シマウミスズメ
シマウミスズメ(ヒロさん撮影)
1月の白浜初潜りをインフルエンザで行けなかったヒロさんからのリクエストで企画。
DSに予約の電話したところ、DS「その日、沈船ナイトアクアリウムやるんですが、まだ余裕あるんですが、どうしますか?」
──沈船ナイトアクアリウムとは、毎年一回開催されるDSのナイトダイビングイベントです。──
私「参加される方に聞いてみます。
それから返事させてもらいます。」
参加されるヒロさん、モネさんに確認したところ、お二人ともOK。
翌日にDSに参加でお願いしました。
ナイトダイビングなので水中ライト必携です。
──2か月以上お預かりしっぱなしのヒロさんのライトに廉価な乾電池を補充して、私も予備ライト二つほど用意しました。
1週間前におっくんも参加表明されてリクエストでエンリッチドエアSPもすることに。
講習のためにナイトロックスのタンクも予約しました。
あとは当日を待つのみ、です。
私事ですが、今週から仕事が忙しくて22時に帰宅してから海の用意が全くできていなくて前夜になっていつものバッグに入れっぱの着替えの確認をした程度。

ムチカラマツエビ
ムチカラマツエビ(ヒロさん撮影)
当日の朝?に起床、ルーティンのあと出発。
高速に入っていきなりコンタクトレンズ忘れたことに気づきました。
しかし安心してください、こういう時のために車にスペア積んでいます。── 備えあれば憂いなし、そのものですね。
時間通りにモネさんをピックアップしておっくんとの待ち合わせの駐車場に。
車からおっくんが出てきて、「荷物はあちらです。」
駐車場の入り口隅に置いてありましたので積み込み。
何か荷物に物足りなさを感じて私「これだけですか?ドライスーツは?」
おっくん「アッ!忘れました。」
まさかまさかのこの時期にドライスーツ積み忘れるなんて。
おっくん「今から家に取りに帰ります。白浜には直接ダッシュするので先向かっておいてください。」
私「いやいや、今から家に取りに帰って白浜まで向かうってのは危なすぎる。焦って交通事故でも遭ったら?どうしようもない。
この早朝に白浜のDSにドライスーツレンタルあるか確認できないけど、あることを願ってこのまま往きましょう。」
少しブルーな気分のまま、ヒロさんもピックアップして現地へ。
ヒロさんからも「白浜のDSはけっこう大きいからレンタルいっぱいあるから大丈夫でしょ。」と楽観的な意見も。
AM8時もまわったので、DSへ電話。
「おはようございます。朝早く申し訳ないのですが、ドライスーツ1着レンタルできますか?」
DSスタッフ「たぶん大丈夫です。ベイでもう一度スタッフにサイズを言って借りてください。」
ありがとうございます!!
一気に車内が和やかに。
DSに到着、駐車場に車を停めて器材を降ろして、ダイビングの準備。うき
前もって頼まれていた、ヒロさんのドライホースとモネさんのバイオフィルター取付も。
今回、ヒロさんはマイ重器材デビューです\(^o^)/。
DSスタッフに声をかけてドライスーツのレンタルできました。
レンタルで首元がスカスカだったので、ヒロさんがネックストラップを貸してくださいました。
DS初のモネさんに施設の案内をして、着替えを済ませて器材洗い場のベンチで朝食。
時間になったので港までてくてく。
自分の器材を持って浮桟橋へ。
ナイトロックスのタンクに器材をセットして残圧確認してボートに積込。
ドライスーツのファスナーを互いに閉めてもらいました。
アオウミウシ
アオウミウシ(ヒロさん撮影)
1本目「漁礁」
出港すると風が強めで風波が立って、バシャバシャと波かぶり。
ポイントに着くと順番に器材を背負ってエントリー。
水底で集合して移動開始。
鉄柵に付いたソフトコーラルにアオウミウシがそこらじゅうに。
大きいのから生まれたてぐらいのまでアオウミウシ天国です。
奥のほうにオニカサゴが居たんですが、遠すぎてカメラのストロボの光が届かず、暗い写真に。
いつもの通り、イシダイくんが付いてきてくれてます。
海藻には、つぶつぶいっぱいついてて、魚なのか、ウミウシのものなのかわからず、何の卵?
砂地にはホウライヒメジの」群れが同じ方角を向いて休憩していました。
ゆっくりと鉄枠を周っていったところで安全停止してエキジット。

タコ
タコ(ヒロさん撮影)
2本目は乗るボートが替わるので器材全部桟橋に上げて移動。
──前回、マスクを下ろし忘れたのでマスクだけは特に気を付けて。
タンク交換して、私たちのグループでかためて置いておきます。
それからDSに戻ってシャワーを浴びて塩気を落として、ドライスーツを脱いで休憩です。
食券をもらって、海鮮市場へ。
お店の人に食券と引き換えに呼び出しベルをもらって、席の確保。
まもなくベルが鳴動したので海鮮丼をいただいて席へ。
各自、ワサビ、醤油を用意してそれをかけて、いただきまーす。
美味しく頂きました。
そのあと、休憩室のテーブルに空きがないので器材洗い場の日当たりの良い場所で休憩。
港側は風が強いのですが、こちらはポカポカ陽気です。
時間になったのでドライスーツを着て港までてくてく。
ボートに器材を積み込んでしばし待機。
今日は一日が長いので待つのも問題なし!
他のお客さんも乗船して、出港の段階でDSスタッフより「色津でも良いですか?」
オッケーです。

