とらさんとアルビノ
アルビノに触るとらさん
スタッフ研修は例年、ウェットスーツで潜れる、6月最終週での開催していたのですが、1月のスタッフMTGで梅雨時で海況が芳しくないことから、7月第1週で開催することに。
そして日帰りだと慌ただしいということと2017年泊りツアーを串本で企画して荒天のため串本で潜れず日高で潜ったことがあり、泊りツアーを串本で完結したい、とリベンジ企画です。
ただ二日間漫然と潜るのも、研修という名に相応しくないなぁと。
以前から洋さんから「ドルフィンダイブしてみませんか?」とお誘いいただいてたことを思い出し、とらさん、クリーマさんに下見もかねて向学のために提案。
了承を得ました。
DSにそれをお願いすると、「1ボート、1ドルフィンにされますか?」 私「はい、それでお願いします。」
後日、ドルフィンダイブの注意事項等の書類を送っていただきました。
それを二人にメール。
すると、クリーマさんから「グローブはわかりますが、フードもですか?」
改めて注意事項を読むと、なるほど、要るんですね。
最近首が絞めつけられるカンジがしてビーニーにしてるんですが、それはOKでした。
念のため、DSに確認すると「首が露出しないものなのでスイミングキャップは不可です。グローブはダイビング専用じゃなくて園芸用のヤツでも大丈夫です。」
それをメールでお知らせ。
倉庫に普段使わないグローブとフードを持っていないだろう、クリーマさん用にフードも用意。
当日の朝、AM4時に起きて準備、クリーマさん、とらさんをピックアップして出発。
交通渋滞もなく、8時前に到着──想定よりもかなり早く着きました。
荷物を下ろして、器材の準備をして朝飯を兼ねて休憩です。
着替えを済ませてウェットスーツを着て準備万端です。
車で港まで送ってもらってボートの上でセッティング。
残圧をチェックしてタンクを寝かせておきます。
ウツボ
ウツボ
1本目「グラスワールド」
準備のできた人からエントリー。
水底で集合して移動開始。
イソギンチャクにクマノミがいたのでちょこっと見てそのままテーブルサンゴのほうに行くととらさんが居ず。
たぶん、あのイソギンチャクのところでロストしたんだろうなぁと思い、引き返してみるとほぼその位置にいらっしゃいました。
この透明度なのでこのあたりでずっと写真を撮ってたそうです。
このあと根の周りを散策してエキジット。
上がってから洋さんから「ボレロとかありますか?」
そうだった!!──クリーマさん、ウェットスーツがシーガルだったことを。
洋さんから「ラッシュか、ウェットの上だけあると思いますのでお貸ししますね。」
スミマセン。
フードやグローブに注意がいってましたが、クリーマさんのシーガル問題を忘れていました。
DSに戻ってドルフィンダイブに向けて器材とウェットスーツを軽トラックに積み込み。
クリーマさんに1mmのウェットタッパーをお借りしました。
DS社長先導のもと出発。
途中、腹ごしらえにコンビニに寄ったがために私たちで行くことになって、車の流れに身を任せたため、バイパスのほうへ。
那智勝浦の出口を越えたところで、大地町って那智勝浦のむこうだっけ?
クリーマさんが早速調べてくれたところ、「バイパス乗らないほうが良かったかも。新宮まで下り口ないです。太地まで25分掛かります。」
がーーーん!!
イルカと戯れるとらさん
イルカと戯れるとらさん
ココからUターンすることもできず、スゴスゴと新宮出口まで行き、DS社長に遅れる旨の連絡をしてUターン。
予定よりも10分遅れで到着しました。
園内へ車を入れさせてもらって、イルカショープールのバックヤードのほうへ駐車。
更衣室をお借りしてウェットスーツに着替え。
そこからドルフィンダイブをするマリナリュウムまで観光客の邪魔にならないように歩いていきます。
ウェットを着てるせいか、お客さんが挨拶してくれました。
マリナリュウムのプールサイドに着くと器材をセッティング。
外れそうなものがないか確認されてました。──イルカが間違えて咥えないように。
それから水族館の方から、イルカの種類と特徴、性格などをレクチャーを受けてついに始まります。
一段下がった水面に近いデッキに座り、フィンを履いているとイルカたちがフィンを突いてきます。
BCを着用しレギュを咥えてシッティングエントリー。
全員が水面に揃ったところで、L型ドームに挟まれたエリアでフリー潜降。
とらさんが降りてきて、クリーマさんが居ない。
上を見ると潜降できず藻掻いてます──それをイルカたちがグルグル観察してます。
私の予備のウエイトをクリーマさんのBCポケットに入れてようやく潜降できました。
そうなんです、クリーマさんのウェットスーツがシーガルなので借りたウェットスーツのアッパー追加したぶん、浮力が増したようです。
この一件でクリーマさんはイルカたちの遊び道具化──やたら、TGを突かれてました。
とらさんはバシバシ、イルカを撫でて戯れていました。
ふつうはガラス越しからしか見ることしかできないイルカたちに私たちは直接触ることのできる優越感堪りませんねぇ。
特にカズハゴンドウ2頭とアルビノがやたら寄ってきます。
お腹を擦れとばかりに目の前にお腹を持ってくるので擦っててる手に徐々に顔を近づけてくるので嚙まれないように手を引っ込めるの繰り返し。
マダライルカの親子3頭は子供を真ん中にして仲良く泳いでいました。
楽しいときはあっという間です。
浮上の合図とともに水面に浮上、水面移動してウエイトベルト、BCを外して一気にデッキに上がってフィンを脱ぎました。
器材をバラシて桶に積んで、私たちはバックヤードの階段を使って施設を出て元来た場所までてくてく。
お水をお借りして器材を軽く濯いで、軽トラックに積込。
先に着替えでお借りした更衣室のシャワーを浴びて着替え。
大皿に盛られたカツオづくし
大皿に盛られたカツオづくし"
このあとDSには戻らずに直接民宿へ。
部屋に荷物を置いてサンゴの湯へ。
ドルフィンダイブが温かすぎて、湯船に浸かった程度であがりました。
涼風の中、宿にお風呂道具を置いて夕飯に出かけました。
以前行った居酒屋に行こうと歩き出しましたが、その店が見当たりない。
右往左往してると居酒屋を見つけ、ネットで見ると小マシなレビューがあったので、入店。
店主「魚ばっかりだけど、少々高いけど他では食べられないで良いかな?」
私たち「ハイ、お願いします。」
まずは生ビールでカンパーイ!!
