特に、全世界のネットワークがあり会報やセミナーなどの会員サービスの充実したDANジャパンに私自身加入しております。
それで、会報誌「Alert Diver」の最新刊(VOL.12)が発行されております。
──以前は紙媒体でしたが、現在はネットで閲覧できるPDFで提供されております。──
今号は、時季にあった花粉症についてや目についてなど参考になる内容がたっぷり。
雑誌ではなかなか踏み込めない部分にまで細かい記事が載っております。
その中で、一番興味深いのは、「診療報酬改定に伴う再圧治療費補助の対応について」というコラム。
今までDANジャパンでは年一回に限り、再圧治療の補助がありましたが、
診療報酬改定で見直しがされています。
と言っても、一般の人の場合、保険請求するタイミングが厳格化された程度です。
では何が問題かというと、今まで緊急高気圧治療の場合、6,000点(個人負担18,000円)、非緊急で200点(個人負担600円)でした。
なので、病院側からすると非緊急の患者を受け入れてもおいしくないということでダイバーの再圧治療についてなかなか受け入れしてもらえない状態でした。
それが、ダイバーに関する診療報酬改定がなされました。
高気圧酸素治療(/1日あたり)
減圧症または、空気塞栓に対するもの 5,000点(自己負担15,000円)これで緊急、非緊急にかかわらず一律になったことで病院側の受け入れ体制が整うのではないか?
(引用元「Alert Diver VOL.12」より)
私も以前減圧症の疑いがあり、DANジャパンに医療相談したところ、
高気圧酸素治療を受けた方が良いということで病院をあたりましたが、
当時関西では、ある病院で「減圧症は神経症なので緊急でないなら、治療しても改善の見込みはない。」とけんもほろろに断られ、
藁をもつかむ思いで東京医科歯科大病院に連絡し、治療を受けたことがありました。(詳しくはレポをご覧ください。)
緊急性を伴わなかったので高気圧酸素治療、レントゲン、初診料込で6,000円だったと思います。
治療費で言えば安いのですが、
東京まで行かなきゃならないので往きは夜行バス5,000円、帰りの新幹線13,000円、食費等入れたら
やっぱりそれ相応に高い。
これで関西も減圧症治療難民とならずに済む時代が訪れるかも??