陽光のカーテンにキンギョハナダイ
ウツボ(ヒロさん撮影)
2本目「色津」
港から出た途端、バシャバシャ波を被りまくりです。
ポイントに到着、私たちは一番最後にエントリーすることに。
潜降して全員集合したところで移動開始。
アーチには先客がいたので水路からスタート。
なんとも静か、何にも出ない雰囲気。
水路を抜けて、右に折れて砂地へ。
海草の繁茂するところには、判別不能な幼魚たちの群れ。
岩場にウツボが居ましたが奥のほうに居て出てきませんでした。
そのからアーチへ。
かなり白濁してて逆に幻想的な雰囲気に。
中にはミノカサゴ、チョウチョウウオ、コロダイが自由にしていました。
通り抜けて、砂地を進んで水路の反対側の根へ。
思った以上に何も居てない。
諦めて、徐々に水深を上げてボートのほうへ。
安全停止バーを使って安全停止してエキジット。

安全停止中
安全停止中
港に戻って桟橋に器材をあげてタンクをバラシて新しいタンクに交換です。
DSスタッフ「ホントに普通のタンクで良いですか?」
私「お金がないので(笑)、否、講習やったので。」
ナイトダイビングは講習ではないので通常タンクに皆さん納得済です。
セットできた器材を隅のほうで纏めておきました。
DSに戻って、温水シャワーを浴びて塩を落として、ドライスーツを脱いで休憩です。
ナイトダイビングをせずに帰られるショップさんが使っていた空きテーブルを確保しました。
日没まで時間があるので、のんびりです。
ナイトダイビング後はバタバタなので先に2ダイブ分のログ付けとおっくんのエンリッチドエアSPの認定作業を終わらせました。
お腹が空いた人は近くのコンビニに行ってました。
DSスタッフからナイトアクアリウムの手順書とグループごとに色違いのケミカルライトが配られました。
まだまだ、日の入りまで時間がありますが、用意を開始。
このときに飴ちゃん入れを男子更衣室の下駄箱に直しました。
ドライスーツを着て、水中ライトを忘れずに港までてくてく。
器材をボートに積み込んでしばし日没待ち。
薄暮のなか出港です。

ライトアップされた沈船
ライトアップされた沈船
3本目「沈船ナイトアクアリウム」
ポイントまで着くとほぼ真っ暗。
水面から微かにイルミネーションされた沈船が確認できます。
ボートの投光器の灯を頼りに器材を背負って準備のできた人からエントリー。
水底に着いて全員が確認できたところで、沈船へ。
するとボワーっとケミカルライトの爆弾やツリーで彩られています。
船室はライティングされていてクッキリ浮き上がっています。
決められた通り、時計回りで周わっていきます。
ほかのグループと交わらないようにタイミングをずらしたり、手前を回ったり。
強力LEDライトで照らし出された沈船はケミカルライトのほんのり優しい光芒で船首から見る絵は幻想的です。
このあとエキジットに向けてボートのほうへ。
そのままエキジット。
撤収作業をしてスタッフが戻ってくるを待って帰港。
器材をバラシて、軽トラックに積込してDSへ。
温水シャワーを浴びてる内に軽トラックが戻ってきたので器材を水洗い。
忘れ物しないように照明の当たっているあたりに固めて置いてすぐにメッシュバッグに詰め込み。
それからドライスーツを脱いで温泉へ。
冷えた身体に温泉は染みいります。
着替えを済ませて、荷物を車に積込。
忘れものがないか確認──このとき、下駄箱まで確認せず。(見事、飴ちゃん入れを忘れて帰りました)
車に乗り込んでさて帰途へ。
小腹が減っては、なんなんなので近くのファミマで肉まんを食べて出発です。
出発してすぐにナイトロックス2本を使ったものの、さすがに3本潜ればじゅうぶんに窒素を吸って皆さんぐっーすり。
紀ノ川SAに寄って、軽るめの夕飯を食べてました。
おっくんとモネさんはギリギリ当日中に送り届けることができましたが、ヒロさんを送って、その近くの洗車場に行くと「深夜1時に強制消灯します。」の看板が。
現在、0:45、明日改めて洗車するよりも今日中(この時点で翌日なんですが)に洗車しておきたい。──拭き上げは諦めました。
このあと給油して器材をベランダに干したりして、家でゆっくりしたのがAM2時。
忘れ物から始まり忘れ物で終わった、長ーい一日でした。
 
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