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  • 潜水士の道

    潜水士の道

    潜水士の道

    巣ごもり生活に読書で時間つぶしです。

    昨年発売されたばかりの鉄芳松さん著作です。

    潜水業の家系に生まれ、父明氏に師事しご本人が認めた、父含め5人の師匠たちからの貴重な教えを書き留めた手記です。

    私も若いころ、職業潜水を標榜して手に職をつけようかと色々と研修、講習会を検索してみましたが、必ずと言っていいほど鉄組さんがヒットし、そのころからお名前だけは知っておりました。

    この本を読めば、その大変さを思い知り、潜水士にならなくて良かったと思います。

    いろんな場面で潜水士が活躍しているのがよくわかりますし、こういう人たちがいたから日本のダイビング業界の発展があるのだと思いました。

  • mares PUCK

    mares PUCK

    mares PUCK

    レンタル用にと置いてあったmares PUCK。

    現在、「PUCK PRO +」で2世代前の機種(10年前)です。

    シングルボタンで扱いやすいうえ、きっちり安全停止のカウントダウンもおこなうので丁度よかったのですが、全然使っていなかったためバッテリー切れ。

    電池を入れ替えてさて、時刻合わせしようとしたところ、カレンダーが2020年で終了してるじゃあ~りませんか!

    料金的には安い方ですが、使用期限が20年までの仕様とは。SONYタイマーならぬ、maresタイマー?

    カレンダー機能(ログの日付)さえ使わなければ使えそうなので、レンタルとして使います。

  • 水族館ガール

    水族館ガール

    水族館ガール全7巻

    この作品を知ったのは松岡茉優さん主演のNHKドラマを見かけたのがきっかけ。(DVDは出ておらず、オンデマンドで視聴はできるようです。)そのときは全話観ることもなく掻い摘んでみた程度でしたが、久々に見てみたいと思いましたが、オンデマンド視聴は敷居が高く未だ見れていません。

    そこで原作本を読もうと大人買い──ドラマは1クールもなかったのでまさか、7巻まであるとは….。

    読んでみて、ドラマと小説では設定自体違っていました。

    ドラマではOL3年目の主人公が失敗の連続から系列のはまかぜ水族館へ出向するとなっていますが、原作では千葉湾岸市(仮想)の公務員の嶋由香が市の外郭団体である水族館・アクアパークの慢性的人手不足に人事交流として出向させられるところから始まっています。

    1話は慣れない水族館勤務で次第にイルカとの関わりや先輩梶良平との恋物語をとおして主人公が成長する姿を描写しています。

    2巻以降はその梶先輩が大阪の海遊ミュージアムへ出向するところから始まり、嶋由香がイルカ以外のペンギン、ラッコ、ウミガメなどを担当するなかでガラス越しに見ている水族館では想像できない水族の生態や水族館の運営について詳しく解説されています。

    普段、水族館では華やかな部分しか私たちには見れませんが、水族の本来の姿をどうやって見せれるかなどを工夫されているんだと思い知りました。

    この小説を読んでから水族館に行けば、違う角度から見れるようになって数倍楽しくなること間違いなし、です。

  • 群青神殿

    群青神殿

    群青神話

    Amazonで衝動買い。

    文庫本は小説で新書のほうはマンガかとと思って購入してみたら、新書がもともとのやつで文庫本は改訂版みたいなものでした。

    タイトルからして、小説「ハイドゥナン」のようなニライカナイが出てくるのかと思いきや全然違いました。

    出だしの車両運搬船がどうなったのか、分からないまま、メタンハイドレート発掘の深海艇の場面に移っていてスゴイ展開になってどうなっただろう?と疑問のままほぼ半分近く読み進むまで全く分かりませんでした。

    深海からの謎の生物というのが神殿に最終最後までつながらなかったのが、作者の意図通りみたいでまんまと引っ掛かりました。

    深海艇の二人がカップルという設定がオジサンにはついていけませんでした。

    深海SF小説としては面白かったです。

  • 潜航雷撃隊

    潜航雷撃隊

    潜航雷撃隊DVD

    久々のヒットです。弊WEBコンテンツ「ダイビングシーン」のリサーチで映画「フロッグメン / 特攻決死隊」をYouTubeで鑑賞したら右横のオススメに「THE SILENT ENEMY」が出てきたので観だしたら、なんと結構早口。私のヒアリング力ではついていけない、トホホ。

    仕方なく字幕もしくは日本語吹替版がないかググったところ、メルカリで見つけました。中古ですが白黒映画DVD4枚セットで送料込480円、即ポチッと。

    早速観てみました。時代が第二次世界大戦下での英国海軍と敵対するイタリアとのお話で装備の違い(片やアクアラング、片や小さなボンベの簡易呼吸器)や潜水艇などあり、しかもダイバーもたくさんいてるのに対して精鋭7名だけのダイバーチームが英海軍を救った功績はスゴイ。

    潜水シーンも結構多めだし、水中ドッグファイトもクリアな映像で見ごたえあります。

    フィルムからそのままデジタル化しただけだなのでノイズが結構ありますが、このお値段なら納得です。

    のちのちこの作品が白黒をカラー化して発売してくれたら絶対買い、ですね。

  • オンライン・メンバーフォーラム2021

    オンライン・メンバーフォーラム2021

    オンライン.メンバーフォーラム2021

    本日よりPADIプロサイトでオンライン・メンバーフォーラム2021が始まりました。

    いちおうPADIインストラクターの端くれなので情報をアップデートすべく受講しました。

    2020年、コロナ禍でダイビングj機会が減少している中でダイビング事故が減少していないそうで事故率は増しているです。それと事故者の79%以上が45歳以上──身につまされる現実。襟を正して真摯にダイビングと向き合わねば、と思います。

    大半がコロナ禍での講習の進め方を占めており未だトンネルを抜けるのはいつのことやら?

