インナーネック付きウェットスーツ
水中での防寒といえば、ウェットスーツにフードベストやラッシュガードが主流ですが、
今回はその機能をウェットスーツに組み込んじゃえ的なウェットスーツです。
もともと、サーフィン業界ではセミドライとしてごく当たり前の製品です。
──ダイビングのセミドライは防水ファスナーを使用した高額なスーツとは形態が異なります。──
ウェットスーツはファスナーから本来海水が侵入してきますがそれをスーツに留めて体温を温存するのが目的ですが、
それを最小限にするためにインナーを中に着ていますよね。
このインナーネックは最初からウェットスーツの背面(バックファスナーの根本あたりにインナーネックが張り付いていて先にそれを着込んでからファスナーを閉める方式です。
なのでファスナー越しに直接海水が肌に当たらない構造になっているため、保温効果抜群です。
水温18℃の海にこれを着て潜る際、エコカイロをスーツ内に入れて潜ったのですが、全く海水が入らずカイロで低温やけどしたほど。
カイロのあまりの熱さに首から海水を入れました。
では、このウェットとインナーを別に着るウェットスーツとの違いは何か?
ハッキリ言って、C/P(コストパフォーマンス)です。
ダイビング用ウェットスーツ数万円+フードベスト8,000円程度 > インナーネック付きウェットスーツ数万円
別途購入のインナーの分だけ金額が嵩んでいます。
唯一の欠点と言うと、陸上でネックインナーを着たままだと首が圧迫されるのでダイビングの直前に着ることをオススメします。
ただ、ダイビング用のウェットスーツ屋さんでは販売しておりません。
(こんな良い製品販売したらよいのですが、)
サーフィンショップでのみ購入可能です。
私の場合、既製品を購入しているので3万円弱(フルオーダーでも6万円前後)
※fourthエレメントから同機能付きのプロテウスというウェットスーツが販売されていましたが、現在は社名変更に伴い販売終了しているようです。