サークルの解散について

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ダイバーズ・ハイは2025年9月10日をもって解散します。


きっかけは腰椎骨折から

腰椎骨折私、ひではるはサークル結成20周年を迎えようとする2か月前に酒席で酔っぱらって階段から転落、
運悪く階下においてあった鉄製の傘立てに腰を強打し、第1~3腰椎の棘状突起を剥離骨折しました。
整形外科の先生曰く「骨が元通りに引っ付くことないから痛みが徐々に無くなっていくのを待つしかない。」
今まで骨折などしたことがない私にとって、トイレをするにも儘ならない、なかでの毎週のツアーを敢行。
そうこうするうちに左目上にチクチクする痛みと腫れがありましたが、めばちこ(麦粒腫)かと思い、柘植の櫛がなかったので軽くあぶった割り箸でその患部に押し当てたらブッチと破裂。
コレで治るかと思いきやチクチク感がさらに続いたため、皮膚科に受診。
そこで帯状疱疹との診断。
医師より「本来であれば即入院でしたが、患部が破裂してしまっているので、遅きに失した。」
「あと左目付近に症状が出ているので視神経に影響があるやも知れないので眼科で診察受けてください。」
そのあと眼科に診察してもらったところ、その時は異常なしでした^^;
しかし、それから2週間後には目の前を黒いものがチラチラしたので改めて眼科に行くと。
眼科医「加齢による飛蚊症です。治療の施しようがなく、これからは慣れていくしかない。」
。。。_| ̄|○
こんな身体でサークル続けられるのか?と思っていた頃でした。
弱り目には祟り目とはこのこと、弊サークルのツアーを手伝ってもらっていた人物が最初の約束を反故にして勝手に嘘を吹聴したり、
信用していたスタッフさえ翻意をして私の批判を始めサークルを分断する事態に発展──その方々には辞めてもらいました。
このことで一時、人間不信に陥りました。
しかし、サークルを頼って潜りに来てくれる人たちにダイビングをする機会を提供しなければ、という想いでサークル活動を続けてきました。



ダイバー曳行できない

それから2年後、あるツアーでトラブルが発生。
トライアルの方がお一人参加されました。
その際、「先月に串本に行きました。」と聞いていたので普通に問題ないだろうと高を括っていました。
ところが1本目エントリーするなり、「怖い」と訴えたため久しぶりの海で緊張したんだろうと無理はさせずリタイヤさせました。
2本目までの間緊張を解そうと積極的に会話をしてじゅうぶん行けそうな雰囲気でした。
2本目に出港して間もなく、一緒に参加されていた人がブーツを履き忘れていたため、私のフルフットフィンをお貸ししてその方のストラップフィンを履くことになりました。
──無理して泳がなければ、ストラップフィンに素足でもフィンキックできる自信はありました。
ところが、 トライアルの人といっしょにエントリーしてところ、
その方がパニックになり、いきなり私に抱きついてこられて落ち着かせることもできず、辛うじて浮力を確保するのがやっと。
抱き疲れたままの状態ではダイバー曳行することもできず。
水面では素足にブカブカのストラップフィンでは泳力は全くなし。
水面が少し流れていたのもあり、徐々にボートから離れていく始末。
なす術もなく流されていくのを船長が気づいてくれてブイを外してむかえに来てくれて助かりました。
譬え自分のフィンではなかったものの、ダイバー曳行する自信がなくなりました。
加齢による体力の減退を身に染みてわかりました。



解散する時期を模索

2018年のスタッフミーティングの際、上記の話顛末を話したうえで
「形あるものは何時か無くなるけれども自然消滅ではなく、有終の美で終わりたい。
せっかく20周年を越えたのだから、30周年を目途に解散したい。」と提案。
──まだ40代でダイバー曳行をする体力はありますが、60歳までできるか?それならその手前の30周年あたりが妥当ではないか?──
サークル解散日:2025年9月10日(結成日:1995年9月10日)
参加された スタッフ全員から賛同いただけました。
ただ、30周年までまだ7年もあるため公言はせず、メンバーにだけそっとお知らせすることにしました。
そして29周年目をむかえた正月に公にしました。



解散後について

解散を発表した時点からメンバーから「サークルなき後も今までどおり連れて行ってほしい。」との要望を多数受けました。
私自身ダイビングからリタイヤするわけではないので、解散後、どのようにしてダイビングに携わっていくか?思案しております。
解散後について一部のメンバーにこれからの構想の端端をお話しておりますが、完全会員制ダイビングクラブにしたいと思います。
今までのようにトライアルで受け入れることはしません。
 
これまでサークル代表として設立以来、気軽に潜れる環境づくりに拘りすぎて自ら個人的な負荷*1を課して孤軍奮闘してまいりましたが、
今後は"With No Strain"をコンセプトにやっていきたいと思っております。
今までにメンバーになった人はスキル、性格等、私が把握しているので大丈夫ですが、見ず知らずの方は受入しない方針です。

*1:おもに、トライアルのリスク管理に伴う肉体的負担、レンタル器材保管倉庫の賃料やダイビングフィーや交通費の過小請求による経済的負担、WEB管理等の煩雑業務の時間的負担などがあります。