カエルアンコウ
今シーズン2回目です。
前回がまぁまぁ良かっただけについつい期待してしまいます。
今回はトライアルおふたりからの参加申し込み「いただきました──既存メンバーはゼロ。
ところが、 3日前にコロナ陽性になり、キャンセル。
残念ながら参加者がおひとりになってしまいました。
弊サークルでは近場(和歌山)ツアーの場合、ダイビングできる環境作りを目指していますので、おひとりでも開催いたします。
週間天気予報では、朝方雨→晴れだったのが、直前には夕方まで雨に。
ショック~。
自然には贖えないので、仕方なく、受け入れざるを得ない。
前日、内浦なので中止はありえないですが、波浪予報だけ確認して決行メール。
朝が早いため、21時半には床に入りました。
群れを指さす
当日の朝(AM2時半)に起床。
準備をして出発、時間通りにピックアップして高速へ。
順調に湾岸線を走っていたら、ナビが高石JCTで阪和道に周るように指示が。
無視して走っていたら、次の貝塚ICで通行止で出口に誘導されました。
──湾岸線リニューアル工事で11/15~25、貝塚 IC-りんくうJCTで終日通行止でした──
なるほど、そういうことだったのかぁ、ナビの指示通りにしとけば良かった。
下道でりんくうタウンを越えて関空道へ。
朝?が早いぶん、すぐに高速に戻れてほぼ予定どおりにDSに到着。
小雨のうちに器材を降ろして、港へ下せるように準備をしてから休憩室へ。
今回二人だけですが、私たちに6人かけテーブルを用意してもらってました。
今日はそれほど混んでないそうです。
施設内の案内をして朝食兼休憩です。
1本目AM9時出発を目標に準備を開始。
着替えを済ませて、雨が降っているのでドライスーツもファスナーを締めて万全です。
陽光のカーテンにキンギョハナダイ
1本目。
私たちがイの一番でのエントリーです。
港まで送ってもらい、器材をセッティングして残圧チェック。
マスクの曇り止めをして、器材を背負いあってプレダイブセーフティチェックです。
階段を下りてジャイアントスライドエントリー、ジャッバーン。
水面で集合して潜降開始OK、時間のチェック、位置の確認、BCよりエアを抜いてブッシュー。
先に水底で待っていたのですが、降りてこないので見上げると潜れそうにないのでいったん浮上してBCからエアを抜いて下から引っ張ってみましたが、
すぐに浮上してしまって潜れないと×マークをしたので私のウェイトをBCのポケットに入れるとスーッと潜降できました。
私はヘッドファーストで潜降。
──このとき普段は予備のウエイトを持ってるのですが、今回は適正浮力で渡したウエイトが2kgだったことがあとで響くことになろうとは、その時点では意図しないできごととなろうとは...。
透明度は前回とは打って変わって、抜けていません。
最初にヒレナガネジリンボウを見に行きましたが、頭だけ出して出てきません。
しばらくネバりましたが、出てこなかったため、諦めて移動開始。
陽光のカーテンにキンギョハナダイ
ガイドラインに従って下って網カゴへ。
よーく覗くと中にイロカエルアンコウ。
写真を撮ろうとするも網にピントが合ってうまく撮れません。
次の網カゴにもイロカエルアンコウ──こちらもカゴの中。
カゴの暗闇の中でピントがあわない。
ライトで照らしてズームしてなんとか顔だけ撮れました。
砂地を一気に上がっていくと急に明るくなり、白んできました。
そこで群れ群れ群れ──アジ、イサキ、キュウセンフエダイ、クロホシイシモチたちが各々コロニーを作っています。
ただこの透明度では群れを撮るよりは残念ながら数尾だけしか納まりません。
ゴロタ石のあたりはミノカサゴだらけ──岩場には酋長然たる大物も。
砂地には小さなウナギ?かと思うほどのぶっといゴンズイが寝そべっていました。
水深5mを切るぐらいから一気にプラス浮力がきつくなり浮き上がりそうになってきた。
岩を掴んでいないと急浮上しそうになる。
マイナス浮力になるようにドライも陰圧にしましたが、何の役もたたず、ついにはエントリー口のラダーを必死に腕巻きにしてかろうじて安全停止をクリア。
そして浮上。
最後の最後で異様に疲れるダイビングとなりました。
陽光のカーテンにキンギョハナダイ
エキジット後、タンクを交換して器材をまとめて送迎の車に乗ってDSへ。
温かいシャワーを浴びてドライスーツを脱ぐと、上半身どころか下半身までぐっしょり水没。
インナーは速乾性の高いポリエステル素材なのでタオルでふき取るとタオルが吸水して何度も絞れるほど。
こういうときは温かいお茶が何よりです。
1時間ほどのんびりしてから2本目の準備開始。
ほぼウェットスーツ状態のドライを着て港まで送ってもらいました。
2本目。
今回はトライアルの方に最初から1㎏多めにしてもらって念のため私も予備のウエイトも持って入ります。
器材を背負ってエントリー。
水面で集合して潜降して移動開始。
砂地をゆっくり進むとハゼ類がここかしこに確認できます。
この暗さで見つけやすくなるのが、ダイナンウミヘビ。
顔だけ出していますが、大きいのでじゅうぶんわかります。
後ろを振り返って前を向いた瞬間、目の前にミノカサゴが。
身を引いて難を逃れました。
下からミノカサゴが通り過ぎるのをじーっと耐え忍びました。
この透明度で全く気づきませんでした。
このあと水深を上げてゴロタ石のほうへ。
キュウセンフエダイの群れが水底ギリギリで蒸れています。
砂地にネジリンボウを探しに行ったのですが、代わりにヒラメちゃん。
目をギュッと持ち上げて私たちを威嚇していました。 テトラの切れ目のテーブルサンゴにソフトボール大のカエルアンコウがじっとしていました。
ラダー下のイソギンチャクのクマノミで時間をつぶして安全停止してエキジット。
上がったところでDSの送迎の車が来ていたので荷台にそのまんま器材を積んでDSへ。
DSに戻って器材をおろしてタンクをバラシて真水で器材の塩抜き。
雨が降っているので水切りせずにそのままメッシュバッグに詰め込み、シャワーを浴びてドライの塩抜きもして着替え。
腹が減っては何もできないので、昼食。
そのあと軽くディブリーフィングして器材を片付けて帰途へ。
PM5時までには帰阪して、ワールドカップドイツ戦を最初から観戦することができました。
おもな生物:カエルアンコウ、イロカエルアンコウ、ミノカサゴ、ネッタイミノカサゴ、ミギマキ、タカノハダイ、キンギョハナダイ、オキゴンべ、キュウセンフエダイ、アジ、クロホシイシモチ、イサキ、イシダイ、ルリスズメ、ホウライヒメジ、ダイナンウミヘビ、アナゴ、クマノミ、アオヤガラ、ヘラヤガラ、ヒレナガネジリンボウ、ン、ゴンズイ、ソラスズメダイ、ニザダイ、ウミスズメ、ハコフグ、ヒラメ、ツノダシ、チョウチョウウオ、オオモンハタ、イラ、ブダイ、

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