料理はお任せで、付き出しに豚肉の唐辛子和えで食欲がそそられます。
そのあとカツオの水揚げ地である串本でしか食べられない、レアなカツオ1本丸々使った造り、たたきを大皿で。
アラを使った煮つけ、焼き物と食べきれない量でした。
お会計をしてビックリ、さすがに良い値段となりました。──DS社長に話したら、「前もって設定料金言っておかないとドンドン出されてしまう」そうです。
このあとオークワに寄って明日の朝食を調達して宿へ戻って就寝。
イルカにちょっかいを入れられるクリーマさん
イルカにちょっかいを入れられるクリーマさん
翌朝起きると、もAM6時半。
7時にDSに出発する予定で皆寝坊です。
慌てて歯磨き、朝食を食べて荷物を纏めて出発。
今日のお弁当を頼んでなかったので、コンビニに寄って昼食を調達。
DS手前の道路でに警察の方々が現場検証中。
DSに車を入れると運送トラックが留まっていました。
事故車のようです。
荷物を下ろして車を駐車場に停めなおして休憩してると警察の方が来られて「スミマセン、トラック停めさせてもらっています。」
私たち「ココの者じゃないんです。」
そのあとすぐにDSの方が来られたので、警察の方が挨拶されていました。
聞いたところによると、反対車線から走ってきたバイクが転倒してライダーを反対車線に投げ出されたところにトラックがライダーの脚を踏んだみたいです。
ただ、ライダーの命に別状ないそうで、それだけは良かった。
もらい交通事故だけは避けようのないのでそうならないようにホンマ気つけなぁ、あきませんなぁ。
昨日、DSに運んでもらっていた器材を軽トラックに積み、ウェットスーツに着替えました。
港まで送ってもらってボートの上でセッティング。
大きなニシキウミウシを撮影するとらさん
大きなニシキウミウシを撮影するとらさん
1本目「グラスワールド」
ポイントに着くとちょうど先に係留したボートがあったので、そのボートからロープをもらい数珠つなぎ。
ブイロープまでかなりあるので、そのままフリー潜降。
下で集合して、散策しながら根のほうへ。
昨日よりかは少しだけ見えてる気がします。
何枚か写真を撮ってると液晶画面がぼんやりしてきたので、レンズのほうは水滴らしいものはなし。
しかし次第に液晶に表示される画像がハレーション起こしてるぅ。
ハウジング水没です、Ω\ζ°)チーン。
もう何も撮れません。
このあと、ウミテングが出たので撮ってみましたが、あとで確認したら、砂地しか写ってませんでした。
アザハタの根のキンメモドキの群
アザハタの根のキンメモドキの群
DSに戻ってトイレ休憩をして2本目へ。
2本目「備前」
デジカメのハウジングが水没したので、前日ドルフィンダイブで使用したGOPROを持っていくことに。
この透明度なので、大した映像は撮れないけど、手持ち蓋さに。
エントリーすると、アンカーそばの根にキンメモドキがいっぱい。
ただアザハタとのコラボレーションとはいかず、キンメがいっぱいいるってだけ。
そのあと大きな根をゆっくり一周。
根の上のほうはキンギョハナダイでいっぱいです。
少し離れた中層にはアイゴの群れやイサキの群れも見えていました。
今日はニシキウミウシDayかというぐらい、大きいのがいっぱいいました。
インターバルが短めなのと水温が低いこともあって早いめのエキジット。
DSに戻って器材を真水で洗って、水気切り。
ウェットのままシャワーは浴びて塩気抜きして着替え。
コンビニで買った弁当を食べて、のんびり。
精算をしてから、器材を片付けて車に詰め込んで帰途に。
早めのダイビング終了で夕方には無事故で帰阪できました。
おもな生物:ウミテング、キンギョハナダイ、ソラスズメダイ、イシダイ、タカノハダイ、イラ、アオブダイ、ウツボ、ミノカサゴ、アザハタ、キンメモドキ、クマノミ、ウミスズメ、ノコギリヨウジ、イソギンチャクモエビ、ニシキウミウシ、キイロイボウミウシ、フリエリイボウミウシ、ゾウゲイロウミウシ


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