カテゴリー: 業界

  • DAN JAPAN安全講習会

    DAN JAPAN安全講習会

    DAN JAPAN安全講習会
    DAN JAPAN安全講習会
    毎年この時期におこなわれている、DAN JAPAN安全講習会。
    今年も行ってきました。
    ダイバーたるもの、日ごろから最新のダイビング動向やダイビングスキルのリフレッシュをしておかないと。

    開催の3週間前に講習会があることをDANジャパンのWEBサイトで募集定員12名だと知って早速申込。
    翌日DANジャパン事務局より「申し込み受付しました」とメールをいただき安堵。

    当日、会場に入り、受付。
    DANジャパンの参加者リストを見ると私含め、3名と少なっ。
    関西のダイバーの安全潜水に対する意識の低さが垣間見えます。
    ほとんどが公認スクーバダイビング指導者研修会としての参加でした。

    まずは、筑波大学の高野修先生より近年スノーケリング事故についてのお話。
    スノーケリングの定義や事故の現状、ヒヤリ・ハット分析と事故を減らしていくための必要なこと。

    次に江東病院副院長・三浦邦久先生より、ダイビング活動に禁忌な既往症についてやAEDの必要性について。
    三浦先生は松村邦洋さんが東京マラソンで心肺停止の際に応急処置された先生だそうです。
    それと大相撲春巡業で舞鶴市長が土俵上で倒れ女性が救命処置をされた映像をもとに即座の処置の大切さを説明していただきました。

    最後に第5管区海上保安本部・今井係長より、2017年の管内のダイビング事故の概況の説明と過去5年間の事故原因について説明。
    約6割が「自己の過失」──知識技能不足、不注意、健康状態が大半
    事故者の50%ほどが、年間0~15回程度のダイビング経験数
    と経験年数というよりも、ダイビングへの習熟度が関係しているそうです。

    また機動救難士・伊藤さんより
    潜水士として研修で学ぶこととして
    1.水の怖さを知る。
    2.何があっても空気がさえあれば死にはしない。
    3.パニックになってもいいことはない。
    4.自分の命は自分で守る。次にバディ。
    安全潜水をするためには、「安全管理があっての技術」

    あとボートダイビングで事故が発生した場合、通報するのは
    「洋上の場合は118、海岸についた場合は119」

    最後に事務局より、ダイビングフェス関西2018の告知。
    DANジャパン会員の方なら、DANジャパンのブースで会員証を提示すると先着750名にオリジナルペットボトルホルダー進呈。
    非会員でその場で入会なら、通常、入会金+会費=13,000円が10,000円に。(3,000円割引あり)

  • マリンダイビングフェア2018

    マリンダイビングフェア2018

    マリンダイビングフェア看板
    マリンダイビングフェア看板
    昨日マリンダイビングフェアに行ってきました。
    私が業界にいたころはダイビングフェスティバルがありましたが、今や「DIVE BIZ SHOW」なる一般の方が参加できなくなり、唯一のフェスとなりました。
    ダイビングフェスティバルは器材メーカー主体で新商品の発表会でしたが、
    雑誌「マリンダイビング」さん主催だけにリゾーターを狙って旅行業者や地元観光協会などがメインで
    いかにリゾーター誘致にガンバッテいらっしゃる熱意がスゴかった。

    オーバーホールセンターのブースでは、当日受付するとオーバーホール代が1,000円割引。
    ココで出店するだけでお客さんがドンドンやってくるなぁ。
    顧客確保の点では、アリですね。

    DANジャパンのブースでは会員証を提示してアンケートに答えるとオリジナルペットボトルホルダーのプレゼント(いただきました)や
    Flashairのブースでは私は持っているのでしていませんが、モニタすると有村架純さんのクリアファイル進呈、アニメ「ぐらんぶる」とコラボしたTUSAブースでも「ぐらんぶる」クリアファイルのプレゼントなど
    入場者にうれしいプレゼント三昧。
    またアンケートに答えると抽選で豪華旅行や商品が当たるため、おいしいことだらけです。
    また時間ごとにいろんなセミナーもありそれを目当てに来場されている人も。

    値引き
    値引き
    ひときわ、第2会場で人でごった返していたのが、量販店MIC-21とAQROSの出店です。
    もともと店舗でもお求めやすいお値段で商品を販売されていますが、
    この日は特別──年末のアメ横状態。
    両店とも一律、ボートコートが4,000円、フードベストが3,000円、サイズが合えば5mmウェットスーツ5,000円。
    有り得ない値段でご提供。

    アクアラングのメッシュバッグが2,000円やMobbysのウェイトベルトが2,000円、ワゴン内のマスクどれでも5,000円と
    ほかにも掘り出し物だらけ。
    ──私は嵩張るので購入は断念しました。

    これだけでもじゅうぶんフェスに行く価値アリです。

    また来年、スケジュールさえ合えば行ってみたいですね。

  • 医療報酬改定に伴う再圧治療の今後

    医療報酬改定に伴う再圧治療の今後

    AlertDiver VOL.12
    AlertDiver VOL.12表紙
    弊サークルではいざという時のために、ダイビング保険に加入することを推奨しております。
    特に、全世界のネットワークがあり会報やセミナーなどの会員サービスの充実したDANジャパンに私自身加入しております。
    それで、会報誌「Alert Diver」の最新刊(VOL.12)が発行されております。
    ──以前は紙媒体でしたが、現在はネットで閲覧できるPDFで提供されております。──