    サークル的には、今までツアー参加時のその都度ご記入いただいていたPADI安全潜水標準実施要項了解声明書が記入後1年間有効ということなので年1回の記入でよくなったことと毎回記入いただいていた体調チェックリストもツアーリーダーが口頭で確認するかたちに変わります。

    さて、ツアーに行けるのはいつになることやら?

  • プレイガール

    プレイガール

    プレイガールの1シーン

    外出自粛のあいだに見つけました、テレビ東京で1969~1974年のあいだ放映されていたお色気たっぷりのアクションドラマです。5年間で全287話もあるので全て確認できていませんが(スカパーの東映チャンネルでは見れるかも?)、その一部がDVD4枚組のプレイガール・プレミアム・コレクション・ボックスが発売されており、それがTSUTAYAでレンタルできましたので確認しました。

    1枚あたり4話ずつのたった16話だけですが、ありました。

    3巻の中の第162話「おとこ泣かせ裸のビーナス」、第199話「女は裸に命を賭ける」

    第162話では渡辺やよいさんが海女役で、第199話では八並映子さんと山口暁さん、高毬子さんがスクーバダイビングされています。

    他の方はダブルホースのレギュなんですが、八並さんのSプロのMK5が光ってますね。また全身真っ赤なウェットスーツは映えますね。

    また山口暁さんを見てどっかで見たような気がして調べたら「仮面ライダーV3」の結城丈二/ライダーマン役の人でした。

    ほかの第1話でも海女役でコスチュームだけだったり、今考えたらゲスト俳優が豪華だったので全話観てみたかった。

    やはりスカパー契約しかないかなぁ。

  • 海の群星(むりぶし)

    海の群星(むりぶし)

    海の群星

    2019年にDVD化された1988年制作のNHKドラマで、なんと石田ゆり子さんのデビュー作でした。

    Amazonのオススメで出てきたのでTSUTAYAで検索すると在庫あり、だったので即レンタル。制作が古いので海の映像は発色が良くはないものの、NHKらしく映像はすごくキレイでした。

    特筆すべきは、やはり石田ゆり子さんの初々しい演技と当時からの美貌。あと緒形拳さんの渋い演技は溜まりませんなぁ。

    内容は終戦間際で糸満売り──かつて沖縄で行われていた年季奉公──で奄美大島から安いお金で親元を離れて雇い子として石垣島の漁師のもとで8年間低賃金重労働をしいられた主人公ナガがそれに耐えきれず逃げ出すが、結局親方の元に連れ戻されて働いていた。その後、年季奉公自体が人道上良くないとの流れからほとんどの漁師がそれをやめていく中、親方は厳として続けていたところ、漁の最中にナガはサメに襲われて還らぬ人となった。それに対して裁判が行われて親方が有罪判決を受ける、という話。

    当時の海人の漁の仕方が垣間見れますし、懐かしい水中メガネも(欲しくなりました)。

    ただサメのつり上げシーンは今や動物愛護団体などの手前カットになるでしょうね。それとサメに襲われるシーンは当時としてはこんなもんかなぁ。

  • サイレント・ウォーター

    サイレント・ウォーター

    サイレント・ウォーター

    こんな映画があったとは。

    2020年の北欧系映画らしい、心理的な描写のパニック映画です。

    減圧症ってホントに怖いということです。

    妹のために水深33mを安全停止なしに4度も往復、命がけの無謀な潜水です。

    逆に潜水士である妹の冷静沈着な判断と好対照でメリハリが効いていました。

    姉が妹の忠告を聞かずに救援を呼ぶつもりが、留守宅に侵入して猛犬に襲われてつい殺害してしまう、って点で映画公開されなかった理由でもあるような。

    最終、BCにタイヤのパンク充填剤を注入して巨石を持ち上げるなんて、そこは映画ってカンジです。

    いろいろと書きたいのですがネタバレになるといけませんので実際見ていただいたほうが良い作品です。

  • 舞鶴の海を愛した男

    舞鶴の海を愛した男

    舞鶴の海を愛した男

    「遺産」に続き沈船ものの小説です。

    かの西村京太郎先生の十津川警部シリーズです。時代的には第二次大戦終戦後にGHQの命で軍艦が爆破自沈させられましたが、これは日本側が戦中に日本が国際法を蔑ろにした悪事を隠滅するために終戦まもなく自沈した船の話です。

    今や横浜港のシンボルとなっている日本郵船氷川丸──戦時中病院船として活躍、戦後引き揚げ船として活躍した──に第二氷川丸があったという設定です。

    十津川警部が出てくることで犯罪がらみというのが織り込み済み。

    しかも舞台が舞鶴の冠島沖という、毎年ツアーを開催している身としては絶対読んでおきたいものです。

    十津川警部シリーズなのでドラマ化してもらいたいものですが、登場人物は少ないのですが、如何せん、深海調査船とそれを運ぶ母船にサルベージ船に引き上げた第二氷川丸の残骸と設備が大々的過ぎて無理なんですよね。

    旧海軍が終戦間際に隠し持った金塊が最終的には昭和の復興に役立ったという良い話となっていた、めでたしめでたし。