メアジ
メアジ(やっしーさん撮影)
毎年この時期に開催している内浦ビーチ潜り納め──期間限定のため3月末でクローズ──ツアーです。
いつもは月末ギリギリなのですが、私事で週末がキビシイため春分の日で企画。
トライアルの方含め3名申込いただきました。
トライアルの方がフルレンタルでウェットスーツ希望であったため、メールで「この時季、水温は16℃ほどなのでウェットスーツは自殺行為です。ドライスーツで良いですか?」
トライアルの方(以下、T)「友達に聞きましたが、ドライスーツを使うには講習を受けないといけないのですか?」
私「大丈夫ですよ。私、曲がりなりにもインストラクターですのでご安心ください。」
DSにドライスーツレンタルを手配しました。
ってことで倉庫に行ってドライスーツ以外のレンタルを準備──カズさんからもドライレンタル希望があったのでドライ用中圧ホース、アンクルウエイト、ストラップフィン、ウィンターグローブも。
それからモビーズのスムースマスクも用意。
念のため、水没した時用に2人分のインナーも持っていくことにしました。
内浦なので海況の心配もなし、あとは天気のみ。
1週間前は20℃を超えるほどの陽気でしたが、予報では季節なりの気温と少し寒目。
ピックアップおよび集合時間の連絡ついでにツアー決行もお知らせ。
あとは当日を待つのみ。

オドリカクレエビ
オドリカクレエビ(やっしーさん撮影)
当日の朝、真っ暗な中出発しトライアルの方をピックアップしてカズさんが合流するころには辺りも白んできました。
いつもの湯浅PAでおにぎりを買って予定通り現地DSに到着。
やっしーさんも先に到着されていました。
車から荷物を降ろして港まで持って行ってもらえるように器材の準備。
それから着替え等を持ってDSの休憩室へ。
腹が減っては、何もならないので朝食。
着替えを済ませて、ドライスーツのレクチャーです。
手早くウェットスーツとドライスーツの違いと潜降時と深度が浅くなる際の注意点を教えて完了。
では、ドライを着ましょう。
レンタルのお二人とも苦戦することなく着れました──これがシールがあまいことに気づいとけば良かったm(__)m。
そして内浦ビーチへてくてく。

コウイカ
コウイカ(やっしーさん撮影)
1本目。
スタッフが運んでくださった器材のもとでタンクを移動させてセッティング。
マスクに曇り止めをしてドライのファスナーを互いに閉めあって、しゃがんでスーツ内に溜まった空気を抜きました。
器材を背負い、ドライの中圧ホースを繋ぎました。
大ベテラン、やっしーさんを先頭にジャイアントスライドエントリー。
最後に私がいこうとレギュレーターを咥えたら、エアがこない。
そうだ、セッティング後にドライスーツ用の中圧ホースのカップラーが硬かったので交換してそのままだった。
後ろも詰まっていたので、そのままエントリー。
すぐにやっしーさんのもとへ泳いで行って「すみません、タンクのバルブ開けてもらって良いですか?」
やっしーさんに開けてもらいました。
それから水面で集合して「潜降、位置の確認、時間のチェック、オッケー」
ブッシュー。
レンタルドライの方は慣れてないので水面に。
下から近づいていってBCから抜け切れていない空気を抜いて私のマイナス浮力を利用して潜降させました。
全員揃ったところで移動開始。
ガイドロープに従って、進んでいくとオドリカクレエビ発見。
ライトで照らして観てもらっていたんですが、──私は気づいてなかった──その横にコウイカが居たそうです。
そのあと網カゴのほうに行きましたが、何も出ず、水深を上げていくと、景色が明るくなりアジの群れいっぱいです。
しばしその光景に見惚れていました。
それからエントリー口のほうに平行移動して安全停止をしてエキジット。

アオウミウシ
アオウミウシ(やっしーさん撮影)
器材を下してバルブを閉めてエアを抜いてタンクをバラして更タンクに交換。
残圧チェックして器材をグループで纏めて置いておきました。
レンタルドライのお一方が「水没してるみたいです。」
ドライスーツを脱ぐとほぼ全濡れ状態──着替えを用意しておいてもらってて良かった。
次のダイビングも水没するかもしれないので、私が用意してきたインナーをお貸しし着替えてもらいました。
そのあと暖を取るのに休憩室で過ごしてもらいました。
そのあいだに水没したドライの裏をタオルで吸湿してひっくり返して日干し。
幸いなことに良い天気で良かったぁ。
車から以前使ったネックバンドとリストバンド1組を用意しました。
水没して冷えた身体を温泉で温まってもらおうと2本目は早めに行くことに。
水面休息時間が45分を超えたので用意を開始。
水没した人にはネックバンドとリストバンドを使って厳重にシールしました。
内浦ビーチまでてくてく。
タンクのバルブを開いてマスクの曇り止めも忘れずに。
器材を背負いプレダイブセーフティチェック。
少し渋滞気味のエントリー口へ

ダイナンウミヘビ
ダイナンウミヘビ(やっしーさん撮影)
2本目。
引き潮で1本目よりも水嵩が下がったところでジャイアントエントリー。
水面で集合して潜降。
器材が濡れているのと慣れから1本目よりもスムーズに潜降できました。
水底で確認して移動開始。
今回は右寄りのコースで行きましたが、人濁りで透明度落ちていてイマイチ。
コンクリートブロックに行きましたが、何も出ずでした。
浅場へ移動してアジの群れをしばらく観察してたら、一人足りない??
水面まで垂直浮上して辺りを見渡すと、ちょうどカズさんがエキジットされていました。
──あとで聞いたら、浮上してしまい、再潜降できず諦めたそうです。
安心して再潜降してほかの方たちに合流して安全停止してからエキジット。
上がってくるなり、カズさんが「GOPRO失くしました。」
エキジットする前ならともかく、今さら探しにいけなかったので器材を運んでくださるDSスタッフに「水中でGOPRO失くしてしまいました。もし、見つかったらよろしくお願いします。」と頼みました。
そのあと、DSに戻って器材を真水で洗って水気切り。
メジロダコ
メジロダコ(やっしーさん撮影)
シャワーを浴びてドライスーツの塩抜きをしてから脱いで、水没して濡れて身体が冷えてるのですぐさま車でサンゴの湯へ。
湯船につかって身体もポカポカになったらお腹がペコペコです。
DSに戻ってお弁当を食べましょう。
休憩室にもどると失くしたGOPROがテーブルの上に。
他のショップさんが見つけてくれたそうです、ありがとうございます。
カズさん、良かったですね。
お昼ご飯が一段と美味しく感じます。
  そのあとログ付けをして干していた器材を片付けて車に積込、帰途へ。
ダイビングのあと身体も温まってお腹も満たされてオネムの条件は揃いました。
みなさんZzz....。
紀ノ川SAでまるごと苺ソッフンを食べて帰りました。
おもな生物:メアジ群、イサキ群、クロホシイシモチ群、ヨスジフエダイ群、ゴンズイ群、オキゴンベ、ミノカサゴ、クマノミ、ハタタテダイ、チョウチョウウオ、ホウライヒメジ、ヒメジ、ダイナンウミヘビ、カワハギ、オドリカクレエビ、アオウミウシ、コウイカ、メジロダコ

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