    今号は、時季にあった花粉症についてや目についてなど参考になる内容がたっぷり。
    雑誌ではなかなか踏み込めない部分にまで細かい記事が載っております。

    その中で、一番興味深いのは、「診療報酬改定に伴う再圧治療費補助の対応について」というコラム。
    今までDANジャパンでは年一回に限り、再圧治療の補助がありましたが、
    診療報酬改定で見直しがされています。
    と言っても、一般の人の場合、保険請求するタイミングが厳格化された程度です。

    では何が問題かというと、今まで緊急高気圧治療の場合、6,000点(個人負担18,000円)、非緊急で200点(個人負担600円)でした。
    なので、病院側からすると非緊急の患者を受け入れてもおいしくないということでダイバーの再圧治療についてなかなか受け入れしてもらえない状態でした。
    それが、ダイバーに関する診療報酬改定がなされました。
    高気圧酸素治療(/1日あたり)
    減圧症または、空気塞栓に対するもの 5,000点(自己負担15,000円)

    これで緊急、非緊急にかかわらず一律になったことで病院側の受け入れ体制が整うのではないか?
                               (引用元「Alert Diver VOL.12」より)

    私も以前減圧症の疑いがあり、DANジャパンに医療相談したところ、
    高気圧酸素治療を受けた方が良いということで病院をあたりましたが、
    当時関西では、ある病院で「減圧症は神経症なので緊急でないなら、治療しても改善の見込みはない。」とけんもほろろに断られ、
    藁をもつかむ思いで東京医科歯科大病院に連絡し、治療を受けたことがありました。(詳しくはレポをご覧ください。)

    緊急性を伴わなかったので高気圧酸素治療、レントゲン、初診料込で6,000円だったと思います。
    治療費で言えば安いのですが、
    東京まで行かなきゃならないので往きは夜行バス5,000円、帰りの新幹線13,000円、食費等入れたら
    やっぱりそれ相応に高い。

    これで関西も減圧症治療難民とならずに済む時代が訪れるかも??

  • ダイビング保険のススメ

    ダイブアシュア
    ダイブアシュア協会のリンクバナー
    弊WEBサイトの「ダイビング保険のススメ」のメンテナンスをおこないました。
    このページは他のまとめサイトでも参照元にされるほどのページで検索ワードでも閲覧数の多いページです。

    DANジャパンが昨年入会金を新設し、年会費も値上げしていたのですが更新をし忘れていたのと他損保系保険も値上げしており、それを反映させました。
    まずはDANジャパンが入会金で5,000円、年会費8,000円と昨年に比べ、新規入会だと実質8,000円の値上げです。

    ほかの損保系も数100円程度値上げしております。

    全然気がつきませんでしたが、今AIUってないんですね。
    富士海上火災を吸収合併してAIGに戻ってたみたい。

  • 豪州のダイビング事情

    24年前
    24年前
    昨日、facebookで私がDMになってはじめてのアシストしたときのお客さんとつながりました。
    かれこれ24年ぐらいになりますかね。
    今やその方もオーストラリアで陸上のガイドされてるそうです。
    それで、ダイビングの話になったこきに、
    「豪州では5年前から物価上昇して、1ダイブ20,000円するんです。今はダイビングしてません。」
    わぁー、それは高すぎる。
    「手ごろなシーウォーカーが流行っていて、わざわざ体験ダイビングする人もいません。」
    日本じゃ、シーウォーカーしようにも設備ないから、普及しないなので良かったかも。

    オーストラリアには、この物価ではなかなか行けそうにないですね。

  • 「 ダイビングプロファイル減圧症予防法を考える」講演会に参加しました。

    ダイビングプロファイル減圧症予防法を考える
    ダイビングプロファイル減圧症予防法を考える

    昨日、あべのハルカスにて「ダイビングプロファイル減圧症予防法を考える」講演会に行ってきました。
    水中写真家・赤木さんと元TUSAでダイコンの開発を手掛けられていた今村さんによるレジャーダイバーが減圧症にならないための予防法を学ぶ講演会です。
    関西エリアは減圧症に対して無頓着というか、我関せずというか、DANジャパンのセミナーも集まりがイマイチです。
    そのへんはこの4コマ漫画「好っきやねん!カンサイくん vs お魚大好き!カントーくん」でもよくわかります。
    そんな中、わがサークルからは、とらさん、むーさん、私の3名が参加しました。

    冒頭は赤木さんから、ダイコンによってNDLが全然違うことがあること。
    古いダイコンはWindows95みたいなもの。
    パソコンは新しいものに買い替えをするが、ダイコンはいまだ古いタイプのものを使い続けている。

    続いて本題の今村さんの講義。
    最初のほうは物理や生理について基礎を復習してから、コンパートメント、ハーフタイム、M値など難しい話でしたが、
    シミュレータを使ったダイブプロフィールでいかに危ないダイビングをしているか検証していただいて
    目からウロコ。

    減圧症になる要因として、1.体質・体調、2.窒素蓄積過多、3.浮上速度違反
    があり、とくに2と3について詳しく教えていただきました。

    減圧症罹患者の60%が平均水深15m以上かつ潜水時間45分以上
    こんなのたいがいのダイバーがやっちゃってるよね。
    減圧症になるか、ならないか、そんな綱渡りダイビングはコワイ。

    大変ためになる講演会でした。