は2段ベッドの上に──この選択により自身が厄災が振りかかるという、損なこととは露知らず。
夕飯の時間になり屋外テラスで。
改めて全員でカンパーイ!
お寿司と焼き鳥を美味しくいただきました。
買ってきたビールも全部飲み切って部屋に戻りました。
長旅のため皆お疲れのため、部屋飲みも早々に切り上げ就寝、おやすみなさい。
不幸は突然やってきました。
ベッドに寝ていたはずですが、気が付いた時にはフローリングの上で肩甲骨の下ぐらいに激痛。
あまりの痛さに今の状況を受け入れられませんでした。
一瞬息もできないほどで大きく息をすると肋骨が痛むカンジ。
トイレに行って気を落ち着かせて考えみるとたぶん二段ベッドの上から転落して身体を打ち付けた模様。
時計を見るとまだAM2時半。
部屋に戻り、痛みよりも眠気が勝りそのまま就寝。
翌朝、どもさんが起きられて、床がベタついているので「血?」
私も起きてベッドから転落したことと床に置いていた日本酒の瓶が倒れて零れたためのベタつきであることを話しました。
そのあとタオルで零した日本酒を拭きとりました。
私の経験上、以前肋骨にヒビ入った時と同じぐらいの痛みだったので肋骨にヒビが入ったと思っておりました。
このあと朝食をいただきましたが、あまりの痛みで食欲不振、なんとかお腹に放り込んだって感じです。
皆さんから「ダイビングは無理せずやめといたほうがよいですよ」とおっしゃっていただきましたが、
私「腰椎骨折したときも問題なくダイビングできたので今回も問題なくできるきます」と高を括っていました。
部屋を片付け、DSへ。
DSに着いてウェットスーツを着ようにもあまりの痛みでなかなか着れず、何度も何度もため息を吐きながら左腕は通せましたが、右腕は左手に力が入らずnabezoさんに手伝ってもらってなんとか着れました。
軽トラックの荷台に乗車する力もなく、助手席に座らせてもらって港へ。
左手に(痛みが生じるため)力が入らないのでタンクは右手で持って乗船。
器材をセッティングするにも一苦労でした。
1本目「勤崎」
ハナヒゲ狙いでコチラへ。
エントリーするとメチャクチャ抜けています──沖縄ばりの透明度
そんな中、ターゲット目掛けガンガン泳いでいきます。
フィンキックに力が入らないのでなかなか追いつけず。
途中、さよさんが戻ってきて「居なかった」とハンドシグナル。
このあと、戻ることになるのですが、肋骨が痛くて深く呼吸できないので肺に空気が入ってこない状態で、酸欠気味に。
酸欠で頭痛はするわ、吐き気を催すわで気分が悪くなり、皆よりも先にエキジット。
皆も上がってきた時にお手伝いできないほどでした。
このとき私は血の気が失せて青白い顔だったそうです。
DSに戻って、休憩してるうちに顔色も戻りました。
次のダイビングではとりあえずエントリーはするものの、迷惑をかけないようにエントリーポイント辺りでじっとしておくことで皆に了承してもらいました。
そして柏島ツアーラストダイブへ。
2本目「センジシマ」
流れのないポイントということでコチラへ。
エントリーして皆がさよさんと伴に移動開始。
私はそのままココでじっとしていることに。
遠く離れて微かに泡を確認できるぐらいでしたが、ヒロさんのビデオライトの閃光だけは目立っていました。
このあと鉄枠あたりまで戻ってこられたぐらいに、ヒロさんとなお猫さんが気を遣って近付いてきてくれて写真撮影してくださいました。
ありがとうございます。
邪魔にならないように皆が戻ってくる前に先にエキジット。
器材を片付けて、上がってくる方のフィンやカメラを受け取る手伝いをしました。
DSに戻って器材を水槽で塩気を落としてメッシュバッグに詰め込み。
雨が全然止みそうにないのでルーフボックスに積み込み──どもさん、nabezoさんにご協力いただきました。
ルーフボックスに4人分のメッシュバッグを載せることができ車の荷室に少し余裕ができました。
順番にシャワーを浴びて着替えを済ませて、昼食です。
今日はちらし寿司と煮麺をいただきました。
このあとログ付けをして精算を済ませてさよさんにお礼を言って帰途へ。
少なくなったガソリンを満タンにしてほぼ1万円チャリン。
痛みを和らげるためフリースクッションを左背に当てて運転。
普通に運転するには問題ないのですが、ハンドルを大きく切ったりするのに声を上げないと曲がれませんでした。
いつものあぐり窪川でお土産を買って、ソッフンを食べました。
ココから高速です。
鳴門のびんび家にナビをセットすると行程が2時間半です。
高所移動にあたる四国山地を通る頃には5時間以上は経過しております。
19時半ごろにびんび家に着きましたが、この雨の中、店前には長蛇の列。
今回も諦め、淡路島SAへ。
予定よりも一時間遅めの夕食──去年と同じ鳴門わかめミニしらす丼セットを注文。
明石大橋を渡るともう帰ってきたも同然。
nabezoさんから順番に送り届け、その度にどもさんにメッシュバッグの荷下ろしをしていただきました。
どもさん、ありがとうございました<m(__)m>
大阪に着くころには雨が上がっていましたが、洗車場に行く途中、パラパラと雨。
これは恵みの雨かと思い、雨雲レーダーをネットで見ると「しばらく雨は降りません」と。
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洗車をして拭き上げをして最後に給油して帰宅をしたのが、翌AM1時半でした。
ご参加していただいた皆様、私の不注意による怪我でご迷惑とご心配をおかけして申し訳ございませんでした。
ちなみに翌日救急病院に行き、レントゲン、CTスキャンの結果、肋骨3本の骨折と診断されました。
来年の解散に向けて、とんだ柏島ファイナルツアーとなってしまいました。
おもな生物:キビナゴ群、タカサゴ群、キンメモドキ群、ウメイロモドキ、アオヤガラ、カマス、、ツバメウオ、タテジマキンチャクダイ、サザナミヤッコ、ニシキフウラウウオ、センネンダイyg、チョウチョウコショウダイyg、クマドリカエルアンコウyg、アザハタ、ウツボ、トラウツボ、サビウツボ、チョウチョウウオ、ツノダシ、ミノカサゴ、ネッタイミノカサゴ、ハリセンボン、ミナミハコフグyg、ウミスズメ、チョウチョウウオ、シテンヤッコ、イシガキダイ、クダゴンベ、メガネゴンべ、フタスジリュウキュウスズメダイ、クマノミ、ミツボシクロスズメ、ナガサキスズメダイ、シコクスズメダイ、ハタタテハゼ、ルリスズメダイ、コガネスズメダイ、ハシナガウバウオ、ヌノサラシ、ノコギリヨウジ、アカハタ、キハッソク、キンセンイシモチ、ネンブツダイ、コロダイ、ニザダイ、マトフエフキ、アオリイカ、マダコ、オルトマンムギワラエビ、アカシマシラヒゲエビ、ウミウシカクレエビ、、ヒトデヤドリエビ、オトヒメエビ、サラサエビ、キンチャクガニ、ニシドマリハナガサウミウシ、コイボウミウシ
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